世界フィギュア二日目、今日は大人しくおウチで観戦。
ペアFSはフジテレビの公式ライストにて中継してくれてたのでそっちで観ました。
SPで出遅れたフランスペア、ジェームズ・シプレ組は一転した良い演技だったけれど、首位のロシア・タラソワ・モロゾフ組はちょろちょろ微ミスが目立つ。
ペアは見慣れないせいか、ぱっと見と得点がどうにも繋がらないモヤモヤ展開が続く中、最終滑走の中国のペン・ジン組が見事な演技を披露、納得の逆転優勝を果たしました。
そして、男子シングル。
フランスのエイモズ選手が結構面白い質感の選手で、久々にフランスからスター候補の選手が現れた感…
今シーズン絶好調で急成長、期待の韓国・ジュンファン選手は今日はジャンプが決まらず出遅れ。
刑事はいつもの悪い癖、4Sが2Sになりまさかの0点に!この手のルールホンマ厳しいよね…演技が悪くなかっただけに残念な感じ。
故障で苦しんだと聞くカナダ・グエン選手、まだ絶好調という訳ではないけれど復調の兆しを感じる元気な演技。
4CCの銀メダリストでメダル候補、ボーヤンですが、やはりクワドルッツがキッチリ決まりません。
一方欧州杯のメダリスト、イタリアのリッツオ選手は下馬評に違わぬ良い演技を見せてくれて5位発進、本日のベストアクトの一人でしょう。
二人の次世代クワド王子は明暗が分かれ、米国ビンジョーくんは回転不足を取られつつも手堅くまとめ4位に。
一方のロシア・サマリンくんはクワドルッツがこちらも2回転になり0点の罠…
荒れ展開は最終Gも収まらず!
あのユヅまでもが冒頭のクワドサルコウが2回転→0点になる罠!後半しっかりこなして3位に留まったのはさすがだけれど。
ショーマも冒頭のクワドフリップで転倒、コンビネーションのセカンドを2回転にするなどした影響で、6位にまで沈む。
クワド持ち達がクワドで失敗を続ける中登場したのが米国・ジェイソン・ブラウン、さすがに別格の表現力を駆使した演技を完璧に決め、なんとこの時点でユヅをかわして首位の座に!
続くロシア・コリヤダ、カナダ・メッシングも振るわず、最終滑走のネイサンへ。
初っ端、逆に気合入りすぎ?と一瞬ドキッとしましたが、逆プレッシャーに足を取られる事もなく、ほぼ完璧にしっかり演じ切り、107.40の高得点をたたき出しました。
オレ的ベストアクトは久しぶりにいかにも彼らしい演技が帰ってきたジェイソン・ブラウン、続いて良かったのはネイサン、リッツオの3人でしょうか?
それにしても、ほとんど転倒のなかった女子SPに比べ、男子が荒れ気味なのは、やはりみんながクワド跳ぶからでしょうか?
それにしても、ルール変更後もほとんどマシになった感がありませんね、男子のクワド祭り…つか、それどころか、来シーズンからは女子のクワド祭りも始まりそうだし…
波乱になった男子SP、首位ネイサンとの点差がユヅで13点、ショーマは16点と、二人とも自力優勝は難しい点差が開いてしまいましたが、得点が大きい分どうなるか分からない感のある男子FS、皆の演技に期待しましょう!
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