オレ的映画TOP10 year end chart 2018・第2位 | さとみつブログMk-II

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第2位 『スリー・ビルボード』 マーティン・マクドナー監督

 

アメリカの片田舎で起きた未解決のレイプ殺人事件、そしてろくに通る人もいない道沿いに掛けられた三枚の広告看板が被害者遺族、地元警察を巻き込み、小さな町に大きな波乱を起こす…

 

コレ、海外旅行中長い空の旅の中見た一本なのですが、その中で一番おもろかった作品です。

地味といえば地味な映画なんですが…

怪物トランプを産んだアメリカの地方的閉鎖社会の病巣が透けて見えるような、息苦しい怖ろしみを感じました。

まぁ地方的閉鎖社会の病巣、みたいなのは日本も似た様なものなんでしょうけれどね…

 

不幸な事件が起きた時、誰も悪くないのに、じゃなくて、実はみんながちょっとずつ悪かったんじゃないの、みたいな容赦ないリアリティ感をビシバシ表現しちゃってて、とっても痛面白いです。

まぁレイプ殺人犯とか暴力警官とか、ちょっと所でなくかなり悪い人もちょろちょろ混ざってて、ほぼほぼそいつらが悪いんですけどね(苦笑…そういう所もリアリティですよね。

 

たいていの場合「息苦しいのはお前らのせい」も「息苦しいのは自分自身のせい」も両方正解であって、そこから自分が脱するには自分自身を変えてゆくしかないんですよね、「お前ら」は変えられないもんだし。

そこで自分自身を変えようとせずに「お前ら」を排除しよう、みたいな方向に行くと、どんどん終わってくんですけどね。現状見てると世界的に社会全体がそっちに流れつつあるのが怖いです。

 

で、そういう流れにパンチできるのは結局、レッドくんのオレンジジュースだったりするんですよね。

それって、結局変えられるのは自分自身だけで、運が良ければ他人にもその余波程度なら与えられるかも、って事なんですかね。

結局、その繰り返ししかないんですよね、たとえ悪意の方が力を持っているとしてもね。

 

悪意が悪意を呼び、どこまでも広がり暴走していく怖みを描きつつ、最後の最後には意外とすっきりと、気持ちよく「落ち」をつけてくれます。

悪意が呼んだ悪意の成れの果て、といった類の、ある意味救いの無い「落ち」ではあるのですけれど、本人達にとってみてはそれが唯一の救いなのだから仕方がないのでしょうね。

 

 

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