税理士試験2年目編【7】 〜初の税法本試験〜 | 40代の税理士試験 挑戦の記録

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2019年に税理士事務所に転職し、税理士資格取得に挑戦。

地獄のような試験勉強の日々の記録を残します。

いよいよ税理士試験2回目の本試験当日となりました。

対戦相手は初めての税法となる消費税法です。

 

 

おそらくこの年からだったと思いますが、本試験前に0次試験が設けられました。

 

 

ずばり体温検査です。

 

 

世の中はコロナ真っ只中。

会場入り口の体温計で37度5分以上の熱があると、強制終了です。

 

 

体温測定はかなり緊張しました。

微熱があると1年の努力が水の泡となります。

こればっかりは流石に神頼みでした。

 

あんなにピリピリした雰囲気の体温測定もなかなかないと思います。

 

 

なんとかパス!よかた。

 

 

消費税法の受験会場は、前年に簿記論、財務諸表論を受験した場所と同じでした。

トイレの場所もばっちり。

あとは試験で力を出し切るだけです。

 

 

 

試験開始

 

 

まずは作戦通り、計算問題から取り掛かります。

計算問題は総合問題と個別問題の2問。

個別問題から終わらせていきます。

 

どれどれ。

 

・・・・・・・。

 

・・・・・・・???

 

 

これって居住用賃貸建物の税額調整だよね。

転用した場合と、譲渡した場合の両ケースが出題されてますけど。

 

大原の先生は「居住用賃貸建物の税額調整は令和2年改正で、実務で転用調整が必要になるのは令和4年から。つまり今年(令和3年)の本試験には転用調整は出ません!」って言い切ってたやん。

 

 

くそぉ。だましやがった。

転用調整のやり方ってどうだっけ?

 

 

かきかき。

 

 

いやちがうな。

 

 

かきかき。

 

うーん、こんな感じの解答なら理にかなっている気がする。

 

 

ふぅ。とりあえず解答用紙は埋めた。

どれ時間は・・・・。

 

 

 

!!!

 

 

30分も過ぎてる。時間使い過ぎや!

 

 

急いで総合問題に取り掛かります。

 

 

まずは鬼門の納税義務判定。

 

問題文を読むと、2期前の売り上げに飲食料品の譲渡に係るものが含まれています。

納税義務と軽減税率の合わせ技の問題です。

大原のテキストや模試ではなかったパターンです。

 

 

解き方は分かる。

分かるけど、ものすごく時間が掛かることも分かる。

 

うーん。どうしよう。

 

よし、気合で解いてまえ!

 

 

かきかきかきかき・・・。

 

 

ふぅ。こんなもんやろ。

どれどれ時間は・・・・。

 

 

 

!!!

 

 

1時間も過ぎてる。

まだ計算問題のメインも理論もノータッチなのに。

 

 

計算は飛ばしまくれ!!!

 

かきかきかきかきかき・・・・・・・。

 

計算終了!

残りはあと30分。

 

 

理論解くのに55〜60分は必要なのに、解き切れるはずがねぇ!

 

とりあえず知っていること書き殴れ!

1−1は理論のベタ書きや。白紙の解答用紙が3枚がある。

1枚目だけ埋めてしまえ

 

 

がりがりがりがり・・・。

 

 

1−2もベタ書き。

知っていること書きまくれ!

 

 

がりがりがりがり・・・。

 

あれ?何かおかしいぞ。

あ、1−2の答えを1−1の解答用紙の2枚目に書いてる。もう!

 

 

書き直している時間はねぇ!

 

申し訳ございません。この解答は1−2の解答です」と書いておけば採点者も分かるでしょ!よし!

 

 

1−3も概要だけ書く!

 

 

がりがりがりがり・・・。

 

 

理論はあと事例問題だけ!

残り10分!

心を燃やせ!

 

 

がりがりがりがり・・・。

 

 

 

終了です。

 

 

脇汗ぐっしょり。

 

 

理論は概要しか書けなかったけど、一応空欄はなし。

ほんと、じゃじゃ馬問題だったぜ。

 

 

達成感なのか、虚無感なのか説明し難い感情を抱いて帰路につくのでした。