続、BKP130縮小コリメートへの取り組み | さとしんの星日和

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古スコやB級品を使って星を楽しむブログです。

興味の無い人には先日に輪をかけて面白くありません、宜しくお願いします。(^^)

 

 

 

先日、ビクセンの拡大撮影アダプターを切断して、主点が出易いタカハシLE30mmアイピースをBKP130鏡筒で使える様に改造したのですが、未だ天体における試写は出来ていません。

 

 

しかし昼間景色を撮影してみるともう一つフラットにならない感じなので、そもそも写真用でも無い一般の短焦点反射において30mmのアイピースでフラットに撮るのは無理があると思い、もう少し短いアイピースを使ってみようと思いました。

 

 

 

そこでネットでいろいろと情報収集してみると、ビクセンの25mmアイピースが割ときれいに撮れるとの記事を見つけたので、早速私もオークションサイトで探して中古アイピースを入手しました。

 

 

ビクセンの25mmアイピースで、現行のSLVからNLV、LVと3世代前まで遡った古いアイピースです。

 

ビクセンLV25mmアイピース

 

 

 

現行のSLVやNLVでは胴まわりが大きくアイカップが外せないので、この細身の古いLVタイプにしてみました。計算によると見掛け視界50度で倍率26倍、実視界は1.9度の視野で撮影できることになります。

 

 

 

 

比較的程度の良さそうなものにしましたので、接眼レンズもきれいです。

 

 

 

 

まずは手っ取り早く、冒頭の改造して作ったビクセンの拡大撮影アダプターに入れてみたところ・・・

 

 

うーん、やっぱりダメでした。

アイピースの背が低いのでLX7のレンズが寄り切れない状態です。残念ながらこのアダプターではLV25mmは使えません。

 

 

 

でも大丈夫、私にはコレがありました。

 

 

LE30mmのときにボツになったNEEWERの拡大撮影アダプターです。こいつの長すぎるスリーブをビクセンの時の様にまたもや切断して、長さを短くして使える様に改造することにしました。

 

 

 

今度はアルミと言えどもスリーブの肉厚が3mm近くあったので、パイプカッターでは切り切れず途中から金ノコを使ってギコギコと切断しました。切り口が粗いのでヤスリで仕上げます。

 

 

 

 

続いて、外スリーブも少し短くした方が良いので切り始めましたが、パイプカッターの力が凄いのでスリーブが変形してしまい、わずかなクリアランスしか無い内スリーブが入りにくくなってきたので途中で切るのを諦めました。この部分は切らなくても何とかなるでしょう。

 

 

 

 

一方、LV25mmアイピースは見口のゴムが外れると思ったら外れませんでした。ゴムを折り返したら外スリーブの42ネジ穴を貫通しなくなるので、止むを得ずこちらも切断することにしました。きれいに撮影する為には多少の犠牲は仕方が無いでしょう。

 

 

 

 

短くなった内スリーブに取り付けてみますと、細身のアイピースなのでぴったりと入り予定通りアイピースの上半分が露出しました。

 

 

 

 

このままではアイピースの止めネジが外スリーブと干渉するので、すり割り頭のM4のイモネジを購入して精密ドライバーで固定しました。外スリーブを切断していないので若干浮かせぎみの位置でアイピースを固定しますが、あまり上側に固定すると今度は望遠鏡とのピントが合わなくなるので注意が必要です。

 

 

 

 

鏡筒の接眼アダプターの42Tネジにねじ込んで外スリーブを被せて2本のネジで固定し、上部に42→52mmのステップリングをねじ込んで完成です。外スリーブを上下させるとアイピースの接眼レンズがうまく上部に露出して、主点を出せる様になっています。

 

 

 

 

LX7を接続しました。これでBKP130でLV25mmアイピースを使った縮小コリメート撮影が可能となります。今回もアダプターを切って改造しましたが、うまくいったのはNEEWERのアイピース固定位置でBKP130にてピントが出るのがポイントでした。

 

 

 

ただ、この鏡筒側のアダプターは工作用にDOB8用のものを付けていて、BKP130のものは先のLE30mmの改造で接着固定してしまって使えるものが無くなっている為、新たにシュミットに注文を掛けています。

これが今のところサイトロンに在庫が無く3ヶ月も納期がかかると言われているので、今回の取り組みは一旦ここで中断とします。

 

 

今回は結果が未だ出ない改造ばなしでしたが、わたくしのB級機材を使いながらもできるだけきれいに撮りたいという悪あがきを、広い心でご覧頂けたら幸いです。

 

 

 

 

 

それでは今回も最後までご覧頂いて誠にありがとうございました。(^^)