お母さん、シッシッ
こんばんは!!喜多方市塩川町で、ぴありな音楽教室を主宰しています、鈴木です。
年中さんの生徒は、お母さんが大好きです。
お母さんにベッタリの時期もありました。(時々今も)
そんな時は、お母さんにも協力していただき、一緒にレッスンをしました。
ある時、レッスン中に、この生徒が、お母さんに「かまって~、ビーム」を出しました。
でも、その時、お母さんは書き物をしていて、そのビームに気付きませんでした。
そしたら、だだっ子になる事なく、レッスンに取り組み始めました。
その様子を見て思ったのです。
(ひょっとしたら、お母さんがいない方が、良いのかも?)
この後、お母さんとも話をして、子供だけのレッスンにしました。
子供だけとはいえ、一緒にピアノを習っているお兄ちゃんは近くにいます。
だから、一人ぼっちではないのですが、やっぱり、日によって、お母さんがいないとダメな時もあれば、大丈夫な時もあります。
そんな時は、出席表のシールを選んでいる間に、お母さんに小さく手で合図します。
(シッシッ)
お母さんは、これに気付くと、子供に気づかれないように、そっとドアを開けレッスン室から出ていきます。
言葉はなくとも、通じる二人だけの会話。
もちろん、この後に、お母さんがいない事に気付いて、大泣する事もあります。
「大丈夫、後から、お母さんがお迎えに来るから」
「なんで泣いてるの?」
「もう、お母さんがそばにいなくても、大丈夫でしょ」
なんて、絶対、言っちゃダメ!!
意識が、過去に行っちゃうから。
カードや、書く作業など、他の事に意識を向けたり、時にお兄ちゃんを巻き込んでレッスンする時もあります。
意識が前に向き始めたら、もう大丈夫。
その後は、楽しそうにレッスンしています。
お母さんがお迎えに来た時に、
「今は、お母さんにベッタリだけど、いつかは、この日を懐かしむ時が来るんだよ」
って、お話ししたら、
「『金よこせ』とか『あっちに行け』とか、そのうち、言われたりして」
なんて、笑ってましたけど、それはないと思います。
「お母さんが、大好き」っていうこの子たちの感情は、ずっと、変わらないはず!!私にはわかるのです。
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