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ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

諸行無常の日々をことばを通して世界中の人々と心が通い合う瞬間が何よりの幸せ!に感じる日本語教師の他愛のない日常。只今、ブラジルにて修行中。


この詩は茨木のり子のとある詩。


人生の節目節目で茨木のり子の詩に出会っては、はっとさせられている。


今日、読んだ詩も今の自分に投げかけたいことばだらけ。



ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志しにすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ




「 あ、ばかな私><自分で守れ!!」


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編) 「結局は自分次第」であることをつくづく痛感しました。

これまで何度もそう言い聞かせて分かったつもりでいただけで、すぐに忘れてしまう。


人は忘却の生き物ですね。




「しなやかさ、初心、志し」




30歳を迎えてから、自分自身が何だか凝り固まっていくのが目に見えて、少々焦っています。


そう「しなやかに」いつもそうありたいものです。

今年の目標は「融通無碍」。

今年の1月に掲げた目標。


2013年も4か月目に入った今、再度、初心に帰ります。


凝り固まった感情や考えに流されぬよう。

そして、感情にはしっかり責任を持ってゆきたいです。


どうも「秋」の夜長には詩を読みたくなります。

今、初秋のブラジルです。


詩集はさることながら、生前の茨木のり子が住んだ家を詩とともに訪ねるこの本もおすすめです。



ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)



4月。


初秋のブラジル。


わが町にこの季節がやってきました。


「パラナ東部カラオケ団体歌合戦」


が、4月21日(日)に行われます。

カラオケが非常に盛んな日系社会、毎週のようにカラオケ大会が行われてますが、4月がわが街の当番月。


これで4回目の出場です(え、そんなに出させていただいたのですね!(笑))。

今回が最後。舞台に立ち、人様の前で歌うことはもう、ないでしょう。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編) 昨年は新人大会に出させていただきました。確実にここで一年生きてきたのだなという実感が、日焼けした肌とともに、湧いてきます。


団体戦は2回目ですが、コルネリオプロコピオの一員として出るので、妥協は許されない!



今年は百恵ちゃんの「いい日旅立ち」で日系社会から旅発とうと思います。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


今、百恵ちゃんの動画で研究中ですが、二十歳であの貫禄、妖艶さ、出せないですよね!!

そこが世紀の大スターといわれる所以ですね。


現在、歌詞を暗記中。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

「日本のどこかに私を待っている人がいる」


じいちゃんばあちゃん、姉達が待っています。


大切な友人たちもいます。



心身ともに健康な体で、そして笑顔で帰国日を迎えるだけです。


ブラジル生活86日です!


明日からは和太鼓特訓の2日間。

サンパウロから太鼓の大師匠、蓑輪先生に来ていただき、みっちりしごいていただきます。


まさか、ブラジルで和太鼓ができるなんて、思いもよりませんでした。

カラオケにしろ、和太鼓にしろ、色々な発見をくれた日系社会に感謝です。



4月から、日系社会では文化行事がぐっと増えます。

「芸術の秋。」そういった所以からでしょうか。


余談ですが、ブラジル日系社会では、4月29日の昭和天皇の誕生日(以前は天長節)に運動会が行われていたそうです。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編) 2013年、最初の旅先はブエノスアイレス。



アルゼンチンタンゴとアルゼンチンワインにすっかり陶酔した5日間でした。




とある雑踏の角にある「BAR SUR」


映画「ブエノスアイレス」の撮影場所にもなったとか。


ここで、アルゼンチンタンゴを味わいます!

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


























中にると、ろうそくの灯りが待っていました。
店内は10名入ると、いっぱいなる位の広さ。

この濃密な空間でタンゴを見ることができるわけです。

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
好きなお酒を嗜みながら、隣のお客さんと他愛のない話をする。,

素敵空間。

左端はフランス人のおじ様。右端のカップルはスイスから。



ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
やっぱり、アルゼンチン。ワインがずらっと並んでいます!


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
それに反して,ビールから開始したわたくし達。











さ、ショーが始まります!

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
「カメラ小僧」


って、万国共通なのですね。




ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)



タンゴの他に、おじいちゃん楽団の奏でる音楽も堪能!

人生の深みが加味され、何とも深みのある音でありました。

体に染み渡ると言いますか。

(音楽には素人の私ですが)

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
そして、彼らの演奏にのせて、歌うアルゼンチン美女。

同じ人間でも、こうも違うんだなと、しみじみと思いました。

下手したら、年下かもしれない。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


「妖艶」とはこういう人のために存在する言葉なのでせう。

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


そして、お客さんも踊る! ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

私も踊る。

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

大満足の3時間半でした!

「生きててよかった!」と何度も心の中で叫びましたもの。







とにかくお洒落なブエノスアイレス。

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
街の色が落ち着いてカラフル。
ことばでひろがる和・輪(ブラジル編) 壁の落書きもartistic!
ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
デパートの中のクリスマスツリー。博物館のよう。

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編) 今回滞在した安宿。

安宿もとってもお洒落でした。ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)












トイレの表示までお洒落(ため息)



ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)























ブエノスの中華街らしいなと心底、思った画。
ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


中華街の中華レストランに陳列されたワイン。

これまでアジアや、欧米のchina townに行きましたが、「その国の雰囲気と融合してるな」と毎回、思います。

中華街に行くと、『中華パワー』を感じますよね。

今、ブラジルでも「日本人街」と言われていた地区は中華パワーに溢れています。

冬のアルゼンチンの旅、フィナーレはオべラ市最大の祭り、移民祭の前夜祭。

各移民コミュニティーから選ばれた美女のお披露目会。


本選は移民祭にて、ミスが一名選ばれるそう。



冷え込みの厳しい7月のアルゼンチン。この日は7月7日、七夕。


この日、イタリア館で行われた前夜祭では、イタリア移民の手で焼かれた本格ピザとアルゼンチンワインで美女を拝めるという、素晴らしいものでした。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)



さて、次の写真の中に、ミスジャポンもいます。

お分かりになりますでしょうか。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

正解はこちら。


浴衣を着ていなかったら、日系人と分かりませんね。

彼女の曾々おじいさんが日本人。なので、5世の彼女(16歳)

純粋日本人と並ぶとご覧のとおり。

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)



確かに彼女の中には日本人の血が入っているのですね。


こちらが、彼女のおじいちゃんとおばあちゃん(わ、わかい!)

まだ40代だそう。


彼女のお母さんは32歳、私と変わりません。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編) 各国美女と一緒に写真を撮ってもらおう!という事になり、横に並んでみましたが、あまりもの「ちんちくりん」具合に、思わず、笑いがこみあげてきてしまいました。



あまりにも、自分の存在が、場違いすぎて。

ミスのほとんどが10代という、私の年齢の半分ほどの彼女達。

背が高い!!






さ、いよいよショーが始まります。

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


総勢15名いたでしょうか、各国移民コミュニティーから選ばれた美女は確かに美しかったです!!!!









気を取り直して美女たちと、そして日本から幼少時代に移民されたお二人と記念撮影。



ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


こちらは、アラブ系のご主人とお母さまが長崎ご出身の奥様。

何だかお顔が似ていますね^^長年、一緒にいると、国も民族も越えて、似てくるのでしょうか。

何だか、とっても感慨深いです。

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)



そして、日本からやってきたという事で、地元の新聞に取材され、この日の夜は更けてゆきました。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)



やはり、私のとってのミス移民は彼女しかいない!!


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)




民族とか、血とか、文化とか、国境とか、いろいろな事を考えさせてくれる素晴らしい契機になったこの浴衣姿!



そんなアルゼンチンの旅、’12 冬でした。





アルゼンチンミシオネス州オべラ市。


ヨーロッパのかほりが漂うこの街にもかつて、日本から海を渡ってきた人たちがいたわけで・・・


この日、Mさんの活動する「日本館」へ。

ここはオべラ市最大のお祭り「移民祭」の会場で、オべラに移民してきた各国の「館(やかた)」がある公園。

ドイツ、イタリア、スペインといった欧州をはじめ、アラブ、そして日本と、まるで万博会場のよう!


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

やはり、ここ、アルゼンチンでも鳥居!!南米ではお馴染みのシンボル。


中に入ってみますと、
ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
そこは日本でした。


日本語クラス。

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


将棋。

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編) 真剣!


日系子弟以外にも日本好き、アニメ好きのアルゼンチン人も多く、日本語、日本文化を学んでいます。











そして、勉強の後は、おにぎり作り。ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編) 皆さん、よくできました!!



ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)




愛してやまない映画『かもめ食堂』で主人公のサチエの「だって、おにぎりは日本人のソウルフードでしょ」という台詞が何度も頭の中を駆け巡りました。






そう、おにぎりはまさに「ソウルフード!!」世代を越えて、民族を越えてつながるおにぎり。


おにぎりのパワーをひしひしと感じました。





さて、七夕が近いこの日。
ことばでひろがる和・輪(ブラジル編) 日本から来た1世の我々。


七夕の合唱。外国に出ると、人前で歌を歌う機会がぐっと増えます。




かつて、学生時代に行ったバングラデシュの農村にて。寒い夜空の下で熱唱した津軽海峡冬景色(アカペラ)


インドネシアでは日本のドラマが大人気で「東京ラブストーリー」の主題歌「ラブストーリーは突然に」をインドネシア人学生と大熱唱。




ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


歌は国境を越えますね(しみじみ)。



もうすぐ移民祭がおこなわれるという事で、日本舞踊、よさこいを練習していました。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編) いやはや、アルゼンチンにいることを忘れてしまいます。


ここでびっくりしたのは、地元の日系人以外にアルゼンチン人によっても日本語が教えられ、日本文化が伝承されていること。


日系人がいる国以外のいわゆる「外国での日本語教育」は現地教師によって教えられているのはごくごく当たり前なのですが、同じ日系社会を抱えるブラジルではあまり見られない光景。




日系人、アルゼンチン人をあまり区別してないように感じました。


これはブラジルとは大きく異なる点だと思います。

日系社会の大きさもあるのかもしれませんが、「いつか日本に帰る」つもりで移民した人が多いブラジルと「アルゼンチンで生きていこう」と移民した人が多いアルゼンチン、2か国の移民の背景の違いかもしれません。


そう言えば、ある夜、地元のバレーボールチームの練習の見学に行った時のこと。

ここで指導されるIさんは10歳くらいで北海道から移民された1世(1.5世)。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

日本語を話す機会はほとんどなく、スペイン語で暮らしていらっしゃいます。


恐らく、日本語よりスペイン語のほうが言語の車輪が大きいと推察されました。

そんなIさん。日本から来た我々4人と日本語を話しながら、「なつかしい・・・」と涙ぐんでいらっしゃいました。



本当に久しぶりに話す、聞く日本語。


そんなIさんのお姿に感銘を受ける我々。

それほど、地元にアルゼンチンに根を深く下して、生きてこられたのだな・・・とIさんの人生の重みを感じたのでした。



そして、オべラの旅のフィナーレはオべラ最大の移民祭の前夜祭。

ミス日本、ミスドイツなど、各国の美女に会えるそうです。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


つづく




カレンダーを見ると、3月も下旬。

久しぶりの更新です!


前回から一月空いてしまいました。

その間、ブラジル本場のカーニバルに行き、新学期も始まり、ばたばたしておりました。

しかし、反省であります・・・



さて、時計の針を戻すこと、2012年7月、ブラジルの冬休みを利用してのアルゼンチンの旅。アルゼンチンの日系社会を知る旅。ガルアぺ移住地を後にして、ミシオネス州の州都オべラを目指します。


ここには同期のシニアボランティアMさんの任地。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編) 地図で見ますと、右上の緑の部分がミシオネス州。ブラジルとパラグアイと国境を接しています。


有名なイグアスの滝もあります。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
またもや、バスの旅。4時間ほど、アルゼンチンの景色を眺めながら、移動。


隣国と言えども、景色が異なります。アルゼンチンはヨーロッパぽい。車窓からの景色。家、草原。


ブラジルはアメリカっぽい。

そんな気がします。











夕方に到着。街を散策。


やっぱり、ヨーロッパのかほり!

街中にある教会。



オレンジの色があったかい。
ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)














ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
何となく、ポーズをとってみたくなり、欧風の演出を試みるわたくしたち。


噴水もすてきでした。









てくてく歩くと、ブックフェアにも遭遇。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)




何だか、文化のかおりが漂っています!!

同行した若者二人は「アルゼンチン、いちいちおしゃれだぜ!」を連発しておりました。



何だか、ここには違う日系社会が広がっている、そんな気がしたオべラ一日目の夜なのでした。



全てがアンティークの様相を呈しているアルゼンチン。


すてきです!!


ブラジルは好景気に波に乗りに乗り、すべて新しくしている傾向があります。




そして、Mさんがいつもお世話になっているというMタさんのお宅へ。


エンパナーダというピロシキのようなパン。

中身はひき肉かとに肉。

Mタさんの経営する食堂はこのエンパナーダがおいしいと有名。


どちらもいただいたのですが、美味でした!!

お肉のおいしいアルゼンチン。そして煮しめ。たっぷり野菜を使った和食。

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編) そして、アルゼンチンワイン!!


いやはや、美味しいものをあれこれおしゃべりしながら、食べる幸せさといったら・・・!!


「生きててよかった」と実感する瞬間であります。


ここでは「スペイン語」。


なんちゃってポルトガル語の稚拙な知識から推測し、そしてMさんに通訳していただきながら、話しました。


ことばを越えて、心がつながる瞬間、これもまた「生きていてよかった!」と思わせられる瞬間。


確かにここの食卓でも和食が並んでいる、Mタさんのお顔には沖縄の血が流れている。


ブラジルの日系社会でも同じ。


だが、何かが違う。そんな予感がしたオべラ1日目なのでした。


つづく



一か月の夏休み。

自分へのごほうびということで、ブエノスアイレスに行って参りました!


日本にいるときから、数名の友人が「タンゴはスペインよりアルゼンチン!」というほど、アルゼンチンタンゴのよさを聞いていました。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)



なので、せっかく南米に来たのだから、是非とも「アルゼンチンタンゴを見よう!」と決めていました。


と、実はアルゼンチンに行ったのは3回目。

一回目はイグアスの滝。

二回目は去年の7月、アルゼンチンはミシオネス州で活動するシニアボランティアMさんを訪ねました。

その時は旅のテーマは


「アルゼンチンの日系社会を知る」


以前、パラグアイにも行きましたが、ブラジルと隣国と言えども、同じ南米で言えども、ブラジルとは全く異なる日系社会が広がっていました。


という事で、2011年7月、アルゼンチンへ出かけたのであります!

その時、カメラが故障したため、ブログにUPしていませんでした。その後、写真を一緒に旅した同期にもらったので、半年遅れですが、アルゼンチンの日系社会に出会う旅の様子をお届けします。


私の住むパラナ州と隣接するミシオネス州までバスで15時間の旅。ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


先ずは、台湾桜が咲き乱れていたガルアぺ移住地へ。ここは戦後の移住地。

1泊2日のウルルンの旅がスタート。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

今回、お世話になるIさんご家族にご対面。

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

Iさん63歳(写真右から2番目)が登場した時の印象があまりにも強すぎて、いまだにその衝撃が残っております。それはそれはまるで仙人が弟子入りの小僧を迎えるがごとく、凛と、そして、「来たな。これから鍛え上げるぞ!」という愛情と貫禄に満ち溢れていたのです。

そこから移住地では貴重なお刺身、そして、和食を鱈腹たべさせていただきました。

腹ごしらえが完了したら、いよいよ修行?、探検に出かけます。



鉈を持った仙人に続きます。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

心なしか、どんどん道のりが険しくなっていく・・・


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


途中、ため池が出現。

そこには仙人が拵えた筏(いかだ)が。

お孫さんが訪ねたときに、乗っているそう。

大人は乗ったことがないとのことだったが、


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


仙人特性の筏(いかだ)に乗ってしまった若者2名。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)



ことばでひろがる和・輪(ブラジル編) 「ははは」

と微笑ましく笑う仙人。大人2では沈むかもしれない。


今更!告白する仙人。











ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
なかなか岸に戻ってこないので、救出に入るMさん。


な、長い(笑)!!

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


無事に帰還した若者2人。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)



それから、探検は続き、この地で生きていく仙人のお話しに感慨に耽っておりました。


途中、仙人がアルゼンチンに渡るときに一緒に持ってきたというご自慢の車にご対面。



ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編) まだ、動くそうです!!

すごい!!


そうこうしてるうちに夜も更け、晩御飯のアサード(お肉を焼いたもの)を焼く炎の前でも仙人がアルゼンチンに渡ってからの40数年のお話を聞き、先人の素晴らしさに心打たれました。



ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

夜は戦国武将、現存する忍者、
ゼロ戦等々、実に多様性に富む話に花が開き、夜が更けってゆきました。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


次の日、対岸はパラグアイとの国境沿いまで出かけます。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
あの対岸はパラグアイ!!

ご長男から、アルゼンチンの兵役制度について詳しくお話を聞きました。

力強く「ここで生きていくには」とおっしゃっていたのが、とても印象に残りました。
ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
そろそろお別れの時間が近づいてきました。

家に戻ると、奥様(佐賀移民2世)がおいしそうなパエリアを作ってくださっていました。



ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編) 奥地であるこの地でふんだんに魚介類をご準備してくださったIさんご家族。本当にありがとうございます(涙)!!!


それはそれはおいしくて3皿もお替りしてしまいました!



ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
滞在時間23時間でしたが、それ以上にたくさんのふれあいと学びのある1泊2日でした。

Iさんご家族、本当にありがとうございました!!!


そして、そこから4時間、ミシオネス州の州都オべラへ。

ここでも日系社会とのたくさんの出会いがありました。


つづく

気がつけば、2013年も2月目に入りました。

日本はまだまだ寒さが厳しいころでしょう。

ブラジルはただ今、季節は夏。がっつり夏休みをいただきました。

大学時代は長期休みもバイトと海外旅行に明け暮れていましたし、就職してからもこんなに長い休みをもらったことはありません。

これまでの海外赴任でもまとまった連休はなかったので、何だかバチがあたりそうです><


さて、昨年度の最後の引率のお仕事、ほうび旅行についてのルポタージュです。


「ほうび旅行」とは・・・


パラナ州お話大会(朗読大会)で入賞した生徒にほうびを与える旅行。

昨年度は我がコルネリオプロコピオ日本語学校から唯一参加した一名Rが見事、入賞しまして・・・(感涙)


その引率で12月の中旬にRと一緒にほうび旅行に参加してきました!

ブラジルは広大が故、車で2,3時間の移動で「近い」部類に入るのです。

この日も片道3時間かかる「プール」に行くため、Rとの待ち合わせは6時。


Rにとってはこの「ほうび旅行」が何よりの楽しみで昨日は眠れなかったとか?!

いつも授業中は眠気と闘っているRも大興奮のこの日。


途中、近隣の学校のバスに乗せてもらうべく、日本で言うと高速道路で待ち合わせ。
ことばでひろがる和・輪(ブラジル編) カーステレオからは演歌。氷川きよしを聞きながら、待ちます。

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
結局30分ほど遅れてバスに乗り込み、プールを目指します!
私が素直に「いいな」と心底思ったもの。
お母さんに持たされた風呂敷包み。ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


今は日本でも、もう見れなくなってしまっているのではないでしょうか。この光景。


Rは日系3世。もともと日系人の多い街で生まれ育ったRは私ともがんばって日本語で話す。3世ともなると、またこの年代のこどもでは珍しい。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


しりとりしたり、あれこれ学校のこと、夢のこと、恋愛のこと?を話ながら、バスの移動は過ぎ、無事に到着。



快晴!到着後、こどもたちは走って泳ぎにいったのであります。
ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)



ことばでひろがる和・輪(ブラジル編) 海から遠い地域に住んでるこどもたちにとって、最高のごほびとなったようです!!








お昼ご飯を食べ終わってしばらくして、雨が・・・!!!しかも雷もごろごろ!



その間にM日本語学校のKくんに折バラを教わることに。



ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

私が以前、習った福山ローズより難しいバラ。


日系人の男の子とたち、けっこう折り紙上手です。



そうこうして、雷もひどくなったので、帰途に。

Rはめいいっぱい遊んだ様子で戻ってきました。


「来年のお話大会もがんばる」と言ったR。

「先生は来年、いないから、日本から応援してるね」とわたし。

「そっか・・・」


任期は残り半年となりました。


この引率の4日後、パラナ地区の日本語教育の役員の方々、教師の皆様との意見交換会が行われたのですが、この地域の方の日系子弟への熱い思いに感動しました。そして、脈々と継承されてきていることも、改めて実感。


「ほうび旅行」に込められた思いに触れることができて、ブラジルに来た価値がありました。






ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


先日、漢字クラスと折り紙・体操クラブで、また私生活でも大変お世話になっているTさんご夫婦に葡萄畑に連れて行っていただきました。


この葡萄畑は奥様Mさんのご実家。


車を走らせること20分ほどで、到着。


あれ、この景色、見覚えある!


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


あれ、このおばあちゃん会ったことある!!


今年の1月、他のご家族に同行して、訪れたことがあったのですが、まさかMさんのご実家だとはいざ知らず。

世間はせまいですね(しみじみ)


しかもいいお顔をされているおばあちゃんだなと思っていたので、素敵なお顔されてるMさんのお母さまだということに頷けました!


その時の写真。

写真右がMさんのお母さん。熊本から4歳の時に移民してきてから、85年、ブラジルで暮らしている。

写真左は50年前に広島から40歳のときに移民して、55年、ブラジルで暮らしていているとっても元気な方。


お二人とも、とっても素敵でいいお顔をされていたのです!!


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


何だか、またお会いできたことが至極、うれしくて、小屋に入りました。

この小屋ではMさんのお兄さんご夫婦が出荷作業をされておりました。

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
この写真だけみると、日本のブドウ農家の一枚にしか見えないですね。
ここはブラジルです!


大きい!!

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
木箱に入れて、出荷されます。値段を聞いたところ、「巨峰」1キロあたり4へアル。円にして150円の卸値!!
日本では高級の巨峰が!

こうやって、ブラジルの果物の多くは日本から入ってきたもの。日系人を中心に日本に研修に行き、ブラジルで栽培され始めた品種は数知れず。

さ、ブドウ畑を目指します。その前に大きなマンゴーの木が!

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
文字通り、鈴生りのマンゴー。

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

ブラジルではおうちの庭にマンゴーの木がある家庭が多く、よく分けていてだいております。
ありがたい!!最近は毎日2、3個のマンゴーを食べています。

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
贅沢ですね~!


色々な種類のマンゴーがあり、食感や味も微妙に違うのです。


さ、いよいよ葡萄畑を目指します。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)



ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
見えてきました!!
美しい葡萄が!!

こちらも鈴生り!

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
大きい房!!
ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


色もとっても美しい。うっとり見とれてしまう美しさ。
ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)




ブドウ栽培とともに育ったMさんは子どもの頃から、手伝ってきたそうで、どの葡萄がいいか、狙い定める目はプロの目つき。ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)









ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


ここで、もぎたてのぶどうをいただきました!!究極の幸せ。しかも葡萄のいいかおりを胸いっぱいに吸い込みながら。


感嘆のため息が零れ落ちました。

果てしなく広がる大豆畑。ここをとおって、5キロ先の学校に歩いて通っていたそうです。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


そして、皆様と記念撮影。

4歳の時に、熊本天草から移民してきたお母さん。


「幼少期のこと、日本のことを覚えていますか?」


と聞いたところ、「ばあちゃんに連れられていった餅まきをよう、覚えとります。今でもやってるか知らんけど。忘れんね。」とおっしゃいました。


琴線にふれる・・・切ない・・・!!


NHKをみていらっしゃるお母さん。

今の日本はどんな風にうつっているのでせうか。

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

と、貴重なお話しも聞かせていただきました。

やはり、縁あるところにはまた再会できるのですね。

そんな人生の機微を葡萄の甘酸っぱさとともに、かみしめました。


また帰国前に訪れたいです!



とうとう、今年の授業も来週の月曜日で、終了となります。


先日、一足先に、「修了式」を行いました。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)


今日は、その修了式の様子をお届けします。


昨年は日系人協会の忘年会で行ったのですが、今年は和太鼓クラブが立ち上がり、忘年会で発表をするので、修了式の時間が十分にとれないこと、また修了式をさらに充実させるために、今年は「日本語学校修了式兼忘年会」を行いました。


(昨年の修了式の様子はこちら↓

http://ameblo.jp/satomincafe/entry-11105723791.html


今回、コルネリオプロコピオから車で1時間ちょっとパラナ州第2の都市ロンドリーナから、シニアボランティアK先生に巡回指導に来ていただきました。


修了式の前にK先生の授業を受ける生徒たち。



ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
この日、「被災地のこどもたちにクリスマスカードを送ろう!」という素敵な企画を持ってきてくださいました。

震災の様子を写真で説明してくださるK先生の話にくぎ付けになっていました。


去年、日本語学校で千羽鶴を折り、岩手県釜石市に送ったのですが、やはり記憶は薄れて行ってしまうもので、今回を機に新たにこどもたちの心に震災の記憶が新しく蘇ったのはないかと思います。



ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

成人クラスの皆さんにも書いていただきました。



必ずこの思い、日本に届くでせう!

K先生、素敵な機会をありがとうございました!!






いよいよ、「日本語学校修了式・忘年会」が始まりました。


先ずは修了賞授与。一緒に成績表も渡します。



ことばでひろがる和・輪(ブラジル編) 普段の生活では礼をすることのない、彼ら。懸命に「お辞儀」をする姿が健気!

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)







週に1回2時間で、なかなか積み上げて、定着することがなかなか困難であり、いつも同僚のM先生といかにこどもに達成感を与えるか、その成果を親御さんにどうやって見てもらうかを話しています。




今回は小学生クラス(6歳~10歳)のみんなに作文を読んでもらうことにしました。



よくよく考えれば、4、5世の彼らにとって、日本語は「外国語」であり、これを大勢の前でしかもお父さん、お母さんの前で読むというのは清水の舞台から飛び降りるようなもの!!


始まる前に「いやだ~!!」と言っていたこどもたちでしたが、名前を呼ばれると、恥ずかしながらも、一生懸命に読み上げました。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

「私の家族」についての紹介。


ご家族の皆様はわが子が紡ぎだす日本語に耳を傾け、はらはらしながらも、胸がいっぱいの様子で聞き入っていらっしゃいました。


Jくん(6歳)とJくんのご両親。


お父さん、お母さんの我が子を見守る眼差しにぐっと打たれました!(涙)お父さんとそっくりで、お父さんの目頭が熱くなっているのに、ぐっときました。



続いて、Fちゃん(10歳)。カラオケ大会に出ているので、人前に出ることは恥ずかしくない彼女も、やはり、作文を日本語で読み上げるとなると、緊張していました。
ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)










我が子を見守るSさん。思わず、自分の年齢を暴露されてしまう。。。周りのお母さまが笑っております。すみません。。。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)










続いてTくん。今学期、Tくんの伸びには毎回、驚かされました。彼の中で「日本語が好き」という気持ちが芽生えたように思います。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
見守るTくんの家族。お父さんが日系人。お母さんはブラジル人。
お父さんは寡黙な方で、Tくんの言葉をしみじみと聞いていらっしゃいました。
こういう親御さんの姿を見ると、胸からぐっと熱いものがこみあげてきます。

「ああ、これが継承語としての日本語教育の意義なのかもしれない。」と思わされる瞬間です。


ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)続いて、Mちゃん(10歳)。
おしゃまさんのMちゃん。
すらすらと読み上げる姿にお姉さんの雰囲気が出ていました。









ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
最後はRちゃん(9歳)。
Rちゃんは家族が多く、一番作文が長くなってしまい、最初は「どうして私のだけ、こんなに長いの?」と言っていましたが、「じゃ、削ろうか?」と言ったところ、「がんばる!」と言った根性のある女の子。


「お父さんはたまごが好きです。」
に思わず、微笑むお父さんMさんご一家。

最後まで、あきらめずに読み切りました!!



何だか、みんなこの1年で大人になったな・・・
大勢の前で読み上げるその姿は本当に彼らの成長を感じ取りました。
そして、読み上げたみんなの顔に達成感がにじみ出ていました。
来年こそは「お話大会」に出るための第一歩となりました。
*「お話大会」とは日系社会で古くから行われている朗読大会のようなもので、近年はスピーチ大会の要素もでてきています。

今日は、旅行で出席できなかったEくんにも是非、やってもらいます!

まだまだ、課題は山積みですが、着実に一歩一歩進んでいる実感を得ました。

思い起こせば、1年半前にここに赴任したころ、同僚のM先生から先生の熱き思いを聞き、その構想を今、一つ一つ今、実行に移しています。
やはりM先生の存在は大きいです!!



そして、K先生、M先生より挨拶をいただきました。
通訳は親御さん代表のHさんに。
ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)



そして、今日で最後になったアシスタントのMちゃん。来月、引っ越しすることになりました。Mちゃんは3年前に日本から帰ってきた女の子。
中身は日本の女の子。

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

そして、親御さん代表Iさん(3世)より日本語でご挨拶いただきました。
普段はポルトガル語で話すIさんも、日本語で一生懸命話してくださいました。
去年の7月から振り返ると、どんどん日本語が口から出てくるようになり、幼少時に話していた、体に眠っていた日本語が蘇ってきたようです。
ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)
日本語を学ぶ以外にも、日本の文化や習慣を併せて学ぶことで、子ども達の成長にとって、とっても意味があるとのありがたいお言葉をいただき、感無量です!











こうして、親御さんのご協力があるからこそ、学校が続けられる!ことをひしひしと痛感いたしまた。
そして、「もちより」による晩御飯。

今日もたくさん食べ、お腹もいっぱい、胸もいっぱいの修了式となりました。