税理士試験1年目編【1】 〜受験科目を決める〜 | 40代の税理士試験 挑戦の記録

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2019年に税理士事務所に転職し、税理士資格取得に挑戦。

地獄のような試験勉強の日々の記録を残します。

とうとう簿記1級合格というプラチナチケットを手に入れました。

いよいよ本番の税理士試験です。

 

税理士試験は全11科目。

合格となるには、必須科目である会計科目「簿記論」「財務諸表論」の2科目と、

選択必須科目である「法人税法」「所得税法」のいずれか1科目以上を含む、

税法3科目の合計5科目に合格することが必要です。

科目合格制のため、一度合格した科目は死ぬまで有効となり、

1年に1科目ずつ合格を目指してもよいです。

この試験制度が、社会人でも取り組みやすい試験と認識されるゆえんだと思います。

 

当然、科目ごとに難易度が異なるため、

科目選択は慎重に行う必要があります。

 

簿記1級の受験経験を通して、独学と思い込みで痛い経験をしてきたので、

受験科目の選択はプロのアドバイスが必要だなーと思っていました。

 

私が簿記1級のスクールとして利用したプロ簿記には、

講師のほか、質問掲示板などでアドバイスをしてくれるアドバイザーという方がいます。

このアドバイザーの一人が、

簿記1級合格後、1年で簿記論、財務諸表論、消費税法の3科目に合格したスーパー受験生でした。

 

そのスーパー受験生に早速受験戦略について相談しました。

そこでいただいたアドバイスを要約すると、

 

1年で3科目受験は絶対やめておけ

 

でした。

 

スーパー受験生いわく、

会計科目の簿記論、財務諸表論は簿記1級に合格しているのであれば、1年で同時合格が狙える。

ただ、税法科目が鬼のように難しい。特に理論の暗記。

3科目受験をすると、税法科目に時間を取られすぎるので、簿記論、財務諸表論でこける可能性が高まる。

(スーパー受験生が)合格した簿記1級は6月の試験だったため、翌年8月の税理士試験まで1年まるまる勉強時間があった。(私は11月試験、1月発表だったため、税理士試験まで8か月しかありません)

それでも、自分が3科目合格できたのは運がよかっただけ。

とのことです。

 

心の奥では、自分も3科目に挑戦しようと企んでいましたが、

スーパー受験生のアドバイスのおかげで何とか踏みとどまることができました。

振り返ってみると、このアドバイスは本当に的確で、

1年目に3科目挑戦していたら全落ちという結果もあったかもしれません。

本試験前は、2科目受験しておいてよかったーと何度思ったことか。

 

やはり経験者の話を聞くことは重要です。

 

ということで、税理士試験1年目の受験科目は簿記論と財務諸表論に決めました。

まぁセオリー通りです。

 

ちなみにネット上では、

簿記1級に合格しているなら簿記論は独学でいける

という投稿を見かけます。

 

ただ、私は知っています。独学は危険だと。

そんな甘い言葉に乗らないぞと。

 

早速、1月開講の大原の通信講座に申し込みをしました。

 

ちなみに大原を選択した深い理由はありません。

やはり大手がよいだろう+TACより大原のほうが5科目合格者の数が多かった

というだけです。

 

 

簿記1級合格後からバタバタと慌ただしい日が続きましたが、

とにかくスタートラインにやっと立てたということです。

 

 

なお、簿記1級合格者は簿記論は独学でいけるかという点と、

税理士試験におけるスクールの選択については

折りよいところで自分が思うことを投稿したいと思います。