やっと撮影できました、BK130とLE30mmで縮小コリメート | さとしんの星日和

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古スコやB級品を使って星を楽しむブログです。

先日来より拡大撮影アダプターを改造して準備していた縮小コリメート撮影を、星空撮影にてやっと実践することができました。

 

とにかくまずは、撮影画像をご覧頂きましょう。

 

 

 

りょうけん座 M3球状星団

スカイウォッチャーBKP130+タカハシLE30mm+ルミックスLX7/24mmF1.4

露出20秒 ISO1600 TS100追尾

 

視野円が半周ぼやけている点については残念ですが、ほぼ主点が出ていると思います。視野円がぼやけるのは、アイピースがネジ1本止めで偏芯している為なのでこれは仕方がありません。

SV32mmで課題だった明るさムラについては概ねフラットに撮れていて、周囲に円形の暗部も目立たないので期待通りの写真です。球状星団のM3は被写体としては小さくファインディングチャートの様な写真になりましたが、放射状やラジアル方向の星の乱れも少なくきれいに撮影することができています。

 

 

 

かに座 M67散開星団

撮影データは同上

 

かに座にある地味な散開星団ですが、写真に撮ってみると意外に微光星の多い写り映えのする星団でした。LE30mmはSV32mmと違って星像の乱れが少ないので落ち着いた写真になっています。

 

 

 

しし座 M65、M66、NGC3628小宇宙

撮影データは同上

 

しし座の三つ子銀河にはこの視野角では広過ぎて、不適切なのですが敢えて撮影してみました。広い視野円に小さな3つの小宇宙が寄りそう様子が印象的です。写真の背景も若干明るさムラが残りましたが十分許容範囲です。

 

 

 

以上、3つの異なるタイプの星雲星団を撮影した写真をご覧頂きました。低レベルな写真ながら、あれこれ試行錯誤して撮影できた写真ですので私としては大変満足です。

ただ、このタカハシLE30mmはとても安定した大人しい写りをするので、何だか物足りない感じも合わせてするのはどうしてでしょうか。アストロストリートのSV32mmの乱れた写真に対して天体撮影の迫力を感じてしまうのは不思議です。

 

 

もう少し、両方の作例を増やしてその辺のところを考えてみたいと思います。

 

 

 

 

 

それでは今回もご覧頂いて誠にありがとうございました。(^^)