※当ブログの映画感想系記事は、基本的にモロネタバレは避ける方針で書いておりますが、感想上必要な範囲内で物語の核心に触れたり触れなかったりしますので、その辺ご了承の上お読みくださいませ。
という訳で、TSUTAYAレンタル映画からあの大ヒット作を紹介。
個人的に新海監督のアニメって、悪くないんだけどもうチョイ欲しい、感のある事が多くて。
そういう意味で前作「君の名は。」は、メガヒットもした事だしで結構な期待を込めて観た訳ですが、序盤のあまりに「転校生」な展開に、「これ、どういう心持で観ればいいんだ？」感でドキドキだったんですけど、結果、ストーリーの主軸はしっかり別なトコに置かれてて、SFファンタジーとしてなかなかの佳作かな、と…
ただエンディングへ向かう〆の流れにどうにも乗りきれなくて、オレの中での超秀作にはなりきれなかった感じ？
『 天気の子 』 新海誠監督
上映中ずっと一応観に行こうかなぁ…行っとくべきかなぁ、…とか散々思いつつ、結局は行きそびれて今回のレンタル視聴、という羽目に落ち着きましたよ（苦笑
家出少年で漫喫難民の主人公が、親を失い生活苦に陥り風俗始めようか、という少女と出会ってのアレコレ、みたいな、むしろ｢万引き家族｣くらいのハード目設定なんですけど、そういう意味でのキャラの重量感があまりにもない…
必ずしも家出の理由を細かく描く必要はないのだけど、軍資金が枯渇してもなお故郷に帰りたくない家出少年が醸し出す最低限のトラウマ感、みたいなのがあまりに全然表現されてなくって、彼のどこに心の焦点を合わせて良いのかわからない感じ？
で、主人公に限らず、全体的にそのふわっとした造りのキャラクターが、緻密でキレイだけど臭いの全然ない背景の中でふわふわ動く、的な感じのまま終始物語が進んで行くので、どうにも入りきれない…
降り続ける雨、そこに現れた究極の晴れ女、そして天気を司る巫女の伝説…設定やストーリー展開は魅力的なトコもあるんですけどね…
で、クライマックスで主人公がする個人のエゴを世界平和に優先させる決断は、勿論この作品のキモな訳ですが。
それだけに、主人公がぶっ壊した後の世界の崩壊っぷりが微妙に中途半端で、画竜点睛に欠いた感が否めないですね…
ズタボロ暗黒世界の中で、唯一光輝くのはヒロインの笑顔だけ、みたいな見せ方にしないと、凄まじいまでの主人公の決断が、軽くてヌルい、しょーもないモノになりさがってしまうんじゃないか？これでいいのか？感というか…
という感じで、最後がキュッ！と閉まっていればまた変わっていたかもしれませんが、序盤に感じたふわっとした感じが最後まで拭いきれなかった印象で、間のお話は良い部分もあっただけに、個人的悪くないけどもうチョイ欲しい記録がまた更新か？…最終的には、相性の問題かもしれません。
ふわっと薄綺麗な作品が好みの方には、これはこれでいいんでしょう。
そういえば、止まない雨の設定が、知る人ぞ知るしりあがり寿氏の名作漫画作品｢方舟｣に類似しているとの指摘もありますが、この両作品、内容的にはいろんな意味で、何もかもが対照的だと思います。
「美とは何か？」などと考えつつ、両作品を比べつつ嗜むのも乙かもしれません…（笑
■オレ的映画TOP10 year end chart 2019 第１位
【おすすめのエコバッグ教えて！】
むしろ教えて頂きたいですね、前々からチャリ用の機能的なリュック型エコバックが欲しいと思ってました。
いつか買おう！と思ってた、フレームに巻いて収納できるドッペルギャンガーのバイシクルエコリュックが、いつの間にやら販売終了になっちまってたんで、結局買いそびれたままなんですよね…
最初から買い物が目的の場合はいつものメッセンジャーバックやチャリ用バックパックがあるんで、ぶらりと出かけた時に、サドルバックに常時収納できるようなコンパクトなの、みたいに考えてるんですが、なかなか良いのがなくって。
最近ではもお、近場のコンビニレベルでは袋をハンドルに引掛けて帰っちゃうようになっちゃって（コレ、厳密には法律違反なんでダメなんですけど…）、ますます買う機会を無くしちゃった感なんですけどね…（苦笑
ちょい気になってるのがこの notabag シリーズなんだけど、ちょいお高い目なのとリュック状態の機能性がどうなのかな？感があって保留中…
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