『ブルックリンの片隅で』 エリザ・ヒットマン 監督
ネトフリで「ゲイ映画」で検索して出てくるゲイ映画って、ほぼ日本語音声なし日本語字幕のみで、仕事中「ながら観」するには向いてないんですよね~、とかいいつつ、見たい時は見ちゃうんですけれど。
映画にしろドラマにしろ、幸せそうなオープンリー・ゲイカップルが出てくるのが割と当たり前になりつつある今の時代ですが、それだけにこっちからの切り口は逆に新鮮かも。
下町のプチヤンキーというホモソーシャルな環境で生きる「オレはゲイじゃない」青年フランキーの苦悩、的な。
出会い系で会ったおっさんゲイと現実にバリバリセックスしながら「オレはゲイじゃない」と思い込もうとする感じが見ていてしんどい、そりゃ無理目でしょ、みたいな…(苦笑
そのしんどさにもがき苦しみつつ迎えるエンディングも勿論サイアクしんどい系、正直展開は読めるけど、まぁこれはこれでアリかな…
同じくゲイの苦悩やら、女性との性行為やらを描いていても、牧歌的な「君の名前で僕を呼んで」あたりとは色んな意味で対照的ですね。
都会と田舎、現代とひと昔前、ホモソーシャルな環境とリベラル寄りな環境…
セクシュアリティの決着がつく前に「出会えて」「セックスもできて」しまう現代の功罪的な?
結局は最終的に「特別なあいつ」に出会えるかどうか、って事なんでしょうけど、正直フランキーくんはそこまで準備できてない気もするしなぁ…
こういう真実と現実との折り合いのつけ方に失敗したまま成長した子がウヨゲイになるのかしら?とか思いました。
内容のしんどさと対照的に主人公フランキー役のハリス・ディキンソンくんは素晴らしくエロいです。
少年っぽいあどけなさの残る表情、いかにもなゲイ感もありつつ「あり」の範囲内に収まる美しさ、そして表情とは対照的に見事に盛り上がった大胸筋!
白人青少年、トゥインクル系・ベルアミ系好きなら絶対にチェックした方がいいです!
内容、結構エロいしモロいですけど…確か18禁かな?
修正も野暮なモザイクとかじゃないので、「あっ…」とか思うシーンもちょこちょこありです(笑
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