税理士試験1年目編【6】 〜合格圏内へ〜 | 40代の税理士試験 挑戦の記録

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2019年に税理士事務所に転職し、税理士資格取得に挑戦。

地獄のような試験勉強の日々の記録を残します。

総合問題対策として、試算表を使った解法はいたって単純です。

まず問題用紙の試算表のページを丁寧に破ります

たいてい試算表は1ページにまとめてあるので、これを下書き用紙とします。

 

 

次に問題を解きます。

 

例えば、「商品100円を掛けで販売した」と問題文にあれば、

試算表の借方の売掛金の欄の横に「+100」と直接書き、

貸方の売上の欄の横に「+100」と書きます。

 

逆に「商品100円の掛け販売を記帳したが、二重記載のミスだった」という問題文であれば、

売掛金の欄横は「△100」、売上の欄横も「△100」です。

 

試算表に記載のない勘定科目を書く必要があれば、試算表の下に自分で欄を作るだけです。

仕訳は切りません。T字勘定も作りません。

 

 

これですべての問題を解きます。

そして最後に試算表の数字と欄外にメモした数字を合算して、解答とします。

 

 

やっていることは仮計表の作成と似ていますが、

スピードが全然違います。

トータルで5~10分短縮できた気がします。

 

デメリットは、破いた試算表のページ裏に問題が書いてあった場合、

見落とす恐れがあるぐらいです。

 

 

ただ、これだけでは本試験レベルの問題を完答することはできません。

色々工夫をしましたが、まだまだ時間が足りません。

 

よし、逆転の発想や。

・・・ということで、完答は諦める戦略としました。

 

 

 

タイムマネージメント重視する戦略に切り替えることにしました。

 

簿記論の本試験は3問(小問2題+総合問題)構成です。

各問題に掛けてよい時間を小問は各25分、総合問題は55分に設定しました。

 

設定時間より早く終わる分には大歓迎むしろ早めに切り上げることを意識しました。

その代わり時間オーパーは絶対にNG。

 

あと、5分あれば完答できると思っても、

設定時間に到達すれば強制終了

次の問題に移ります。

 

総合問題では55分以内に収めるために、

特に時間が掛かかる特殊商品売買、有価証券、減価償却はあえて解かないようにしました。

 

 

この戦略だと、絶対に各問題最後まで解ききれません。

ただし、絶対に最後に15分以上の空き時間を作れます

ここで、解答戦略を固めるための脳内会議を開きます。

 

問1はあと5分で完答できそう

問2は計算が複雑だから時間がかかる割に正答できるか分からない

じゃあ、とりあえず問1に5分使って、残り時間は総合問題の未着手問題に全振りしよう

 

みたいな感じです。

 

 

この方法だと、

問1に時間をかけすぎて問3の簡単な問題を解けなかったー

みたいなミスを防ぐことができます。

 

そして標的を、時間をかけずに解答できる問題に絞るため、

得点力が上がり、かつ安定するようになりました。

 

 

GW後の模試の成績はさんざんでしたが、

本試験が近づくにつれ得点と順位はだんだんと安定してきました。

直前の模試では簿記論は上位20%前後、財務諸表論は上位30%前後に食い込むことが

できるようになってきました。

 

いずれも合格圏内です。