【プロレス、生でみたことある?】
私は昔からプロレスの薄く脂の乗った筋肉ってまぁまぁなんですよね、こっちの業界用語ではガチムチって言って、結構人気のスタイルなんですけど。
薄く脂の乗った筋肉でも水泳の筋肉は好きなんですけど、逆三で腰もキュッとくびれてて。
プロレスでも、若くてまだ強く無いような選手は好みのしゅっとしたいい身体だったりするんですけどね。あるいはアマチュアレスリング。
とはいえ、最近は割と何でも良くなってきて(笑、プロレスラーのカラダもエロいなぁ、と思うようになってきました(笑
本格的な試合は見たことありませんが、毎年さるフェスでレスラーのリアル肉体は拝ませていただいております…
で、今日は映画「よこがお」を観に新宿に。
深田晃司監督&筒井真理子といえば、カンヌ「ある視点」部門受賞された『淵に立つ』の名コンビだったので見ない訳にはいかないかな、と。
結果、とても良い映画でした。
100点満点中200点!とか1万点!!とかいう類じゃなく、きっちりと100点を叩き出してきた感じ。
最初に婆さんが煙草を吸うシーンがあるんですが、このシーンの凄みだけで「この映画観に来た価値あったかも」と思いましたよ(笑
そういうひとつひとつの絵面の良さもありつつ、きっちりと練りこまれたシナリオを楽しませてくれるのはさすが感。これだけ説明的ではないにも関わらず、きちんと筋が入ってくるのは凄いなぁ、と。
その筋もエグい、一人も殺さず、犯すわけでもないのに人間一人の人生をぶち壊す脚本の手練手管。
それなのに、誰一人極悪人ではないのよね、結果、悪い事はするのだけど…ここん所が「淵に立つ」とは決定的に違ってて、逆に凄みを増してるような気がする。
筒井さんは凄く上手い演技、というより、演技じゃなく、もう初めっからそういう人に見える感じ。
序盤、使用前、使用後の主人公が入れ違いに出るシーンが続くんですけど、その変化感が凄い!
その変化感を生かして、不安感や好奇心を煽る構成も凄いなぁ、と思いますけど。
市川実日子、池松壮亮の二人も、失敗すると説得力亡くなりそうなキャラをしっかり演じてて、さすが感ありました。
あと、須藤蓮くんが可愛らしかったです。
芸術もエンターティンメントもそれぞれに良さがあって、私は両方好きなのですけど、この作品はその二つの要素を絶妙にミックスした感じがあると思います。
ハリウッドアニメの「スパイダーバース」がエンタメを昇華させてアートに寄った作品だとすれば、この作品は芸術にある意味甘えずに突き詰めた結果、エンタメとしても楽しめる感じ?
ありそうなのになかなか出会えなかったバランスの作品で、色々考えさせられました。
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