多読書評ブロガーの石井です。
以前一度お伝えした本ですが、本魂一斉レビューでの推挙し、選ばれましたので再度紹介させていただきます。よい本です。
皮膚は臓器であり、更に思考や感情を生み出すのは、脳ではなく、内臓や皮膚・体壁系だという話が展開されています。
確かに考えてみると、恋すると胸がきゅんとなったり、すごいものを観たときには、鳥肌が立ったり、なんかうまく行かないことが続くとお腹が痛くなったりなど色々あります。
これらは、そう感じたから身体が反応したのではなく、そう身体が反応したからそう感じているということになります。
自分が思う0.5秒前に実際の身体の反応が起きているという話もあります。
最近はまった「脳の中の幽霊」で左脳の機能は後付けの現状維持機能で、右脳が変化をするための感覚を集めているみたいな話がありましたが、まさに本書の主張に当てはめれば、右脳の感覚統合機能は、身体の反応に遅れて認識されるという形で繋がります・・・
またそれに続いてスキンシップの在り方についての実験が色々と紹介されているのですが、特に母親と父親のスキンシップの効果の違いの項は興味深いです。(抜き書きまとめ参照)
以下抜き書き引用まとめです。
■内蔵としての皮膚の働き
「内蔵が生み出す心」原克成
■内臓と皮膚・体壁系
人間が思考や感情を生み出すのは脳ではなく腸などの内臓と皮膚・体壁系
■母親とのスキンシップ
母とのスキンシップは依存的になるのを妨げる
自分が受け入れられ大切にされているのだ、という自信を強め、その温かさから「人は信頼できるものだ」、ということを肌で学んでいく
「抱っこする」
「添い寝する」
「母乳を与える」
■父親とのスキンシップ
父親とのスキンシップを多くすると、母親のタイプにかかわらず、回避型になるのを防ぐ傾向がみられた
人と協調して何かをしていく能力が伸ばされている
世の中に意識を向け、人と協調して自分を出したり引っ込めたりたりするような社会性を伸ばす
「スキンシップを用いた遊びをする」
「泣いているとき抱きしめてあげる」
■スキンシップが脳を育む
触覚という感覚は、それを引き起こすモノとの関係において現れる
■男性は触覚より視覚が優位
女性は相手の男性とのスキンシップの量が少ないほど精神的健康度が低い
男性は、スキンシップの量と精神的健康度とはほとんど関係がなかった
■なでなでは心を癒す
ふれるだけでも心拍数が下がる
不安やストレスを感じている人に触れてあげるだけで、それを癒すことができる
引用以上です。
脳って意外とあんまり何もしていないような気がする今日このごろです。
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