この物語のタイトルはお話しの最後に ～プロローグ「透明なガラスの壁・前半」～
この物語のタイトルはお話しの最後に ～プロローグ「透明なガラスの壁・後半」～
その壁を越えていくには
後ろに突き付けられる銃を
無くさなくちゃいけない
一歩 踏み込む前に
それを無くす
主人公は考えた
どうしたらこの銃を消せるのか
「どうしたら消せるでしょうか？」
物語の主人公は
穴の前に立つ
今迄 隣の国の方を向いていた
けれど逆に
その銃に自分を向けた
その銃を見つめる
目を逸らさずに
その銃を恐れずに
逃げずに 銃に向かっていった
そうしたら
銃が「引いた」
銃が後ずさる
主人公は
そのまま目を逸らさずに
銃に向かった
銃が目の前になった時
銃は消えた
銃が消えたとたんに
その透明な分厚いガラスの壁も
消えた
☆続く☆