という訳で、個人的タイBL祭り復活第一弾として見直ししてた「SOTUS/ソータス」見終わりました!
見直し大会途中で「GMMTV EXHIBITION in JAPAN」を差しはさんだりもしたんで、何か必要以上に盛り上がってしまいましたよ!(笑
という訳で、感想いきま~す!
※当ブログの映画感想系記事は、基本的にモロネタバレは避ける方針で書いておりますが、感想上必要な範囲内で物語の核心に触れたり触れなかったりしますので、その辺ご了承の上お読みくださいませ。
『SOTUS/ソータス』
工学部に伝わる伝統の「ギア」を手に入れる為に新入生がクリアしなければいけない、超スパルタな軍隊式教育制度「SOTUS」。
鬼軍曹として恐れられていたソータスのリーダーであるヘッドワーガー・アーティットに対しても臆せず正面から正論を吐く正義漢の新入生・コングポップは、上級生から目を付けられ様々な無茶振りを課せらる。
どんな目にあっても立ち向い煽ってくるコングに煩わしさを禁じ得ないアーティットであったが、対立と対決の中から二人は思いもよらない特別な関係を築き上げてゆく…
この「SOTUS」は『 2gether 』と並び現在のタイBLブームを作った先駆けの作品であり、先駆けだけに、単なる恋愛ドラマだけではない設定やストーリー展開の面白みも群を抜いてる感のある秀作です。
序盤はとにかく「SOTUS」のシゴキシーンが延々と続くんで、しんどいと言えばしんどい展開ですよね、でも主人公のコングポップくんがちょっとトチ狂ってて面白いんで耐えられましたけど。
新入生代表のコングポップくんは本当に爽やかでいい奴なんですが、優等生のもつ狂気感をなかなか見事に体現してるキャラクターでとても面白いです、前に『 TharnType 』のタイプくんを「狂犬」と書きましたが、同じ狂犬系でも理知的な分、ある意味でコングの方がタチが悪いかも。
正義漢正論カウンター攻撃+センパイ大好き!押し押しアピ攻撃の合わせ技コンボで、そりゃアイウン!勘弁してくれよぉってなるわな感満載です。
展開的に当然この二人ができるのはわかりきってるんですが、この二人がどうやってできあがるんだろう?っていうのがなかなか見えてこない感じで、引き付けられちゃうんですよね。
ウザい「SOTUS」ネタは中盤でしっかり終って、後半はみっちり恋愛モードに突入するのも良い感じ。
コングの告白シーンの切ないこと、切ないこと…ホンマ泣く…
で、上手だなぁ、と思うのが、アーティットのぐちゃぐちゃと悩んじゃう昨日までノンケだった感も凄く説得力があるんですよねぇ、こういうすれ違いシーンは基本ウザくて早送りしたくなりがちなんですが、二人の思いと行動に説得力があるんで、何か観てられる感じ。
鬼軍曹にしては明らかにビジュアルが姫すぎるアイウンことアーティット先輩、コングの好き好き攻撃にドギマギしつつ、でも俺たちは男同士だしぃ、とうじうじグズグズ悩みまくった挙句、最終的に決めるべき所はガッツリ決めてくれるトコが男らしい!さすがは上級生、さすがはヘッドワーガー!(笑
最終盤ではツンデレの鑑ともいうべきデレデレっぷりを発動しまくってくれるトコも見所です、愛くるしいよ、アイウン…
最初期のBLドラマという事もあってか、ゲイカップルが主役カップルのみ、というのもスッキリわかりやすくて良いですね、この二人に全力投球で観てられる感じが。
ゲイどころか、ちゃんとできあがるのは他にノンケカップル一組(この二人も怪しい?)だけですしねぇ、むしろもうちょっとデキようよ、と思っちゃうくらい。
特にプレームパイセンとバスケボーイ・ワードくんの、完全に振りまくってたくせに結果何んもなしなの!?的寸止め感は凄まじい…(苦笑
あと、個人的には学園のスター・プレーパイリンちゃんの恋人が見たかったような…その辺、続編では何らかのフォローがあったりするのでしょうか…?
最終話で3年後、コング達がヘッドワーガーになった世代のシーンで〆た感じがとても良かっただけに、その時系列を描く続編の「SOTUS S」には期待しつつも、若干の不安もありつつ、で。
とか言いつつまぁ結局観るんですけどね、っていうかもう見始めてて、コングが寝てるアイウンを起こすシーンで既にぎゃぁあぁ!いきなりそこからかぁっ、てなってますけど…(苦笑
思えば、ファーストシーズンではキス止まりでしたもんねぇ、この二人…続編ではもうちょい大人っぽいシーンは増えて欲しいなぁ…(笑
あと、今作では個人的に好き顔だったのにモブ寄りに終わったティウくんが、どうやら続編では何か結構ピックアップされてるっぽい?ので、こちらもとても楽しみ…!
イイトコばっか書いたんで突っ込み要素も入れとくと、BLドラマ先駆けという事もあってか、ゲイ的ラブシーンは若干薄い目というかほぼないんで、そこを期待するとがっかりするかもです。
(少ない分、来た時のぉわぁあ!みたいなインパクト感は結構あるけども…笑)
あとやっぱシゴキシーンが許容できるどうか?でこの作品を楽しめるかどうかが決まっちゃう気がしますね、どうしても。
パイオニア的作品ではありますが、タイBLの最初の一本ではなく、他の何作か観てからソータスに来る、みたいな方がいいのかもしれません、何となく。
■【タイBL沼】GMMTV EXHIBITION in JAPAN
【初恋の思い出は?】
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