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さっとんの読書感想文

タイトル通り、ワタクシ・さっとんの読書感想文。

『書評』よりも『読書感想文』。

そんな言葉の方がしっくりくる感じなのです。

時々映画の感想なども★

四日間の奇蹟 (宝島社文庫)/浅倉 卓弥

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お友達が貸してくれたので読みました。

繊細でナイーブな印象を受けました。



良心と本音との間の葛藤、呵責。

空の稜線、雲、景色の美しさの描写。

ピアノの旋律。

幸せとは何か。

人が生きる意味。

人が支えあうということ。

生かされているということ。

「それでも生きているのは、俺」 ということ。



幅広いテーマに、感銘を受けつつ、

終盤、解説にて、

これが、とある文学賞の新人賞受賞作と知って驚きました。

純文学系の新人賞は割りとチェックしているのですが、

正直、上手ですねと思っても、

ここまで気持ちを揺さぶるようなテーマを持った作品に

出会った事は無かったから。

この本を生み出した新人賞が設置された事の意義を知って、

ナルホド、と思ったのでありますが、そんな話は置いておいて。



とりあえず、泣いておきました。



美しい作品でした。

ベートーヴェンの『月光』が聞きたくなります。

映画化もされたようですね、機会があったら観てみたい、かな。



勝手に独断・五段階評価 ★★★★☆



ピアノにちなんで、

少し前に世間を騒がせた日本人ピアニスト・辻井伸行さんの演奏を、

動画サイトで見つけたのですが、

素人耳(一応ピアノは習っていたし受験もしたがw)にも、

鳥肌の立つような表現力で、感激しました。。。。。ラブラブ! スゲェ!!





恋文の技術/森見 登美彦
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春先には新刊と謳われていた本作も、


更なる新刊の発行を控え、最早『新刊』でもなくなりましたが。




「また腐れ大学生モノ」


という情報を、とある筋から仕入れ、


正直、モリミ氏の作品の大半は大学生モノというのもあって、

「またか」 と少々辟易しており、


それが、中々積極的に手に取るに到らなかった大きな理由。



加えて 『書簡形式小説』 って・・・意味がワカラン!!シラー




ですが、食わず嫌いはやっぱり良くないです。




モリミ氏は、近年の作家の中では大好きな作家サン。


私は、好きな作家をもっと信頼するべきである。



・・・面白かったです。


ケラケラ笑いながら読み進め、


後半など、もぅおなかが痛くなるんじゃないかと声を出して大笑い、


最後には、ちょっぴりキュンとして終わりました恋の矢




エロスより笑い要素の大きな作品ですが、


でも、扱われる題材は『恋』ですからね。


たとえ、わかりやすい性交描写などなくても、


恋の予感、もぅ、それだけで立派なエロスですアップ




作品の中身は、


とある一人の青年が多方面に当てた手紙から成り立っております。


手紙を送る相手が違えば、


同じ人間が書いた同じ出来事でも、違う文面になってしまうのが、まず面白い。


あくまで手紙。


とにかく手紙。


膨大な量の手紙から、主人公の青年や、


彼を取り巻く環境が自然と浮かびあってくるところも面白い。




今や、すっかりメールが発達してしまっておりますが、


かく言う私も、メールは苦手ですが、文通は好きだったなぁ。




小学生の頃に転校を経験。


前の小学校でのお友達に宛てて手紙を書くのも、


また、私のように転校して行ったお友達に宛てて手紙を書くのも、


それはそれは楽しい出来事でした。


もう少し大きくなると、


とある音楽情報誌(名前は伏せよう)の文通相手募集欄で


文通を募集したり、


もしくは募集している人に手紙を送った事もあるのは、


ここだけの秘密にしておくにしてもw



授業中にお友達にお手紙を飛ばしまくり、


試験前や受験シーズンには、


迷惑そうに煙たがられたこともありましたっけ(哀)しょぼん


壁に書いたメッセージから、


知らない同校の殿方と、文通のように言葉を交し合った事もありましたっけ。


(その後、本人を直接知り、がっかりすることになる)




電子文字ばかりでなく、時には肉筆の、


心の篭った文章を送るのも悪くないと思いますが、


ま、そんなことはしませんよ。






勝手に独断! 五段階評価: ★★★★★

(とにかくワロタので合格





私としては狸三部作の中篇が何よりも待ち遠しいのだが、


新作も楽しみですね音譜



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重力ピエロ (新潮文庫)/伊坂 幸太郎
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あじさい 絶 賛 映 画 化 公 開 中 虹



伊坂サンです。


個人的には好きでも嫌いでも無いのですが、


読書好きの友人達に薦められることが多いのと、


映画化公開も手伝って、


とりあえず読んでみました。


面白いと思いました。


ある予感を孕みながら、物語はどんどんと進んでゆきます。




特に後半は一気に読みました。


この著者氏、すごいと思います。


とても緻密なところまで、


丁寧に計算しながら描かれています、尊敬アップ


随所に鏤められた薀蓄やトリビアも興味深い。



近年の作家さんの中では、


安心して読む事が出来る作家さんだと思います。


ファンが多いことにも納得。


そういう理由で、オススメ度は ★★★★★ でいいと思います。




ただ、個人的には。


エロスがないとつまらん!!


私が伊坂作品を好きでも嫌いでもない理由もここにあるw




人生や社会に携わっている間に直面する様々なテーマが含まれており、


読書に対する純粋な愉しみは沢山詰まった作品、


だからこそ、


多くのファンの方々を生み出しているのだと思うのですが、


私が読書に求めるのは エロスなムード なので、


そういう面では物足りないw




なので、勝手に独断の五段階評価は ★★★☆☆

(メジャーなものに意味も無く反発してしまう私個人の偏った視点含まれるw)











ぃぇ、 おうち 家 のお引越ではありませんw




某SNSサイトの閉鎖・移行に当たり、


本や映画の感想は移行されず削除とのことでしたので、


慌ててコチラに引越作業をさせていただきました自転車




読んでくださった方や、


移行前にコメントして下さっていた皆様、


ありがとうございました。




作業にあたり、過去の自分の文章を読み、


顔から火が出そうな思いもありましたが、


自分が書いたのに、


自分が書いたものでないような、


でも、確かに自分で書いたものであるという・・・


過去の自分に気付かされる事も多く、


自己満足ではありますが、興味深い作業でした。




『日記』も自分の歴史を物語りますが、


こういった感想文にも、


そのときどきの自分の状況や心情が反映されており、


これもひとつの『人生史』なのだなぁ、と思いました。







今後も、かなり独りよがりの自己満足ではありますが、


読んだ本や、観た映画の感想など綴ってゆきたいと思います。







心を揺さぶる、素晴らしい作品に出逢えることを祈ってラブラブ



ハイドラ/金原 ひとみ
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(閉鎖ブログ 2008.1.18投稿記事より)





面白かったです。



九つの首を持つ龍を示すタイトルが顕すように、

「相手によって使い分ける、自分自身の様々な顔」

・・・というのが一つのテーマなのだけれども、

主人公はいわゆる“ヤンデレ”で、そこが深刻。

(ヤンデレの意味がわからない方はご自分で調べて下さい)



うら若き女性には特にあるんじゃないでしょうか、大なり小なり。



自分の恋人が理想とする像を追い求め過ぎたあまりに

本来持っていたはずの自分の核を見失ってしまうこと。



主人公はそんな自分に気がついていて、

しかも恋人の理想像がトンデモナイですからねぇ、

抜け出そうと懸命にもがくのです。



そのあたりの心理描写はとても面白かった。










が、しかし!!



この閉塞感・・・。



『ハイドラ』もそうだったけど、『蛇にピアス』の主人公もヤンデレ。

ヤンデレ一人称ブンガクは、正直疲れます。




なので、

金原ひとみはしばらく読まなくていいや

・・・というのが率直な感想なのです。




※現在視点※


心が平穏なときに再読してみませぅ。

・・・・・・今はまだ読めんな。