親の遺骨はどこに安置している?
葬祭カウンセラーでライターの橘 さつきです。さくら舎からノンフィクション『葬儀から壊れていく家族』を刊行しました。新しいノンフィクション家族論と言われています。是非、読んでみてください。さて、今日のお話は葬儀のあとでご遺骨はどこに安置している?数年前、取材で知ったのは、ある男性が葬儀の後で誰も住んでいない空き家になった実家に、母親の遺骨を安置しました。両親と妻の折り合いが悪く、自宅には連れて帰れないからだと。誰も住まなくなった家はすぐに朽ち果てていくもの。その家も人が住まなくなって5年。そんな家に仏様を連れて戻り、納骨まで安置されるのはあまりにも切ないと感じました。それから、興味をもち取材の度にいろいろな人に訊ねてみると、結構な割合で、そうしている人がいることがわかったのです。少子化で、きょうだいの役割もなくなりつつある現代で葬儀の後、親の遺骨をだれが連れて帰るのか?これがまたトラブルに!先に亡くなった親の場合は残された親が実家で納骨まで守っていることが多いようですが、その親が亡くなったときもやはり、誰も住んでいなくても実家に連れて帰るのだと。遺骨預かりの業者も増えている背景には葬儀の後で、遺骨の保管場所に困っている人が多いということですよね。家族がいても、そうなのかぁ~。なんだか切ないな~。身につまされる想いでした……。しかし、ある女性を取材して、私の考えは180度変わったのです。自分の旅逝く日を思い描いたとき死後、一番くつろげる場所はやはり自宅!それまで施設か病院で過ごすことになるのだろうから、遺骨になったら、自宅に帰してほしい!ひとりぼっちだって、へっちゃらよ!我が家に戻らせて!そんな風に思うようになりました!第二章「葬儀から壊れていく家族」「死んだら、何処へいけばいいの?」を是非、読んでみて!絶対ためになるとおもいます。間違っていると思っていたことでも、見方を変えると、別の景色が見えてきます!葬儀の後の遺骨の行先について、葬儀社で働く方に聞いて見ましたが、「ほとんどの方はお連れになりますよ」喪主がご遺骨を連れて帰る先までは葬儀社の人もご存知ないみたい。葬儀から壊れていく家族 | 橘さつき |本 | 通販 | Amazon楽天ブックス: 葬儀から壊れていく家族 - 橘さつき - 9784865814729 : 本絶縁家族 終焉のとき ―試される「家族」の絆 | 橘さつき |本 | 通販 | Amazon楽天ブックス: 絶縁家族 終焉のとき - 試される「家族」の絆 - 橘さつき - 9784865813234 : 本