税理士試験3年目編【2】 〜まだ伸びる!〜 | 40代の税理士試験 挑戦の記録

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2019年に税理士事務所に転職し、税理士資格取得に挑戦。

地獄のような試験勉強の日々の記録を残します。

3回目の税理士試験(消費税法は2回目)の直前期になりました。

2022年5月ごろのオハナシです。

 

 

8月の本試験まで残り3ヶ月。

このころは、前月に入学式を済ませた東亜大学院のオンライン授業や課題と並行しながら消費税法の勉強をする必要に迫られていました。

(東亜大学院のお話はまた改めて書きます)

 

 

理論暗記も大詰め。

税理士試験の勉強だけに集中したかったのですが、4年で税理士試験を終わらせる!という目標達成のためには致し方ないと必死でした。

 

 

 

このころ、大原の消費税法講座は、昨年同様に模試ラッシュが始まりました。

成績は前年よりちょっとだけ向上し、上位20〜30%前後。

大原の模試は上位30%以上が合格圏といわれていますので、なんとか合格圏内を死守していました。

 

理論暗記も計画通り進み、計算問題の時間短縮テクニックもモノにしてきました。

 

 

・・・このままいけば合格できるような気がする。

 

 

 

しかし、何が起こるか分からないのが税理士試験。

合格ラインぎりぎりの成績だったため、不測の事態が起きては対応できません。

(試験中に猛烈にうんこがしたくなるとか)

 

勉強が順調に進む一方、不安は日に日に大きくなっていました。

 

 

 

 

試験1〜2ヶ月前になりました。

このころの一番大きな悩みは、大原では未学習だけど、TAC生は学習済みの論点が出題されたらどうしよう、でした。

 

こればっかりは運と割り切ってよいのだろうか。

 

 

否!

TACの公開模試だけでも申し込んでおくべきだ!と急に思いつきました。

しかし、TACの公開模試はとっくに終わっています。

 

急いでメルカリをチェックすると、模試の問題と解答セットが1000円程度で出品されてる!

早速購入し解いてみます。

自己採点ですが、得点は上位10〜20%でした。

 

 

ホッと一安心。

 

と同時に大きな収穫を見つけました。

TACと大原の解答方法の違いです。

 

 

例えば、1年間で文房具(税込:計550万円)とお菓子(税込:計540万円)を売る商店があったとします。

納税義務の有無の判定のために税抜の売上を算定する際、大原方式では次のように解答します。

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①550万円×100/110=500万円

②540万円×100/108=500万円

③ ①+②=1000万円

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一方、TAC方式では次のように計算します。

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550万円×100/110+540万円×100/108=1000万円

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単純です。TAC方式は馬鹿丁寧な大原方式の式を一つにまとめただけです。

 

 

実際の納税義務の判定はもっと複雑です。

大原方式で解答を作ると10行以上の式を作ります。そして、その都度電卓を叩いて小計を出して、最後に小計を足していくという作業が生じます。

一方、TAC方式は見栄えは悪いですが、式は一つ。小計は出しません。

 

 

なんで今までこんな単純なことに気づかなかったんだろう。

TAC方式で解答するだけで納税義務判定の平均計算時間が約10分短縮されました。

うんこがしたくなっても、それを埋め合わせる時間ができた!

 

 

本試験直前にして、さらなる時短に成功しました。

同時に、ちょっとだけ大原に不信感が生まれましたが今さら文句を言っても仕方ありません。

 

 

このまま本試験を駆け抜けてやる。

 

確かな手応えを感じながら本試験を迎えるのでした。