この物語のタイトルはお話しの最後に ～プロローグ「透明なガラスの壁・前半」～
この物語のタイトルはお話しの最後に ～プロローグ「透明なガラスの壁・後半」～
この物語のタイトルはお話しの最後に ～恐れずに 目を逸らさずに～
この物語のタイトルはお話しの最後に ～手招きをする人「出会い」～
この物語のタイトルはお話しの最後に ～手招きをする人「興味」～
手招きをする人は
何があったか一瞬わからなかった
なぜ
なぜ 突き飛ばされたのだろう？
自分からこっちに来たのに
そして
そんなことをしておいて
まだこっちを見てる
凄く怖い顔をしてる
こっちの国は怖くなんかないよ！！！
何が何だかわからずに
ちょっと腹が立った
でも 気になる
ずっと見ている
呆然と立って
そのうち
隣の国の人の後ろに
なんかわからないけど
黒いもやもやしたものが見えた
なんだあれ？
その人も それを気にしてるようだ
よく見ると
見れば見るほど
なんか
怖い
すごく怖い
急に身震いが出た
「それ」 が 原因？
なんかわからないけど
こっちに来られないのは そのせい？
隣の国はなんか 奇妙な国だなあ
でも
変わらず見ている
気を取り直して とりあえず笑ってみた
わからないけど
わからないから
話そう
そうしてその
「境目」で
話す日常に
なった
続く