BKP130を使った縮小コリメート撮影に際して、ビクセンの拡大撮影アダプターを短く切断してLE30mmアイピースでもピントが合う様に改造したのですが、ドロチューブを一杯に繰り込んだところがピントの山なので、まだ追い込みが不十分な状態です。
未だ実際の星像で確認ができていない中で天文関係のネットを見ていると、アイピースとカメラの光路を平行光束にするアフォーカルのピント合わせの方法があることを知りました。
使うものは単眼鏡かファインダーがあれば簡単にできるということなので、以前買ったPIXYの単眼鏡6倍×18mmを出して来て試してみました。
PIXY 6倍×18mm単眼鏡
まず、試しに従来のピント合わせの方法で撮影します。
LE30mmアイピースを取り付けて、眼視でピント合わせをします。するとご覧の様にドロチューブを一杯に繰り込んだところで何とかぎりぎりピントが合います。
そして拡大撮影アダプターにLX7を取り付けて、いつものLX7によるコリメート撮影のピント位置0.3mの所にフォーカスを合わせて撮影しました。
BKP130+タカハシLE30mm+ルミックスLX7/24mmF1.4
はっきりとは分かりませんが、だいたいピントは合ってるのではないかと思います。
次にアフォーカル系を構成します。やりかたは簡単、アイピースの上から単眼鏡を使ってピント合わせを行います。
これで、アイピースを出てくる光束は平行になり、無限大に焦点があるとのことです。
この状態のまま眼視でアイピースを覗くとピンボケになっていて、この時のドロチューブの繰り込みには約5ミリの余裕があり、まだ焦点の追い込みが可能であることになります。
LX7を取り付けてピント合わせを行いますが、このときLX7のピントも無限大にします。LX7の無限大は無限大マークよりずっと手前の2mマークの付近にありますので、そこに合わせます。
それでは撮影します。
BKP130+タカハシLE30mm+ルミックスLX7/24mmF1.4
ピントが合っています。本当の理屈が分かっていないので不思議に感じますが、とにかく合っているのでこの方法でもピントを合わせられることが確認できました。
今回の情報はとっても有用でした、先人の知識共有に感謝です。
それでは今回もご覧頂いて誠にありがとうございました。(^^)