税理士試験1年目編に区切りがついたところで、
結論を先にいうと「戦略によっては独学でもいける」と思います。
もちろんスクールを利用したほうが合格確率は上がるとは思います
根拠を書いていきます。
①難易度は同等
私自身が感じた簿記関連資格の難易度の比較です。
簿記論を難易度10とした場合、
簿記1級は難易度9
簿記2級は難易度2です。(
簿記2級から簿記1級へのステップアップはかなりの労力が必要で
それに比べ簿記1級から簿記論へのステップアップはさほど苦労し
なお、簿記1級は工業簿記と原価計算の学習が必要ですが、
工業簿記、原価計算が苦手な人にとっては、
商業簿記に至っては、試験範囲はほぼ一緒です。
簿記論には簿記1級と違い、
そのほか、
簿記1級合格者は、
②解答スピードは段違い
では、なぜ簿記論のほうが簿記1級より難易度が高いのか。
簿記論は超高速解答が求められるためです。
簿記1級(商業簿記・会計学)
私は簿記1級の受験当時、
総合問題(商業簿記) 60分
理論問題(会計学) 10分
個別問題(会計学) 20分
簿記1合格後、力試しに簿記論の過去問を解いてみました。
そのとき掛かった時間は次の通りです。
問1(個別問題×2) 40分
問2(個別問題×2) 40分
問3(総合問題) 90分
合計 170分
得点はボーダー近い点数をとることができました。ただ、
本試験ではこのボリュームを2時間で対応しなければなりません。
ひえー。
もし独学で簿記論に挑戦しようと考えるのであれば、
また過去問や模試を分析し、時間が掛かる問題を見極める力と、
自分なりの解答戦略をきちんと確立することができれば、
次にスクールで学習するメリットを考えようと思います。
①簿記論では高速解答が必要なことを教えてくれる
私が受講した大原に限れば、頑張って早く解きましょう!
ただ、解答スピードを上げるためのテクニックはあまり教えてくれません
私自身は、
簿記論に合格したときは大原には連絡しませんでしたが、
②演習が豊富
簿記論に関していえば、
大原では、本試験直前期となるGW付近からは毎週のように模試が
もちろん順位も出ます。
本試験形式の模試は、
PCのフォルダを整理していたら当時の模試結果が出てきたのです
つまり、受験者が1000人いたら710位です。
当然おしりに火が付きます。
当時は財務諸表論の理論暗記ばっかりしていましたが、
解答スピードを上げるためにも、模試での演習は有効です。
大原では問題ごとの正答率が公表されます。
受験者の30%未満しか正答できていない問題は難問です。
逆に受験者の70%
このような分析は、
まとめ。
独学を選択するメリットはスクール費用を節約できることぐらいだ
もし、お金に余裕があるならスクールで学習したほうが無難です。
だけど、簿記論単独で年間約20万円の出費は痛いですよね。
そのため、簿記1級合格者に限れば、模試が中心となる「
簿記論を含めすべての科目において言えることですが、
ほかの受験者のレベルを知ることはとても重要です。
もし、完全独学で臨もうと考えているなら、
ただ、