【戦争体験談、聞いたことある?】
オレら世代だと、先の第二次世界大戦時、祖父母世代はバリバリ現役でしたので、色々聞いたことがあります。
祖父は出兵して支那(中国という意味の支那なのか、もっと南のインドシナの事なのかは不明)に派遣されていたそうなんですが、やはり辛い思い出だったようで、自分からはあまり戦争の話はしませんでしたね。
補給部隊だったんで戦闘というよりほぼほぼ銃を捨てて逃げ続けており(銃はすごく重いのでとてもじゃないが持っていけなかったとの事)、ジャングルで食べるものが無いんで仕方なくヘビを獲って食べてたのだとか。補給部隊がヘビ捕まえて喰ってんですからね、当時の戦況が伺えますね…(汗
ふと「じいちゃんは人殺した事あるのか?」と思った事もありましたが、子供心にもさすがに怖くて聞けませんでした。でも、戦争ってそういう事なんですよね…
祖母には残された方の銃後の戦争話をよく聞きましたが、大阪で普通に地下鉄を降りて地上に出てみると、空襲で街がごうごうと燃えさかっていた、という話が子供心にも凄く強烈で印象的でしたね。
母などは完全に戦後生まれだったんですが、瀬戸内海の田舎だったのもあってか、上空に飛行機がやってくると林の中に隠れてた記憶がある、と聞きました。
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ツイッターで「敗戦記念日」というワードを見かけて、ああ、そういえばそうだよなぁ…と、改めて思いました。
「敗戦」を「終戦」と言い繕い誤魔化し続けて75年、な~にが自虐史観だよ!?っていうのはありますね…(苦笑
個人的には、勝てもしない侵略戦争(十五年戦争)をしかけた開戦責任は勿論大きいのですが、やはり無謀に無謀を重ねて世界大戦に突入した挙句、けちょんけちょんにしてやられて、我々を負け組国民に貶めた敗戦責任の方も同じく大きいと思います。
日本人は歴史的に、日本海海戦や真珠湾攻撃など戦術レベルで勝つのはそこそこ得意ですが、それこそ地球儀を俯瞰して(苦笑)戦略構想を練る、みたいなのは基本的に下手糞ですからねぇ…
防衛力や防衛戦争は必要、というのはわかりますが、防衛戦争だって勝たなきゃ意味ないんですよ?
なまじ防衛戦争起こしたが為に、戦闘を回避して降伏するより酷い状況になる事だって全然普通にあり得るんです。
憲法9条だけで国は守れない、と言いますが、だったら9条変えた所でちゃんと守れる保証はどこにあるんですか?
仮想敵国としてよくラインナップされる中国やロシアは核保有国ですよ?
生ヌルい事言ってると、核弾頭相手に通常兵器で突っ込まされる羽目に陥りますよ(苦笑、ここはB29に竹槍で突っ込めとか、片道燃料の戦闘機や魚雷に兵士積んで特効自爆テロさせた前科がある国なんですよ、いやマジで…(汗
現代において核武装抜きで防衛論語ろう、っていうのが、そもそも脳内お花畑論でしょう。
だったら日本も核武装する?
っていうか、自民党政権がアメリカ様説得していつか核武装できると本気で思います?
正直、戦後史上一番それっぽい可能性があるっぽかった安倍・トランプラインですら議題の隅っこにも乗せられてない、という現状を受け止めましょう、現実としてそんなことは全く無理なんでしょうよ。
あの戦争を始めてなければハルノートを受け入れて日本は欧米の植民地になっていた、とか言いますが、戦後75年経っても核武装どころか日米地位協定の改定すら議論されないこの現状を鑑みて、今の状況が全く植民地的ではない、と本当に言い切れるんでしょうか?
本当にあの戦争は意味があったのか?
わが国だけでも300万人以上、失った人命に値するだけの成果は本当にあったんでしょうか?
みたいな事を、真面目に考えたりしてみてもいいのかもしれませんね、年に一日くらいは。