本日の美術鑑賞は東京都現代美術館にて開催中の横尾忠則展へ。
■「GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?」 at MOT。
2021年7月17日(土)- 10月17日(日) 東京都現代美術館
「凄い!」という噂はあちらこちらで効いてたモノの、実際に体験してみると確かに質、量ともに圧巻、圧倒的で、腰抜けそうな楽しい美術展でした(笑
※今回の作品展は撮影禁止でしたので、主に広告・記事画像からの引用を使用しております。
純粋なのに邪悪、どうにも禍々しいのに何でか見てると清々しい気持ちにすらなる不思議…
時には純粋に、時には邪悪に見えるのは、ある意味で私自身の心を反射してそう感じるのかも?とかも考えてみたり…
コラージュなどの様々な技巧が使われてるのだけどきちんとわざとらしくない、というか、ちゃんと必要性あるトコまで落とし込んでるの凄いなぁ、と。
それにしても、絵画や写真などをモチーフに模写したり魔改造したり、とにかく何か楽しそう、実は俺もこういうのやってみたかったのよね、名画の模写とかって…模写なんだけどなんか全然違ゃう、みたいな…(笑
あと同じモチーフ、テーマを使って、延々と連作作るのも楽しそう!そういうのもありなのね!?みたいな、目から鱗的な…
デザイナー・イラストレータ時代の作品もしっかりと展示されてます。
そういえば、こちらの「毛皮のマリー」のちらし、主演のはずの美輪さん(当時は丸山?)の名前が無いのが謎なんですよね…
この赤いスペースがとっても良くて。
勿論個人的に「赤」という色が大好きな事は大きいけれど、思えば絵画展で「この空間はとことん赤を楽しむ場所!!」みたいなアプローチって、あまり見た事なかったような…
「描くことに飽きた」中から生み出されたという最新の作品群が意外と良かった、何か優しくて…(笑
「古典×現代2020」で観た時はイマイチピンとこなかった寒山拾得シリーズなんかも、一連の流れでみるとグッと良さみに近づけた感…
とにかく作品数が多いのでそれだけでも圧巻でした…
現代美術館というだけあって、箱自体も全体的に現代アートっぽいポストモダンな佇まいです。
今日の美術館メシはレストラン「100本のスプーン」でウクライナ風の白いビーフストロガノフを頂きました。
美味しいけれどちょびっと、みたいな感じじゃなく、ボリュームもしっかり目で大変満足…(笑
◆ブログランキング参加中!クリック頂ければ励みに…!