簿記1級に落ち続けていた当時は
簿記2級と同じ方法で勉強しているのになぜ!!
とその原因が分からずにいました。
当時を振り帰り、
①各論点の重要度が分からない
独学だと膨大な試験範囲の中でどの論点が重要項目で、
参考書は各論点を並列に解説するだけで
「この問題は本試験では解かなくてよいよ」
なんて書いてくれていないからです。
例えば特殊商品販売。1級序盤に登場する論点で、
割賦販売、委託販売、試用販売に一括法、
ただ、さすが1級ともいえる論点でやりがいがあります。
私が独学時代、一番時間を費やした論点かもしれません。
計算方法を忘れないため、毎日30分ほど特殊商品販売の復習をし
ちなみに簿記1級における特殊商品販売は捨て論点です。
本試験で解答をしようとすると多くの時間を割く必要があるため
最後に時間が余った場合のみ手を付けるというのが正攻法です。
が、独学だと誰も教えてくれません。。。
逆に1級の終盤に登場する論点に連結会計があります。(
1級では最重要論点ではないでしょうか。
にもかかわらず、
本試験直前に、
②本質が理解できない
独学の勉強法は、基本的に解法の暗記でした。
なぜこのような処理をするのかという理由なんて考えたことないで
うまく表現できているか分かりませんが、
映画の結末だけ見るようなものです(意味わかります?)
映画は結末に至るまでのストーリー(本質部分)が一番面白く、
結末だけ見た映画なんて、タイトルすらすぐ忘れると思います。
ということで、私は解法を覚えては忘れてを繰り返していました。
商業簿記、会計学では、
解法をすべて忘れていたこともありました。
悲惨なのは工業簿記でした。
基本であり本質ともいえる勘定連絡の重要性を分かっていなかった
どのようなケースで、どのような場面において、
たまたま自分が暗記した計算方法が問題の意図と合致したときは
25点中20点以上取ることができましたが、
そうでない場合は5点ほどしかとれません。
なぜ間違ったかも分からず、模範解答を再び暗記していました。
当時は、工業簿記はギャンブルみたいなもんだなーという認識でした。
また、
こんな問題みたことないから解けなくていいやってなります。
一方、
応用問題でも点をもぎ取って合格していきます。
改めて当時の状況を文章にすると、本当にダメダメ受験生ですね。
当時はそれなりに一生懸命やっていたつもりでしたが、、、
もちろん独学で1級に合格された方もたくさんいると思います。
おそらく、学習の質がとても洗練されているのではないでしょうか。
心から尊敬します。