BKP130鏡筒による縮小コリメート、完結! | さとしんの星日和

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古スコやB級品を使って星を楽しむブログです。

シュミットさんへ3月に注文して、3ヶ月も待っていたこの部品がやっと到着しました。そこで今日は、中断している以下の取り組みの続きを進めてまいりましょう。

 

 

 

 

 

BKP130接眼部アダプター

 

これはスカイウォッチャーの13cm反射、BKP130鏡筒用の接眼アダプターです。オリジナルのものは別用途に接着して潰してしまっているので、新たに追加パーツとして購入しました。

スカイウォッチャーの13cm反射は3種類ぐらいあって接眼部の穴サイズはそれぞれ異なるので、BKP130鏡筒は標準付属品となっているこのアダプターでないと対応ができません。

 

 

 

 

では早速、撮影アダプターに組付けてみましょう。

 

ビクセンの古いアイピースLV25mmを使って縮小コリメート撮影ができる様に改造した、NEEWERの拡大撮影アダプターの底部に取り付けました。

 

 

 

 

アイピースを中に入れてM52のステップリングを付けて完成です。

 

 

 

 

話は遡りますが、当初は以下の通りタカハシのLE30mmを使って撮影ができる様に、ビクセンの拡大撮影アダプターを改造して対応したのでした。

 

 

 

 

このアダプターの底部にオリジナルの接眼アダプターを使っています。その際、42Tのネジ山のかかりが少な過ぎて強い力をかけるとスポッ、と抜けることがあったので金属ボンドで接着して使い潰しにしたのです。

 

 

それで、LV25mm用の新たな撮影アダプターをこしらえる際に、接眼アダプターがもう一つ必要となったのでした。LV25mmの方はネジ山も十分余裕があるので、接眼アダプターの付け外しが可能となっています。

 

 

 

 

さて、機材説明はこの辺にして実写とまいりましょう。

 

そもそも当初はタカハシのLE30mmで進めていたのですが、BKP130はF5短焦点反射による低倍率の為なのか主点がなかなか出ず、またインゲン現象や視野の明るさムラが大きいのでビクセンのLV25mmに変えてみるといった経緯をたどっています。よって、その流れで撮影してみたいと思います。

 

 

まずはタカハシのLE30mmです。せっかくピントが出る様に撮影アダプターを改造したのに、周辺部が乱れて思ったほどきれいには撮れないのですが、写野範囲は大きいのでそれなりの写真となりました。

 

夏の星雲 M8干潟星雲とM20三裂星雲

スカイウォッチャーBKP130+タカハシLE30mm+ルミックスLX7/24mmF1.4

露出20秒 ISO1600 TS100追尾

合成FL463mm 合成F0.78

 

今後、この広い範囲の写野が活かせる対象に使ってまいります。

 

 

 

次は本命のビクセンLV25mmです。

 

夏の球状星団 M22

スカイウォッチャーBKP130+ビクセンLV25mm+ルミックスLX7/24mmF1.4

露出25秒 ISO1600 TS100追尾

合成FL556mm 合成F0.94

 

同じ場所を撮影しなかったので純粋な比較にならず恐縮ですが、LE30mmと比較して倍率が少し上がった分、安定した画像になっているのがお分かり頂けると思います。

BKP130鏡筒は基本的にこの組み合わせを常用したいと思います。

 

 

 

 

それでは、鏡筒を中古で購入してから約半年間にも渡る「BKP130短焦点反射の縮小コリメートを広くきれいに撮るには」の取り組みを、いったん終了とさせて頂きます。

 

 

今回も読んで頂いた皆様、いつもありがとうございます。(^^)