仕事中で遅くなりました、スミマセン!
仕事の影響ももちろんなのですが、あまりの鬼試合っぷりに気力も果て切れ、絵もブログも書き切れなかった、というのもありました…
という訳で、世界フィギュア最終日・男子FS決着。
SP首位のネイサンまで13点という大きな点差で迎えたFS、羽生選手の演技はまさに五輪王者らしい、素晴らしいものでした。
決して絶好調とは言えないコンディションの中、二本目4Sのミスと、ステップのランク取りこぼしはあったものの、他の要素は全て気迫の完成度で決めきって、現状ではほぼ120%の名演技中の名演技。
4Sの、あの意地でもこれ以上のミスには持っていかない感がまさにユヅ、鬼ユヅ降臨の鬼演技でした!
得点も今季最高の300点を超えて一縷の希望をつなぎましたが、今回のネイサンは凄すぎた…
一本目の4Lz、そして二本目の4Fを決めた時には、正直、もう行かれた、と思いました…(苦笑
「あの」五輪を経験した現世界王者は、まるで何もなかったような平常心の演技で4本のクワドを含めたプログラムを奇麗に決めきり、出たばかりのユヅの世界最高得点を更新、二連覇を決めました。
今回はまんまの試合絵でなく、ユヅの鬼演技をしれっと上回ったネイサンの鬼退治感をイメージイラストにしてみました。
ユヅの鬼はイケる確信があったのですが、チェンもアジア系という事もあり、思った以上に桃太郎コス似合ってる感あります…(笑
今回のベストアクトは…スミマセン!どっちかに決めきれませんでした。(苦笑
ユヅとネイサン、双方とも、それぞれに素晴らしかったです。両方ベストです!
で、終わってすぐに計算機を叩いてみた所、ネイサンとユヅの得点差が23点弱、SPとFSの各4Sが完璧だったとして17~19点、ステップの取りこぼしなどで1~2点、これに演技の完成度アップによる構成点が上乗せされたとして、ギリ追いつくかどうかという所…
ユヅの大好きな「圧倒的勝利」を目指すには、いよいよプログラムの時点で足りない状況になってきました。
かつて、絶対王者だったパトリック・チャン選手にユヅが持っていた最大のアドバンテージが4Tと4S、二種類のクワドを持っていた事でした。(チャンは当時、4Tのみ)
アドバンテージを武器に五輪王者に輝き、更にはオーサーコーチに反対されつつも、早くからクワドループを練習してきたユヅでしたが、ここにきて、4Lz、4Sを含めた五種類のクワドを持つネイサンに、逆の立場に追い込まれた訳です。
パトリックはその後、大きな大会でユヅにリベンジを果たすことはかないませんでしたが、ユヅはまだまだ次のステージを目指してくれると思います、本人の口からもクワドアクセルという言葉も出始めていることですし…
ベストに続くいい演技で銅メダルを取ったヴィンジョウくんは地味に足を引っ張られてるジャンプの精度アップが課題か?
ショーマはSP、FS合わせて3本のクワドを失敗したにも関わらず、持ち前の表現力と高い構成点を武器に、最終的には4位に食い込んでくれました。枠もきっちり取ってくれた事ですし、来シーズンの復調を期待しています。
ボーヤンも、随分戻ってきましたね。演技も良くなってきて、こちらも来シーズンに期待が持てます。
ブラウン選手はクワド跳ばない方がバランス取れていい演技するように思うのですが、まぁ本人が飛びたいんだから仕方ないですよね…
良演技を見せてくれたベテランのコリヤダ、ブレジナ、新興勢力のリッツオ、エイモズなども面白い存在感でした。
刑事は良演技ながらも取りこぼしが多かったですね。もう一ランク上を目指せる感が出てきてると思うので、来シーズンも頑張って欲しい選手です。
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