代替医療
Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 最初次のページへ >>

植物栄養素(4)

●フラパノール
☆カテキン
 お茶は世界中で水につぐ消費量を誇る飲み物です。もっとも代表的なお茶といえば、緑茶、ウーロン茶、紅茶があげられますが、これらはもともと起源を同じにするツバキ科の植物で、摘み取ってから蒸したり、加熱乾燥する製造過程によって名称が異なるだけです。
 つまり、緑茶の発酵(酸化)が進んだものがウーロン茶(半発酵)、さらに発酵が促進されたのが紅茶(完全発酵)というわけです。お茶は酸化が進むにつれて色(緑色→琥珀色→赤茶色)だけでなく、香りや成分も変化します。
 日本では緑茶がもっともなじみの深いものですが、世界中ではお茶の80%が紅茶に加工されています。日本で愛飲されている緑茶には、フラボノイドの一種である「カテキン」が多く含まれています。カテキンには活性酸素を除去する抗酸化作用があり、その作用はビタミンCやEよりも強いことが研究によって実証されています。
 緑茶には、「カフェイン」のようにフラボノイドに属さないファイトケミカルも含まれています。カフェインはお茶よりコーヒーの成分として有名ですが、このカフェインにはTNF(腫瘍壊死因子)の産出量を抑え、アレルギーや炎症を抑える働きがあることがわかっています。やはり緑茶に含まれていてカフェインと似た基本構造をもつ「テオフィリン」は、気管支(気道)の平滑筋をゆるめて空気の通りをよくする目的でぜんそくの治療に用いられてきましたが、最近はむしろ抗炎症作用のほうが強いことが知られるようになりました。
 一方、ウーロン茶には、半発酵でしか生成されない、いわゆるウーロン茶ポリフェノールという特有のファイトケミカルが含まれています。抗酸化作用だけでなく、血中のコレステロールや中性脂肪の低減、高血圧の改善、肥満や虫歯の予防、アトピー性皮膚炎などのアレルギー悪化防止、抗ストレス作用などが確認されています。
 紅茶には、緑茶の3分の1ほどしかカテキンが含まれていませんが、その代わりに「テアルビジン」や「テアフラビン」というフラボノイドの含有量が多く、これが強い抗酸化作用を示しています。
 また花粉症対策として需要の高い甜茶(てんちゃ)は、一般のお茶とは違う植物(バラ科キイチゴ属など)ですが、抗アレルギー作用がある「エラジタンニン」(ポリフェノールの一種)が含まれており、これが肥満細胞からヒスタミンが放出されるのを抑制してくれることがわかっています。

植物栄養素(3)

●イソフラボン
 畑の肉といわれる大豆は、良質のタンパク質のほか、ビタミンB1やカルシウム、鉄分など含まれている健康野菜の王様のような存在ですが、ゴマと同じように、最近はフラボノイドの一種である「イソフラボン」をはじめとして「レシチン」「サポニン」などファイトケミカルに注目が集まっています。サポニンやリン脂質のレシチンには、コレステロール低減作用や抗酸化作用があり、動脈硬化や高血圧の予防のほか、ダイエットにも効果があり、血流の悪化や肥満などによって派生する生活習慣病全般に有効です。一方、イソフラボンには、女性ホルモンと同じような作用があることがわかっている。女性ホルモンの減少による更年期障害の症状改善、同じくホルモンの変化などにより骨の成分が溶出して骨密度の低くなる骨粗しょうなどの予防、あるしは乳ガンや前立腺がんなど、ホルモンが関与しているガンの予防に有効とされています。

●フラボン
 アビゲニン(セロリ、パセリ、ピーマン)やルテリオン(しゅんぎく、セロリ、ピーマン、しそ)などがある。
●ルテリオン
 シソにはたくさんのファイトケミカルが含まれていますが、そのなかでももっとも注目したいのがフラボノイドの一種である「ルテリオン」です。ルテリオンには、過剰につくられるTNF(マクロファージが作り出す腫瘍壊死因子)の産出量を抑えたり、肥満細胞からヒスタミン(かゆみやクシャミ、鼻水、湿疹などのもとになる物質)などが抑えるといった抗アレルギー・抗炎症作用があります。
 ルテリオンを含むシソ科の植物には、アオジソやアカジソのほか、ハーブとして知られるローズマリーやセージ、ハッカなどがあります。

 

satom健康の友も参考にしてください。
http://plaza.rakuten.co.jp/satom6revolution

 

植物栄養素(2)

1.ポリフェノール
●ホリフェノールとは
 ポリフェノールとは、フェノール其(※1)に2個以上をもつ植物化合物の総称であり、食品中には数千種類あるといわれています。
 おそらく3000種類はあると考えられるフラボノイドの大部分もポリフェノールに属しています。
 光合成によってできた色素成分(フラボノイド)や、渋み、苦み、えぐみ成分の総称です。
(※1)フェノール其…ベンゼン環に水酸基が一つもつもの。

(1)フラボノイド
●フラボノイドとは
 フラボノイドとはラテン語で「黄色」を意味するFlavusを語源としており、淡い黄色を呈するものがほとんどです。
 抗酸化作用のある植物化学物質で野菜、果物、穀類、植物の葉、樹皮に含まれている水溶性の色素です。
 光合成によってできる。比較的植物の表面に存在する。
近年まで、フラボノイドは植物の染料としてのみ考えられていたが…
 今日では、フラボノイドは有効な成分として数多くの研究がなされている。特に「フレンチパラドックス(脂肪分の多い食事を摂るフランス人に心臓病が少ない)」として赤ワインの成分が心臓病の罹患率を下げるのではないかと言われている。

●アントシアニン
 目に良いとして注目されているものに、ブドウ(赤ワイン)やブルーベリー、クランベリー(コケモモ)、ムラサキイモなどに含まれるポリフェノール「アントシアニン」があります。アントシアニンは単一の物質名と思われていますが、これもまたマルビジン、シアニジン、デルフィニジンなどのようなファイトケミカルを含めての総称です。
●眼精疲労の改善
 私たち人間の視神経の働きを支えているものに、ロドプシンという色素があります。ロドプシンは分解されてはまた再合成されるといことを何度も繰り返しながら目に作用する物質ですが、読書やパソコンで目を酷使しすぎたり、老化が進むと、再合成する能力がしだいに衰えてきます。青紫の色素であるアントシアニンには、網膜のなかのロドプシンの働きを助けて再合成力を高める作用があり、その結果、視野が広くなり、眼精疲労などが改善されるようになるのです。
 ブルーベリーが目によいとして注目されるようになったのは、第二次世界大戦中、ブルーベリージャムをたくさん食べていた英国パイロットが夜間や薄明かりでも十分な視力を発揮したからだといわれます。
●抗酸化作用
 赤ワインは、ポリフェノールを一躍有名にした立役者ですが、その主要な働きは、活性酸素の生成を抑え、動脈硬化などの生活習慣病の予防につながるというものです。
 赤ワインの原料であるブドウの皮や種子には、抗毒性作用などをもつ「タンニン」や「ケルセチン」も含まれています。意外に思われるかもしれませんが、ポリフェノール類は果汁よりもブドウの皮や種子に多く存在し、タンニンやケルセチンは種子に、アントシアニンは皮にたくさん含まれています。
 クランベリーについては、アントシアニンの一種である「プロアントシアニジン」に感染症の期待がかかっています。
 このほか、鮮やかな赤紫の皮をもつナスの「ナスニン」もアントシアニン系の色素で、抗酸化作用が認められます。 

 

satom健康の友も参考にしてください。
http://plaza.rakuten.co.jp/satom6revolution

植物栄養素(1)

『長生きしたければ ファイトケミカルを摂りなさない』山崎正利著 河出書房新社 2003年4月からの引用を中心に植物栄養素について説明したいと思います。

●ファイトケミカル(「非栄養素」→従来体にはなにも役立たないと考えられていた。→実は免疫力増大などに役立つ)
 私たちの健康は、食べ物からとても大きな影響を受けています。その食べ物に含まれる、糖質、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなどの5大栄養素が栄養に欠かせないことは、誰でもよく知っています。
 しかし、食べ物にはこれら5大栄養素のほかに、いままであまり注目されてこなかった「非栄養素成分」といわれる物質がたくさん含まれていて、5大栄養素と同様、人体にとっても重要な働きをしています。
 これら「非栄養素」は「ファイトケミカル」とよばれ、人体の免疫機能を調整し、がんの発生や増殖を防ぎ、動脈硬化、高脂血症、心筋梗塞などの生活習慣病も予防することがわかってきました。
 このファイトケミカルは、野菜と果物に多く含まれ、野菜のなかでも、いままでビタミンの宝庫とされていた緑黄色野菜と同様、栄養がないと注目されてこなかった淡色野菜にも多く含まれているのです。
●ファイトケミカルの種類
 1.ポリフェノール
  (1)フラボノイド
    ・アンシアニン…赤ワイン、ブルーベリー、チェリ                          ー
    ・イソフラボン…大豆
    ・フラボン…セロリ
    ・フラパノール…茶、リンゴ、ワイン、
            カテキン(緑茶)…
             ・テアフラビン(紅茶)
             ・テアルビジン(紅茶)
    ・フラボノール…茶、りんご、たまねぎ
    ・フラパノン…柑橘類
  (2)非フラボノイド
    ・カフェー酸誘導体…クロロゲン酸、ロズュゲン酸
    ・リグナン…セサミノール(ゴマ)
 2.含硫化合物
  (1)イソチオシアネート類
    ・スルフォラファン…ブロッコリー
    ・アリルイソチオシアネート…ワサビ
  (2)システインスルホキシド類
    ・メチルシステインスルホキシド…ニンニク、ネギ
 3.脂質関連物質
     非栄養素カロテノイド
    ・ルテイン…ホウレン草
    ・β-クリプトキサンチン…ミカン
    ・リコペン…トマト、スイカ
 4.糖関連物質
    ・β-グルカン…キノコ
    ・フコイジン…海藻
    ・ペクチン…リンゴ
 5.アミノ酸類
    ・タウリン…イカ、タコ、魚介類
    ・グルタチオン…アスパラガス、酵母、レバー
 6.香気成分
    ・オイゲノール…バナナ
    ・リモネン…カンキツ類     

 

satom健康の友も参考にしてください。
http://plaza.rakuten.co.jp/satom6revolution

半断食法(9)

●体内の不要物だけが燃える
 ロシアの病理・生理学者のパシュケン(1845~1901)は、「飢餓のとき、より弱い器官を犠牲にして、より強い器官が生きていく」という説を立てたが、「断食」または「少食」にすると、体内の余分な脂肪が、生命を営むために必須の生活臓器である脳、心臓、肺、内分泌器官、肝臓、造血器官などの栄養に使われる。
 こうした生命に必須の重要臓器では、「断食」「少食」中にも、当然タンパク質を必要とするので、生体は○○炎という炎症、病変のある組織、腫瘍、水腫、浮腫、滲出液などの、本来健康体には存在しない異質の組織(病気)に存在するタンパク質を利用する。また、血中の余分な糖分も同様に利用される。
 その結果、こうした病変は消失する。この現象は「自家融解」と呼ばれる。
●まぜ人参とリンゴか
 30年も前から、米国農務省が、「現代文明人は、栄養過剰の栄養失調状態だ」と指摘してる。それは、「われわれ現代人はタンパク質、脂肪、糖分は摂り過ぎているのに、それをうまく利用するために必要なビタミン、ミネラルが不足している」という意味である。
 このアンバラスを是正するためには、ビタミン、ミネラルを存分に含み、同時に水分と糖分の補給もできる人参2本(約400グラム)とリンゴ1個(約300グラム)を、ジュサー(ミキサーでない!)にかけて作る人参リンゴジュースを朝食代わりに飲むと、鬼に金棒である。
 人参リンゴジュースを作るのが面倒くさい人は、黒砂糖を入れた紅茶を1~2杯飲用するだけでもよい。
 黒砂糖は、白砂糖とは似て非なるもので、ビタミン類や、カルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛などのミネラルが存分に入っている。
 人間60兆個の細胞のうち、96%までのエネルギー源が糖分だけに頼って生きている。だから…「低血糖発作」は存在するが、「低タンパク発作」や「低脂肪発作」は存在しないわけだ。
 よって、朝食代わりに、糖分を存分に含んだ人参リンゴジュースや黒砂糖入りの紅茶を飲むとよいのである。これは「朝食を抜く半断食」である。

(satom)
 断食によって「兵糧攻め」のような形で病気が治るというのは、面白いと思いました。病気→余計な細胞というのは、身にしみて感じます。この頃毎日ストレスから結構飲酒してしまっています。酒の肴を結構パクツキました。
 ビタミン・ミネラルについてはサプリメントでの摂取ということも考慮していいんじゃないかと思います。結構サプリメントに対して偏見・誤解等もあると思われますが、良質のものもあります。

半断食法(8)

●血液の汚れと体温の低下
 「食べると体が温まる」ので、「食べれば食べれるほど、体が温まる」と勘違いしている人が多いが、実際は逆である。
 食べれば食べるほど、その消化のため胃腸に血液が集まり、相対的に産熱量の多い筋肉や脳、腎臓へ回る血液が少なくなるからである。
 こうした臓器に回る血流が少なくなると、体熱が下がるのである。
 鳥は、卵を孵化させるために、2週間から3週間ほとんど飲まず食わずで抱き続ける。1日1回だけ巣から出てきて、水と少量の餌をついばむくらいである。卵は熱で孵化するのだから、食べたほうが熱が出るのなら、いつもより食べるはずである。しかし、実際は逆で、「半断食」して抱き続けるのだ。
●治療法としての断食の歴史
 断食および少食が”治療”に積極的に利用され出したのは、『医学典範』の著書であるイブン・シーナー(アラビアの医学者 980~1037)くらいからではなかろうか。彼の治療法は患者に約1ヶ月の断食をさせ、その間は散歩や軽い体操をすすめ、日光浴、それにマッサージを施すという方法で相当な数の難病者を救ったという。
 近世になると、ドイツのフリードリッヒ・ホフマン(1660~1742)が、脳卒中、胃潰瘍、痛風、リウマチ、壊血病、皮ふ病などの病気に断食を用いて多くの患者を救い、「最良の治療法は断食である」と結論している。
 その後、19世紀の後半になると、米国のジョン・ディーイ博士らにより、科学的に断食療法の効能が研究され、20世紀に入ると、多くの医学者が断食の有効性を唱えるようになった。

(satom)
 「断食」には歴史的な伝統もあり、また近世以降多くの実証研究が進んでいるとのことです。まさか「断食」にそんな経歴があるとは思いませんでした。せいぜい宗教的な禁欲手段、ハンガーストライキなどしか思い当たりませんでした。「食べない」ことが健康になるというのは、すごくパラドックス的でなかなか信じられませんが、この本を読んでいるうちに、よく分かるようになったようです。

satom健康の友も参考にしてください。
http://plaza.rakuten.co.jp/satom6revolution

半断食法(7)

●女性は生理の日数だけ長生き
 昔から、洋の東西を問わず、大病にかかると瀉血(しゃけつ)療法が行われていたが、これも、人為的出血による血液の浄化療法と考えてよい。
 2001年にドイツのミュンヘンの市民病院に見学に行ったとき、内科や外科、婦人科などの一般の診療科と並列して「自然療法科」があり、そこではリウマチやガン患者に対して、ヒルで吸血させて治療していたが、これも瀉血による浄化療法である。
 女性の平均寿命は85歳、男性は78歳と7歳の差がある。女性は15歳から50歳くらいまで約35年間、総日数として2800日くらいの生理=自然の瀉血がある。2800日を365日で割ると、ちょうど7年になる。生理で、血液の汚れを浄血している日数だけ、女性は男性より長生きする、という見方もできる。
●結石は血液の浄化の結果
 胆石は、胆汁の成分であるコレステロールやビリルビンが過剰に含まれている場合、胆汁の流れをサラサラに保つために、余剰のコレステロールやビリルビンが沈着・凝集して結石を作ったものである。
 尿路結石は、尿中に排泄される老廃物であるシュウ酸カルシウム、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、リン酸マグネシウム、アンモニウム、尿酸、尿酸アンモニウム、シスチンなどが多すぎる場合、沈着・凝集して、石を作り、尿の流れをスムーズにしようとする反応に他ならない。

(satom)
 私の友人で結石になって治療した人多いんですが、血液が汚れてたんですかねぇー。そういえばみんななんか脂こい顔してかな。
 女性の生理が血液浄化に役立っているというのは、よーく考えてみるとそうかなぁーと思えてきます。

satom健康の友も参考にしてください。
http://plaza.rakuten.co.jp/satom6revolution

 

半断食法(6)

●動脈硬化、血栓、出血も
 発疹や炎症を起こしても、薬で無理失理に抑える治療を続けている人、または、発疹や炎症を起こす力のない老人や虚弱体質者は、血液の汚れを、つなぎ合わせると10万キロにもなる血管の内壁に沈着させる。これが動脈硬化である。
 じつはこれは、血液が浄化される過程で起きているのだが、動脈硬化が起こり、血液の内腔が狭くなって血液の通りが悪くなると、心臓は力をいれて血液を全身に押し出そうとする。これが高血圧である。
 高血圧とは、「血液が汚れていますよ。血管が細くなっていますよ」というからだの叫びに他ならない。
 高血圧に対して、西洋医学では、心臓の収縮力を弱めるβ-ブロッカー製剤や血管拡張剤を処方するが、一時的に脳卒中や心臓梗塞を防ぐ効能はあっても、また同じ飽食・美食の生活を続けると、血液が汚れてくるので、根本解決にはならない。
 血管も、ある細さになると、それ以上は細くなれないので、体の自然治癒力は次の手段を考える。それが、血栓と出血である。
 血液が汚れてくると、血液の汚れを1ヶ所に固め、他の血液をサラサラにしようとする。これが血栓症だ。逆に、血栓を作る代わりに、汚い血を鼻血、歯ぐきの出血、痔出血、婦人性器出血、下血などで出し、血液を浄化しようとすることもある。胃潰瘍や潰瘍性大腸炎からの出血、脳出血なども、すべて「血液の汚れ」つまり「お血」を浄化しようとする反応である。

(satom)
 「血液の汚れ」を解消するために、血栓や炎症が起きるというのは面白い考え方だと思います。

satom健康の友も参考にしてください。
http://plaza.rakuten.co.jp/satom6revolution/

半断食法(5)

●万病を引き起こす原因とは
 漢方では、2000年以上も前から、「万病一元、血液の汚れから生ず」という考えの他にも「食が血となり、血が肉となる」という概念が存在する。
 食べた物が、血液の成分となり、その血が、脳、心臓、肺、胃腸、肝臓、腎臓、骨、筋肉など、人体60兆個の細胞を養っている、という意味だ。
 人体内の血液は、体内を約35秒で1周しているので、汚れた血液が35秒ごとに全身の細胞に接すると、細胞が傷み、種々の病気が起こってくるのは、想像に難くない。
 血液を汚す元凶は、尿素、尿素ちっ素、クレアチニン、乳酸、ピルビン酸、アンモニア、シュウ酸などの老廃物はいわずもがな、体の細胞に必要なタンパク質、糖分、中性脂肪、コレステロールなどの有益な成分も、血液に多くなりすぎ(まれに少なくなりすぎ)ると、「汚れた血液」を作る原因になる。
●血液と発疹の関係 ちょっと腐りかけた物を食べたり、甘いもの食べ過ぎたり、体に合わない薬を服用したときなど、しばらくして発疹(ジンマ疹、湿疹など)が出現することがある。
 発疹には、斑、丘疹、結節、腫瘤、水腫、膿疱など種々の形があり、病名としても、ジンマ疹、薬疹、湿疹といろいろあるが、それは勝手につけたもので、漢方では、「体内の老廃物が、水分といっしょに外に排出されている状態」と考える。
 西洋医学では、皮ふの病気は、皮ふに起きた病変と考えるので、皮ふ病は「三
ない(わからない、治らない、死なない)」になるのだが、漢方では、皮ふ病は、血液内の汚れを通して体外へ排泄している状態とみる。
 よって、皮ふ病をステロイド剤で「治療」しても、老廃物の排泄反応を止めるだけで、それは大便、小便の排泄を止めているのと同じなのだから、根本的治療にはならないと考えるのが、漢方の立場である。
 つまり、皮ふ病を根本的に治すには、血液を浄化することが必要なのである。

(satom)
 血液というのは「道路網」のように体にとって代謝の原動力となっているんだということが再認識されます。

半断食法(4)

●運動不足と血液の汚れの関係
 安静時の体温の4分の1は筋肉で作られているし、運動する筋肉による産熱量はさらに大きくなり、体温の半分程度にも達する。
 よって、運動不足になると筋肉での産熱量が減少し、体温も低下し、血液中の老廃物の燃焼も不足するし、脂肪、コレステロール、糖などの栄養素の利用、燃焼も妨げられて、血液はドロドロ、ベタベタに汚れてくる。
●西洋医学では存在しない「冷え」
 西洋医学には、「冷え症」とか「冷え」とういう概念は存在しない。よって、外来で「冷え」を訴えても、医師からはまともに取り合ってもらえないことが多い。
 しかし、漢方では、2000年の昔から「冷えこそが万病の原因」との考えが存在する。…
 体温が1度低下すると免疫力が30%以上も低下することがわかってきている。それゆえ、病気をすると、免疫力を上げるために発熱がつきものである。
 1日のうちで一番体温が低くなる午前3時から5時に、1日のうちではいちばん死亡率が高くなるし、喘息の発作や、潰瘍性大腸炎の腹痛が激しくなったり、異型狭心症が起こりやすいのも、この時刻である。
 つまり、「冷え」は生命、健康にとって非常に有害なのである。人類発祥の場所が、暑いアフリカ大陸であったということも無関係ではなかろう。
 冷えると体内の細胞の代謝が低下し、老廃物、余剰物の燃焼が妨げられ、血液が汚れて、万病の元になるのである。
 また、白血球の働きも低下し、免疫力が落ちて、種々の病気の発症の引き金になる。

(satom)
 「運動」により体温を上げ、代謝を良くすること。「運動療法」は手軽で、相当効果があるようです。テレビでも、お年寄りに結構負荷のある運動を定期的に行わせると、筋力のアップによる身体能力の向上、免疫力のアップによる感染症などの低下が見られるとのことでした。
 「冷え」も大敵だそうです。この前高齢者の住み替えセミナーで講師の方が、広い木造の家に高齢者が住んでいると、お風呂・トイレなどで急激な温度の変化により、よく亡くなれているとのことです。今後高齢者向け住居についてはコンパクトでいつでも暖かい環境が必要かと思われます。

satom健康の友も参考にしてください。
http://plaza.rakuten.co.jp/satom6revolution/

1 | 2 | 3 | 4 | 最初次のページへ >>