税理士試験3年目編【1】 〜消費税法、再挑戦へ〜 | 40代の税理士試験 挑戦の記録

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2019年に税理士事務所に転職し、税理士資格取得に挑戦。

地獄のような試験勉強の日々の記録を残します。

2022年3月からのおはなしです。

 

 

この頃の状況はというと

2021年12月に初の税法挑戦となった消費税法に不合格

2022年3月に東亜大学院大学院に合格

 

バタバタとした年末年始を終えて、あっという間に本試験6か月前になっていました。

受験科目は前年同様、消費税法で攻めます。

 

ただ正直、前年の本試験後は勉強に集中できていませんでした。

理論はなあなあ。計算は大原のテキストを解くのみ。

 

 

完全な倦怠期です。

 

 

ただ、大学院の合格通知を受けて、やる気スイッチが入った気がします。

今回合格できれば、試験勉強をしなくてよくなる!ということが最大のモチベーションでした。

 

 

やるからには、前年と同じような勉強ではだめ。

前年の自分を超える必要がある!

 

 

知識のアップデートを図るため、さまざまな面で勉強方法を強化、工夫しました。

 

 

一つ目が理論暗記です。

 

 

前回は5月まで法人税の勉強も並行していたこともあり、消費税法の理論の暗記度は60%程度。

これを80~90%に上げようと思いました。

 

100%にすることが理想ですが、大原の消費税法の理論テキストは、消費税法由来ではない規定も網羅しています。

国税通則法の規定に沿って、消費税法はこのように対応しますよー、みたいなやつです。

 

 

こいつは、国税通則法の規定であり、消費税法の試験では出題されないはず!と腹をくくりました。

大原の先生も絶対に出ないとは言いませんが、優先度はかなり落ちる的なことを言っていたし。

 

苦行である理論を少しだけスリム化し、残りを計算問題の強化にあてました。

 

 

 

計算の強化ポイントは、ずばり時間短縮です。

 

前回の本試験で時間配分を盛大にミスしてしまったことで、梨汁ブシャーの状態になってしまいました。

 

 

今年の本試験こそは理想の時間配分を死守する必要があります。

 

 

大きく手を付けたのが仮計表作成の撤廃。

仮計表作成とは、問題文に散らばる数字を拾い、下書き用紙にまとめる作業です。

仮計表作成後に解答用紙に計算結果を転記します。

 

大原では仮計表の作成を推奨されました。

ただ、この仮計表作成は時間がかかる!

 

 

そこで、思い切って仮計表を作らないという戦略をとりました。

問題文から解答用紙への直接転記です。

 

こいつはコツが必要でした。

税理士試験はボールペンのみで、書き直しがかなり面倒。

何度も失敗しましたが、根気よく取り組みました。

 

ちなみに大原の経験者コースの講師は「経験者は時間が掛かる仮計表なんて作ってたらダメ」と。

最初からそう教えてくれよー。

 

 

あとは、電卓のラウンドセレクター機能(小数点以下切り捨て機能)の活用。

キーの上部にあるカチカチと横に動かせるレバーのやつです。

 

簿記1級を受験したときは、小数点以下の計算を省略すると最終値がズレてしまうことがあったため、この機能を毛嫌いしていました。

試験の最中にレバーをカチカチ動かすのは時間ロス+設定間違いにつながる恐れもあります。

 

 

ただ、消費税法の計算ではラウンドセレクターを使ったほうが時短できるっぽい。

 

電卓の説明書を読み直して、ラウンドセレクターをしっかりマスターしました。

 

 

 

この仮計表撤廃と電卓改革は効果てきめんで、慣れると10~15分は解答時間を短縮できるようになりました。

 

 

 

よし。これならいける。

去年と違って準備万端や。

 

 

 

あっという間に直前期になっていました。