仕事したりだ、オールナイトのフェスイベントに参加したりだしていたせいで遅くなりました~
映画year end chart 2018、第1位の前にオレ的TOP10入りを果たせなかった映画から何本かご紹介!
『母さんがどんなに僕を嫌いでも』 御法川修監督
ゲイエッセイコミックでもお馴染み、歌川たいじさんの自伝的コミックが映画化。
この映画の決定的に駄目な点は主人公の同性愛に全く触れられて無い所。
確かにそこを入れると主軸がブレる恐れはあるけれど、「母さんと僕」の関係性にとって同性愛は割と重要な要素なんですよね…
くどくど書く必要は全然なくて、まさに原作で上手にさらっと表現されてるように、さらっとでいいんですよ、さらっとで…エンタメ作品として悪くない映画だけに、画竜点睛を欠いたのは残念です。
主人公を演じる若手の演技派俳優太賀くん、お顔的にはうたぐわさんにそっくりという訳ではないんですが、時々ムッチャうたぐわさんが憑依する瞬間がある…役者さんって凄いです、おもろいですねぇ(笑)
キミツ役の森崎「オレはガンダムで行く」ウィンくん、大将役・白石隼也くんの二人は何か原作漫画ソックリで、カッコかわいくて良かったです。
ショタぐわくんもムッチャ可愛かった!ポチャショタ好きは必見級!
あ、原作漫画の方は文句なしに素晴らしいので全力でお勧めです!
こっちはこっちでまた別にレビューするかもですが…
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』 ライアン・ジョンソン監督
とかく酷評されがちな今作ですが、ある意味でこれだけ主人公陣営が失敗続きで負け続けるのはハリウッド・ムービーとして斬新かも…現実ってそんなもんですもんね…まあ、それを映画で見たいか?って話はあるんですが…(笑
復活したルーク爺さん、出ただけで特に何もしてねーじゃん状態が続きますが、最後の最後でフォース無双見せてくれたのは良かったです。どことなくヨーダ師と韻踏んだ感じがあったのは良かった。
前作で弱ヘタレ過ぎると散々ディスってたカイロ・レン君ですが、ある意味彼のダークヒーロー成長物語、と思って見るべきなのかもしれません、続三部作は。レイがチート強い無敵の白ダースベイダーって事で。
『シェイプ・オブ・ウォーター』 ギレルモ・デル・トロ監督
評判も良くて結構な期待しつつ観たせいか、むむむ感。
異形に恋するのがあくまで冴えない女性、って、それどうなの?みたいな。
果たしてこれホンマにリアリティーなの?うーん、逆に「美女と野獣」のがむしろリアルなんじゃない?みたいな。
クリーチャーデザインとしての半魚人、それに部屋一杯にお湯入れて揺蕩う、みたいな、現実とファンタジーの隙間みたいな絵面などは美しかったんですけど。
『レディ・バード』 グレタ・ガーウィグ監督
平凡な田舎の女子高生の日常と、そこからちょっと背伸びしたい欲望なんかを描くこの作品。
かわいいし、面白いんですがね。
目当ての男子を落とすために友達を乗り換えたりする主人公のセンスに気持ちが乗り切れなかったり、ゲイの少年の使い方とかがちょっと古臭くて、ん?ってなったり。
つか、結局は主人公レディ・バードちゃんにあまりぐっと来なかったんですかね…
実は芸術映画に寄るほど、萌えって大事になってくるような気もしますね。
『ヴェノム』 ルーベン・フライシャー監督
スパイダーマン最強ヴィランの一人ヴェノムがまさかの主役映画化。
割とディープでダークな線を期待していた感があったせいか、ちょっと軽めの漫画っぽい印象。
おもしろくない訳ではないですけれど、どっちつかずというか、もうちょっと何かがほしい感じ、これならもう普通にスパイディをやってよ!みたいな(笑。
『グレイテスト・ショーマン』 マイケル・グレイシー監督
うーん、ペラい。
「ラ・ラ・ランド」のペラさはむしろ軽妙でキャッチー感に昇華してる感があったが、この作品はマイノリティなど割とディープなテーマを扱ってるだけに、ペラさが単に軽薄さに繋がっちゃう、みたいな…
あと、オペラ歌手の歌がダメ。
勿論純粋なオペラである必要はないとは思うが、それにしても軽すぎ、ポップすぎ。
つか、結局マイノリティを見世物にしてのし上がったサーカス王が、背伸びして浮気して転落して元の鞘に収まる、ってだけの話だよね。果たしてコレって本当にいい話なのか?
これだったらもう「美女と野獣」でいいんじゃね?感が無きにしも非ずで。
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