サウジアラビアで犬と暮らす

サウジアラビアで犬と暮らす

2015年11月からサウジアラビアで暮らし始めました。
→2021年7月本帰国しました。

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本帰国に伴う引越し関連の後処理がやっと終わりました。

昨年8月に発送、9月に受け取った荷物に傷がついていた件です。


日本側の業者さんが帰る前に気付き、その場で申告。

保険会社からの保険金の値下げ交渉に同意。

値下げ交渉後、一度だけ連絡が取れたけど、その後何も動きがなく2ヶ月後くらいに問い合わせの連絡をしたら返信がなく。

そのまま9ヶ月くらい何もないまま過ぎました。

(9ヶ月の間、2〜3回くらいメールを送ったけど返信はなく。)

このままなかった事にされるんだろうなぁと諦め&忘れかけてました。

それが、突然の入金。

荷物を受け取って&保険を申請した一年後の出来事で驚きました。

むしろ、何があったのか気になります。


最終的にはなんとかなってしまうのがサウジあるあるだけど、それを今になって体験するとは思わなかったのでびっくり😅


船便で届いた荷物(12月)。


航空便は段ボールがラップされてました(9月到着)。


引越し用の段ボールが、日本では使わない超巨大サイズ😅

一箱の重さもかなりあって、航空便の一番重い箱が60kgでした。

改めて箱の写真を見ると、潰れも大きな汚れもない綺麗な状態で届いたことが分かります。


昨年8月にサウジから送った引越し荷物。

航空便は1ヶ月くらい、船便は3〜4ヶ月で到着しました。

 

パッキングは私の本帰国後だったので、荷物が届くまでどのような状態なのか想像できず。

届いてみたら、大きな段ボールに荷物が投げ入れられてました。

重量が分散するように、あちこちの部屋からいろいろな物が一つの箱に混在して。


衣類は紙で簡単に包んで、本や靴・小物などの壊れなさそうな物はそのまま入れて。

丁寧に扱うようにとその場で口頭で伝えた物は潰して他の荷物に挟んで洗濯かごに入れられてました(←形崩れしないよう中に物を入れていたのにも関わらず)。

↓なんと、この状態で段ボールに入れられてました。。


食器類は割れないようエアーパッキンもしくは紙で包んであり、到着時に壊れていたのはプラスチック製品が一つ。

 

私が本帰国する前に、航空便で送る物・船便で送るものを分け、作業する人が分かりやすいようにと旦那がポストイットを貼ってました。

航空便はピンクの紙に「Air」、船便は水色の紙に「Sea」と書き、箱に入っている物は箱に紙を貼り、箱がない物は分けて置き、そこに紙を貼り。

そこまでやったけど、到着した荷物は航空便・船便が混在しての到着。

 

潰されてパッキングされていた物は当然傷がついていたので、日本側の引越しスタッフにその場で申告。

保険に入っていたので必要なやりとりを行い、保険金を申請。

その後、保険金の値下げを提示され、早く終わらせたかったので了承しました。

保険金振り込みの遅滞があったので、連絡をしたら「○○営業日以内に処理するから、待っててね」と。

その日数を過ぎても振込はなく、何度か連絡をしましたが返信はありませんでした。

 

荷物は、心配していたカビの被害は一切なかったのに、想像していなかった問題がいくつかありました。

上述した荷物の混在、扱いの悪さ、そして荷物の紛失。

なくなったのは、レイバンの偏光サングラスが二つ。

男性でも使えるデザインだったので、現地で有効利用されていそうです。

 

最近聞いた話では、私よりも前に引越しをした人は荷物が全てなくなり、自分達でスーツケースに入れて運んだ物だけが手元に残ったそうです。

前の記事でペットの輸出に関するルールが変わったと書きましたが、その後の友人とのやり取りで判明しました。

 

なんと、受入れ国によって手続きが変わるそうです。

・輸入国側独自の書式が必要な場合:有効期限が24時間

・サウジの書式:有効期限が1週間(〜10日?)

 

言われてみると、自分が手続きをしていた時にどこかで International format は有効期限が24時間と書いた紙が貼られているのを見た気がします。

 

友人は引越し先の国には独自の書式はなかったそうで、 KAUST の Government affairs でサウジの書式を貰ったとの事でした。

MEWA(環境・水資源・農業省)で発行されたという書類も、写真を見せて貰ったら私が貰った物とは全く違うものでした。

 

以前の記事に書いたと思いますが、MEWAのカーゴオフィス(Jeddah)はGoogle Mapで「SFDA, Jeddah」で検索すると大体の場所が出てきます。

(私がその場所を知った方法は、KAUSTでペットの輸出を行った人の投稿を掘り当てたからガーン)

 

 + + +

 

我が家が犬の輸出手続きを行ったのが7月で、友人は11月でした。

手続きを聞かれて覚えている限りで伝えたものの、途中なんだか既視感が。。

公的な正確な情報がなかったので、自分が持って行った書類や行った場所、門番さんに教えて貰った連絡先等、出来る限りの情報を伝えました。

それって、私がサウジで出会った「口伝」システムと一緒。。

何か知りたい時に誰かに聞くと「これを持ってあそこに行け。そうしたらこれが渡されるはずだ」と誰かの体験を元に教えてもらえるシステム。

公的な情報がないからとにかく知っている限りの事を伝えるしか出来ないという事が最近やっと理解できました。

サウジで「はっきりとした正確な事が分からない!」と困っていたのと同じような対応を自分も友人にする羽目に。。

それを特に感じたのが、友人がJeddahのMEWAのオフィスにペットの輸出手続きをしに行くと言っていた日。

建物の中に案内はなかったな、と当日思い出し、建物内の見取り図と行く順番(3部屋)を簡単に描いて送り、他の用事で連絡がつかなくなることも伝えて幸運を祈ってました。

とは言え、建物内に案内がなくても、誰かがアラビア語&ジェスチャーで助けてくれるので結局はなんとかなりますが。

(イスラム教だからなのかサウジだからなのか、皆助けてくれようとします。)

 

「口伝」システムで友人にあれこれ言った後、「これってサウジで慣れ親しんだやつだ!」と気づいた瞬間は驚愕でしたびっくり