このご時世で気分も向かなかったんで基本スルーしてたパラリンピック開会式ですが、マリーさんになんかオモロイでぇ、と言われて、終盤だけチラ見。
観始めて5秒で「あー、なんか五輪のよりコッチのがえーやん！」となり、本日の再放送を録画、一日遅れですが鑑賞しましたよ（笑
金や人材が潤沢じゃなくても、有名人が出まくらなくても、、おバカなお偉いさんのテキトーな口出しがなくて、演出の柱がしっかりしていれば、それなり以上にいいモノができるんだなぁ、と本当に感心しました…（笑
衣装も可愛くて面白くてキャッチ―だったし、広すぎる会場もプロジェクションマッピングでしっかりフォローされてるし、挿入されるビデオも奇を衒いすぎてなくて良かったし、でもなんといっても障碍者の方のダンスとか凄く良かったです、本当に美しくて感動しました。
布袋さんの乗ってたデコトラの、「なんでデコトラやねん！」感もよかったですねぇ…（笑
ホンマ、やればできるやん、NIPPON…！
唯一ちょっと残念だったのがラスト、片翼の飛行機が飛べた理由がはっきりと描かれずに、ちょっと精神論的というか、やる気があれば何でもできる！みたいな終わり方になっちゃったトコくらいかしら？
ファンタジーなのはわかるんですけど、だからこそ「片翼の飛行機は普通のやり方では飛べない」という事実をどう克服するの？ってトコをスルーするのは、現実世界でハンデを克服して参加されてるパラアスリートの方に何か失礼なような気がしたんですよねぇ…
という訳で、せっかくなんでちょろっとプロット考えてみましたよ（笑
○その壱
仲間になった飛行機たちがハンデの翼の部分を支えて共に飛ぶ、友情努力勝利の王道パターン、ありがちで普通だけども、まぁわかりやすいし、前半で沢山出した飛行機たちを使いまわせて良いのでは？
○その弐
義足ならぬ義翼を作ってもらって飛ぶパターン。これも普通ですが、実際パラアスリートの多くは義足や車椅子を利用して参加する訳ですし、義翼のデザインのニュアンスでまた遊べそうなんで楽しそう。
○その参
どうしても自力で、っていうのであれば、片翼ちゃんの尾翼についていたプロペラ？を上にして、ヘリコプター（タケコプター？）の様にして飛ぶパターンとか…オレが演出ならこのくらい「なんやこれ？」感欲しくなっちゃうかも…（笑
とかなんとか書きましたが、まぁなんだかんだで五輪に比べてスッキリまとまっててとっても綺麗な開会式だった点は間違いないと思います。
五輪の開会式を「ペラペラでスカスカでバラバラな今の日本を表してるかも？」とか書きましたけど、パラの開会式はいい意味で今の日本の一面、クソ真面目で誠実で丁寧でちょっと面白くて、みたいな線を上手に表していたような気がします。
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