タカハシFC-76DCUを購入して眼視観望を楽しんでいますが、天体撮影も多彩に楽しむにはどうしたら良いか、どんなオプションがあるのか調べました。
すると・・・
・鏡筒バンド 14,300円 (鏡筒を赤道儀に固定)
・カメラ回転装置 13,200円 (カメラの角度を自由に変える)
・カメラマウント 13,200円 (カメラを鏡筒に取り付け)
・レデューサー 49,500円 (焦点距離を短く明るく)
・フラットナー 24,200円 (写野周辺まで良好な星像にする)
・CAリング 3,300円 (フラットナーの焦点調整)
・エクステンダー 35,200円 (焦点距離を長くして惑星を撮る)
以上、合計152,900円、鏡筒がもう1本買える金額となりました。さすがはタカハシ、やっぱりいつかはタカハシ(笑)
B級星オタのわたくしとしては、ここからいつものケチケチで参ります。
鏡筒バンドは、たまたま鏡筒径の同じであるスターベース80のバンドを既に流用していますのでタダ。次に、カメラ回転装置はサードパーティの同等品を購入しました。
MOREBLUE社のM56回転装置、8,000円です。
早速、接眼部に取り付けてみましょう。
アイピースホルダーの筒を外して。
カメラ回転装置を取り付けました。
次にカメラマウントの対応は、既に持っているケンコー42Tマウントと、これも既に持っている42→52のステップアップリングを使うのでタダ。
それらを接眼部の延長筒に取り付けます。光路は42→52へステップアップするのでケラれ等は出ませんでした。
最後にソニーNEX5のカメラボディを取り付け、回転装置を回して画角調整します。
以上で、最小限の支出にて直焦点の撮影準備を完了しました。(^^)
タカハシTS100赤道儀に乗せました。
47年前のタカハシと現在のタカハシによるご本家コンビです。
それでは、外に出てお月様から撮影開始です。
13日の月
タカハシFC-76DCU+ソニーNEX5 直焦点撮影
露出1/250秒 ISO400
570mmの短焦点とも言える焦点距離なので、月を小さめにトリミングしました。小さな像なのに写真に仕上げると大変良く写っています。月を直焦点する時はこれに2倍のテレプラスか、2倍のバローレンズも後日試してみようと思います。
次は星野に参りましょう。さきほどの月齢4の月が夜空にありますが、気にしません。
私の追尾撮影はTS100赤道儀によるノータッチガイドしかできないので、極軸設定誤差と570mmの焦点距離を考えて、ISO3200、露出を60秒前後にしました。
おとめ座 M104 ソンブレロ小宇宙
タカハシFC-76DCU+ソニーNEX5 F7.5直焦点撮影
露出73秒 ISO3200
F7.5の暗めの光学系と露出不足のせいか星像がとても鋭いです。この焦点距離と露出時間では、ガイドのズレもあまり目立たない様です。
しし座 M65、M66、NGC3628 三つ子銀河
タカハシFC-76DCU+ソニーNEX5 F7.5直焦点撮影
露出64秒 ISO3200
この望遠鏡のスポットダイアグラムを見ると、ノーマルでは周辺像がかなり悪化する様な印象を受けましたが、実際はご覧の通り周辺像は流れていますが我慢できない程では無く、私レベルの写真遊びにおいては十分楽しめると思いました。APS-Cの画角なのでマシなのかも知れません。よって、フラットナーとCAリングの購入はもう少し先で良さそうです。
今回はここまでですが今後は縮小コリメート撮影、バローレンズの惑星電子撮影など試してみて、支出の抑制に努めてゆきたいと思います。(笑)
それでは毎度閲覧頂いて、誠にありがとうございました。(^^)