2010-08-14 09:00:00
■書評■ 子供の「脳」は肌にある
テーマ:教育・育児/社会本書は子育てにおけるスキンシップの重要性を説く本であり、心理学などの豊富な臨床実験結果などを用いて重要性を科学的に示している。
欧米流の子育て本などを読むと「抱き癖がつくから抱っこは控えめに」だとか、「寝室は早くから別々に」などといったことが書かれていることが多いようだけれど、日本的な「べったり型」の子育てのよさを再認識させてくれる。
僕自身は、当ブログでも何度か書いているとおり、「イクメン」などと呼ばれる育児熱心なお父さんには程遠いけれど、休日になれば子供と一緒に遊ぶことが楽しみという極めて平均的なお父さんなんじゃないかと思っている。
今回は、そんな僕が「父親」としての立場に関係の深いところを紹介してみたい。
僕は、わが子が1歳を過ぎるころくらいまで、妻から「父親としての自覚が足りない」と言われることが度々あった。
今も完全になくなったとはまでは言えないけれど、それでも以前に比べれば随分頻度は減った。
(諦められただけなんだろうか…(汗))
この間、もちろんわが子自身の成長による変化も大きいけれど、毎週のようにベビースイミングに二人で行っていたことも大きな要因の一つかもしれないなと思う。
毎週ほぼ同じメニューだけど、水の中で「スキンシップ」はしっかりはかれているわけだし。
また成長するにしたがって、書斎(という名の物置になっている面も…)で遊ぶときには膝の上に乗せていることも多いし、一緒に本を読むときなどは二人で寝転ぶか、僕の膝の上かだ。
子供のほうももちろん変化しているわけだけれど、そうした時間を通して僕の中は確実に何かが変わってきている。
個人的にはほんとかよ…と思わないでもないが、父親としての役割というか、自分自身の責任をもつためにはそう思っておいて悪いことなんてない。
特にわが家の場合は、母親とのスキンシップは「添い寝」「抱っこ」「授乳」など、それこそ日常の中に多くの時間があり、逆に「べったりで育てすぎているかも」と妻が心配してしまうくらい。
著者の山口さんは「抱っこ」などの「べったり型」子育ての推奨派。
幼少期のスキンシップの多寡が、例えば異性からの「タッチ」に対する感覚など、その後の成長等において大きな影響をもってくるそうなので、特に男の子のほうがスキンシップが少ない子が多いと言われる中、わが子にはできる限り多くのスキンシップをこれからももっていきたいなと。
とは言っても昔とは生活様式も変わった中で、昔ながらの「べったり型」がいいんだと言われても…という向きもあるだろう。
実際「べったり型」の子育ては言うほど簡単じゃないとは山口さんも書いている。
僕も、妻を見ていると頭の下がる思いがするが、山口さんの本音が見えて本書への親近感が二割増しになった。
子育てに関してはそれぞれの考え方があるだろうし、欧米流の「親にとっての」合理的な子育て方法という選択肢もあれば、ライフスタイルから選択肢そのものを選べないという環境の人達もいるだろう。
それでも、本書を「忙しい」と言って、子育てに時間を割けていない「父親」たちに薦めたい。
■ 第59回書評ブロガー達が勝手にインパク本レビュー
本レビューは本魂!(ホンダマ)が企画したイベントへの参加であり、同じくイベントに参加しているブロガーの方々のレビューは以下のとおり。
是非、それぞれのブロガー独自の視点を比べて楽しんでもらいたいが、さらに、本書をお読みいただき感想を聞かせていただけたら、非常に嬉しい。
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■ 基礎データ
著者: 山口創
出版社: 光文社(光文社新書) 2004年4月
ページ数: 197頁
紹介文:
「思いやりのある子に育って欲しい」―多くの親が子どもの「心」の成長を願っている。しかし「心」は大事だと思っても、じっさいに「心」を育てるには何をどうしたらよいのか、わかりにくい。身体心理学者である著者は、「心」を育てるには、まず、目の前にある子どもの「肌」に触れ、「身体」の感覚を養うことが大切だと説く。なぜなら、「肌」は「心」をつかさどる「脳」に、もっとも近いからである。最新の皮膚論を駆使して、「肌」と「心」「体」「頭」の発達の関係を探る。
■ 他の方の書評記事
そこに魂はあるのか?:
■【書評】 『 子供の「脳」は肌にある 』 山口創。私とあなたの境界線。













1 ■スキンシップ。
スキンシップにも、両親それぞれに役割があるのですね。
わたしは、父にくっついていた記憶があります。
母親は下の兄弟にさっさととられてしまいましたから。
そのおかげで?
いまでもお父さん大好きっ子です(笑)