サンダ対ガイラ
夜中に、「サンダ対ガイラ」の夢を見た。
実際の映画とは細かい点が違っており、「こういうバージョンもあったのか・・・」
と思いながら見ていた。
そのうちに映画だが現実だか分からなくなってしまい、ガイラに追われる恐怖を
イヤと言うほど味わった。
東宝作品を初めとして、怪獣映画はたくさんあるが、これほど怖い作品は
そう多くないだろう。
その理由は、怪獣ガイラが人間を喰うからだ。
しかも、全編が徹底的なリアリズムで演出されているため、「作り話じゃないか」と
割り切りにくいためだ。
少年時代にこの映画を見て、ガイラの恐怖がトラウマになったという話は、
多くの人が語っている。
ガイラの役を演じたのは、ゴジラ俳優としてな有名な中島春雄だが、
凶暴で野性的な怪獣を演じたら、氏の右に出る者はないのではないか?
特にこのガイラと、「モスラ対ゴジラ」(1964)のゴジラは、神技と言えるほど素晴らしい。
この中島氏の入魂の演技も、この作品の恐怖を一層強めている要因だと思う。
- フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ [DVD]
- ¥4,053
- Amazon.co.jp





