何年振りかわかりませんが、備忘メモを残しておきたいイベントに参加させていただいたので、備忘メモを投稿させて頂きます。

U理論ワークショップの先輩の百瀬さんの場に一度足を運びたいと思っていたところ、Facebookにたまたま出ていた案内を見つけたので、百瀬さん主催のWANTEDという会に行ってきました。

メインファシリテーターをしていたさなさんはどこかで見たことある人だと思ったら、諸所のワークショップで会っていた人で今年から百瀬さんにスカウトされて某大企業の百瀬さんチームに入ったとのことでびっくりしたのですが、彼女の豊かな感受性を活かした温かいファシリテーションに包まれながら、熱気に包まれた熱い会でした。

OSTを使ってテーマは「組織×信頼」と、公私ともに今の自分自身のテーマだなあと思うお題で、テーマとして「管理のための管理のない(信頼にあふれた)組織・チームになるためにはどうしたらよいか?」というお題を火種として出させてもらいました。

その中では様々な話が出てきて、最近自分の中でもやもやしていたものがどんどん分解されていく様が楽しくてしょうがない時間でしたが、最後に出てきた内容が「貸し借りができる関係があること」でした。

利害というのは、業務と組織の関係性があるときには、必ず出てくるものですが、目先の利害を超えた信頼関係があれば、貸し借りの関係の中で、細かいルール決めや、管理やエビデンスや計画を求めずともやってみてトライアンドエラー出来るという関係性が良いなあという話でした。

以下、対話の中で出てきた話で私の頭の中に残ったことのメモです。

■信頼とは
信じて頼る:頼っているが信じていない場合、信頼ではない
管理のための管理はいらないが、必要な管理はある

■貸し借りができる関係になること
一時の利害を超えた関係になれる
P/Lで損した分は、B/Sに資産として計上されるとすれば、貸す方も借りる方もWINWIN
情けは人のためならず
この関係性のための一つの重要な要素が信頼関係

■貸し借りの感覚
関係性の中では普通にある感覚
貸借はすごい発明とも言うが、本来的に人に備わっている感覚を可視化しただけのものかもしれない

■信頼と信用
信用は、一方通行なイメージ、その場の取引
信頼は、双方向、一方通行な場合は勘違い?

■信頼関係のために必要なこと
約束を守ること:ちょっと小さくなってしまうイメージ
お互いの強みを把握する:これならできそう
 

■信頼関係に必要な要素
リスペクト
リスペクトは、視点の持ち方次第で自分で持てる
積極的に、認める、ほめる、感謝するフィードバックをしよう

■忖度
往々にして、合っていないことも多い気がする
顔色伺いをすると、自分の感覚から逸れてしまうかもしれない

■目的達成志向な人と、問題回避志向な人
問題回避志向な場合、手順が増えてしまいがち
但し、問題回避志向な人にはその人の使う言葉を使ってあげれば、
目先のコミュニケーションは出来る
目的達成志向型の人は、ビジョンは出せても、詰めが甘かったりする
目的達成思考な人と、問題回避志向な人が上手くマッチングすれば吉

■インシデント(事故)対応
インシデントが起きればそれに対応するマニュアルを作るが、
顕在化していない事故には対応しない
発生した数だけ是正措置を取ったら、管理のための管理の山になる

■未然が出来る組織は?
「兆し」について声をあげられる関係性があるイメージ
これには、何をしゃべっても良いという安心感・信頼関係が必要

■信頼がなくとも仕事は出来る?
できなくはないが、効率が悪い → よって信頼は必要

■2系統の信頼
業務に対する信頼関係と人に対する信頼関係がある
あいつは性格的には嫌いだけど、仕事は信頼できる も可
どっちが悪いではなく、どっちもあって良い

■任せてもらえないと
自分の可能性を閉ざしてしまう感覚にもなる

■HOWからWHYへ
HOWだと対立してしまうとしても、WHYで問うと対立しない
同じ目的だということが確認できたりする

■MISSIONとVISION
ここを握り合えていれば、議論がいらなくなる
MISSIONとVISIONを考える場は、直接の生産性はない
そういう意味では、「管理」の枠組みとは違ったところにある概念
自分事も含めて、MISSIONとVISIONを握り合えたら強い
ちょっと熱い飲み会で良い

■頭と心とハラ
思考と感情を超えたハラの時代が来る?
日本には、ハラの感覚がもともとある

■不確実なことに挑みたいときこそ
信頼で進めていける関係性が必要
管理とルールに縛られたら新しいことは出来ない
不確実性を埋めていくためのルールを策定し続けても、書類の山が出来るだけ

■長屋のようにありたい
機械的に見えるような人材配置も実は、その人がいるべくしてある状態かもしれない

■意思込め
提案がある場合、そこに自分の意思は入っているのかと問う

■感想
信頼があるという前提で話をしている人が多かった
実は自分は信頼されていたと思う人数名
もっと信頼していこうと思う人あり

終了後懇親会でも、百瀬さんとU理論合宿の昔話で盛り上がったりなどしましたが、中でも、印象深かったのは、キーパーソンと主張が合わない場合に、一対一で、時間制限のない状況で、相手の話を徹底的に聞いた後に、「同じです」と言って自分の主張を曲げずに繰り返してくことで相手に認知不協和を生み出し、いつのまにか相手に打開策をひねり出してもうという状況を作り出すという対話工作の実験をしている人の話は衝撃的で、自分もいつか機会があれば、やってみたいと思うような面白い刺激をもらいました。

以上、自分備忘録としたくという意図が大きいのですが、WANTEDの会の参加感想でした。

相当久々の書籍紹介記事です。

 

慶応の大学院SDM(システムデザインマネジメント研究科)の教授である前野隆司氏による日本人論の本です。

日本の特徴を、中心が無だからこそ色々なものを包容する力があるという点だとして、

その共生力を、相互強調して成り立っている森のようだと例え、そこから発展して、

地球単位での未来のあり方まで提示されている意欲的な本です。

 

たまたま森のリトリートというイベントを会社のクラブ活動で行った際に、存在を知った本で、

森にいきたいなあと思っていたタイミングで、かつ、日本の特徴に関しても、本ブログでもよく紹介していた

河合隼雄さんの神話論や内田樹さんの書籍からの引用も多く、とても共感できる内容でした。

 

著書後段では、世界のあるべき姿と日本の特徴を重ね合わせることにより、世界と日本の明るいきざしについて

力説していますが、何よりマネジメントの最先端の理論を実践しようとしている人達を指導育成している人が、

このような志溢れる本を書いているという自体が頼もしい事実で、未来の明るいきざしです。

 

以下、抜書きまとめです。

 

■先人たちが述べてきた正統派の論点を、現代日本人のためにまとめ直す

 

政治学者・思想史家の丸山真男

 

「無限抱擁」「無自覚的雑居性」

 

心理学者の河合隼雄

 

「中空構造」

 

哲学研究者・思想家の内田樹

 

「日本文化には、原型や祖型があるわけではなく、『日本文化とは何か』というエンドレスの問いのかたちでしか存在しない」

 

■丸山真男『日本の思想』(岩波新書)

 

「自己を歴史的に位置付けるような中核あるいは思想的伝統はわが国には形成されなかった」

 

■解き明かせないように見える不思議な事柄も

 

脳神経科学(いわゆる脳科学)などの現代科学により説明できる

 

■日本人は単一民族か?

 

少なくとも遺伝的には疑問を持つべき

 

最近のほんの千年か二千年くらい、単一民族っぽく暮らしてきた人々

 

■日本は中心に無がある国

 

「日本人は、中心に『無』がある文化を持っていて、どんな新しいことも矛盾なく受け入れ、やがて日本化する

 

■アメリカ人

 

「愛と自由」が中心にあるとしっかりと自覚している人たち

 

■「無常・無我・無私」

 

みんなが合意していないことも含めて、日本の中心は「無」だと思う

 

■無常・無我・無私とは何か?

 

・無常とは、諸行無常

 

すべてのことは移いゆく。水の流れのように。だから、常に正しいものもないし、常に栄えるものもない

 

・無我とは、仏教の諸法無我

 

すべての物事の原因は、自分ではない。もしくは、実体がない

 

・無私とは、私心を捨てた献身の心

 

武士道や儒教における主君や上司に仕えるときの心がけ

 

現代日本の道徳観

 

■中心がないから何でも受け入れられる

 

すべての物事を「無」として理解しよう、というのが発想の中心なので、すべての物事を受け入れられる

 

■無限抱擁性・無自覚的雑居性

 

あらゆる物事を無限に抱擁し包容する

 

日本人は何でも無限に抱擁するかのよに受け入れ、無自覚的に雑居させることができる

 

■中空構造

 

真ん中が「無」だからこそ、対立のない真の調和に向かえる

 

■日本文化の永遠の強み

 

中心に「無」があるからこそ、その周辺に豊かなものが出てくる

 

■拙書『思考脳力のつくり方』(角川ONEテーマ21)

 

「論理は完全ではなく、むしろ世界の本質を厳密に記述するには不完全なものである。しかし、部分的ないろいろな事柄を記述するには便利なものである」

 

つまり、論理は、全体的本質の記述には向かないが、部分を正確に記述するのには向いている

 

■「山は山にあらず。故に山あり」

 

山はもともと

 

単なる隆起

 

名前がないと区別のしようがないので、誰かが「山」と名付けた

 

だから、隆起した土地を山と呼んでいるにすぎない

 

■多神教的世界観

 

多神教的世界観が中心だったころには、東洋にも西洋にも、枠の中の物事を二項対立図式で捉える分析的思考と、自由に枠の外にも出てそもそもの枠の意味を問う全体統合的思考が混在

 

■近代的な考え方

 

それではいかんだろうと、枠内の話と枠外の話を分けて論じることにしたのが近代西洋型の思考

 

■素粒子論

 

現象に対する観測者の影響が無視できません

 

■複雑系の科学

 

単純な言葉や数式で何らかの現象を言い尽くせるものではない

 

重箱の隅から思いもよらない多様な現象が無限といってもいいくらいの複雑さで出てくる

 

■自由意志は幻想

 

拙著『脳はなぜ心をつくったのか』(筑摩書房)

 

ベンジャミン・リベット博士の有名な実験

 

意識の上の自由意志が「動かそう」と思った瞬間と、無意識的な筋肉への指令信号が始まる瞬間

 

無意識的な筋肉への指令のほうが、0.35秒程度早かった

 

自由意志と感じられる自分の意思は、自分の行動の始点ではなく、途中経過にすぎない

 

■ポストモダン哲学者リオタール

 

「大きな物語は終焉した。私たちは、小さな物語を生きるしかない」

 

■「普遍主義の不可能性と不可避性」

 

宮台真司の『日本の難点』(幻冬舎新書)

 

大きな物語はすでにないことが分かっているけども、大きな物語を求めなければならない時代

 

■神道

 

世界中にあった自然崇拝や多神教の一種の発展形

 

■「神=自然」

 

「神=自然」と考えれば、神道が言ってきたほとんどのことは無理なく成り立ちます

 

■死ぬと神になるというのは

 

死んで物質的には酸素や炭素や水素などとして世界を循環するということ

 

■神というのは

 

二酸化炭素やニューロンの発火とかいう言葉がなかった時代の、誰かの直観的な仮定だったと考えればいい

 

それが確からしいから受け継がれた

 

現代科学から見ると、たとえ話と見なすほうが妥当

 

■なぜ、神道と仏教は共存できたのか?

 

後から入ってきた宗教が

 

仏教だったから

 

仏教には本来神がいません

 

すべては無であるというのが教えの中心

 

■神宮寺

 

「仏教の無の思想でどんな人も救われるのなら、神様も救われると考えればいいじゃん」

 

神を仏により救うために多くの神社に神宮寺が建てられた

 

■仏教は「科学+哲学」

 

『ブッタのことば スッタニパーダ』(岩波文庫)

 

ブッタ自身は仏教を宗教ではなく哲学として考えていた

 

■日本仏教の原点

 

大乗仏教用語

 

諸行無常「すべてのつくられたものは、無常である」

 

諸法無我「すべてのものは、我ならざるものである(もしくは実体のないものである)」

 

涅槃寂静「涅槃は安らぎ(幸福)である」

 

一切行苦「すべてのつくられたものは、苦しみである」

 

これらの四つは、宗教ではなく、哲学と科学の範疇の記述

 

■諸行無常

 

確実で絶対的なものはない

 

■諸法無我

 

人々の自由意志は幻想

 

『アップデートする仏教』(幻冬舎新書)

 

「思いの手放し」(執着を手放すのみならず、自分がやっているということ自体も手放すこと)が大切

 

心を研ぎ澄ませて青空のようになることは第一歩

 

本質的に大事なことは、青空のようだと思っているその客観的観察者たる自分自身もないと気づくこと

 

■涅槃寂静と悟りと幸せの関係

 

涅槃とは

 

ブッタはもともと、悟りの境地という意味で用いた

 

悟りの境地とは、幸せの境地のこと

 

一切行苦

 

悟らないうちはこの世は苦しみにあふれているが、悟れば幸せ

 

■すべてのことを行っているのは

 

無意識的な脳の営み、および、身体を介しての外界とのインタラクション(相互作用)

 

■悟り

 

「なあんだ、生きていると思ったら、死んでいる状態と大差ないではないか」

 

生きている自分というのは幻想なんだから、もともと死んでいるようなもの

 

何も怖くなければ、何の悩みもない。

 

心は晴れ晴れとして、何の曇りもない。

 

無欲です。青空です。これは至福です。

 

恐れも悩みもなく、心が静かでリラックスした状態

 

■至福=悟り

 

二千五百年前と違って、私たちは、困難な修行を経なくても、科学の成果の論理的な理解によって、悟り(=至福)に至ることができる

 

■究極の自然体

 

今を生きるだけ。しかも、自然の一部として。

 

悩みもない。至福

 

心を落ち着けると、このスタンスに立てます

 

しかし、ブッタと違って、気を許すと煩悩の世界に戻りそうになりますので、修行は一生続くというのもわかります

 

■日本の中心

 

無常、無私、無我

 

どんな新しいものも取り入れ、そして自分化していく

 

■日本化

 

理論武装せず、無邪気かつ素朴に受け入れ、あるときは勘違いし、あるときは曲解して、自分のものにしてきたのが日本

 

中心が無だから、整理はされていない

 

■相互協調的自己観

 

日本人には裏表がある

 

個人の意思より、集団の調和を優先

 

■遅い決断

 

日本人は考えをはっきり言わない

 

遅い意思決定はローリスクローリターン

 

世界の長寿企業のトップクラスは日本勢だらけ

 

サステナブルであることの秘訣は、遅い決断

 

■森

 

圧倒的な調和の世界

 

「自分がこの世界の一部あるということ以上に、何を望む必要があろうか」

 

■日本は森のような国

 

相互依存性

 

■日本型システムの理想型

 

フラット・ネットワーク型

 

多種・複雑・冗長・無駄

 

仮説を持たずいろいろやってみる

 

問題解決 ゆっくりと自分のペースで

 

すべてを活かし共存

 

■自立分散システム

 

それぞれが自分らしく振る舞う結果として、全体としての調和が生成されるタイプのシステム

 

要するに、管理されていない、めちゃくちゃな構造の社会

 

誰がどこでつながっているかもよくわからない

 

責任範囲もよくわからない

 

■日本の会社組織は

 

形式的には近代西洋流のピラミッド型組織になっているけれども、実は命令系統があいまいで責任が不明確

 

遅くてどこで完結するのかわからない意思決定により、全体の調和が維持

 

■自殺の少ないコミュニティ

 

コミュニティ内の人々の紐帯(つながり)が弱く、他者に関心は持つが監視はしない淡白な人間関係があり、困ったときに助けを求めることへの抵抗感が少ない

 

■弱く淡白でいい

 

協力関係、相互依存関係があったほうがいいものの、それは淡白で弱くていい

 

強すぎる協力関係は、まるでピラミッド組織内の仕事の分担

 

いざというときに頼れる弱くあいまいなつながりこそが重要

 

■協創が必要

 

もはや地球はいっぱいいっぱい

 

自由に競争している場合ではない

 

■世界長寿企業ランキング

 

第一位は金剛組(大阪府大阪市、創業578年)

 

二位は西山温泉慶雲館(山梨県、創業705年)

 

三位は千年の湯古まん(兵庫県豊岡市城崎町、創業717年)

 

■二百年以上続いた会社の数のランキング

 

『三代、100年潰れない会社のルール』(後藤俊夫、プレジデント社)

 

一位日本(3113社)

 

二位ドイツ(1563社)

 

三位フランス(331社)

 

四位イギリス(315社)

 

五位オランダ(292社)

 

目先の利益ではなく、地域や社会とのつながりを重視し、社員の幸せを大事にし、社会全体が調和し共生することを目指しているから

 

■日本人はやります

 

日本の会社を幸せな会社にしたい、という想いから活動されている会社やNPOの方を、私はたくさん知っています

 

今の日本は、明治維新前と似ています

 

これまでの制度は制度疲労

 

動き始めた人から見ると、変化は加速していて、どんどん大きな束になりつつあります

 

■大規模複雑ネットワークの管理技術が発展すれば、

 

あたかも、一見ごちゃごちゃで原始的な人の集まりのように見えているけれども、そのつながり方は緻密に把握されていて、それぞれの仕事は確実にやりがいのある形で行われていく、無数の幸せな小規模事業体から成る日本(ないしは世界)という新たな形態が可能になる

 

そんな働き方をする人は、すでに確実に増殖中

 

■理想的な未来

 

「みんながみんなんことを考える、安心で優しい社会」

 

近代西洋合理主義、個人主義、勝ち残りゲーム主義

 

根拠なき楽観の時代はやめにして

 

グローバル・イシューを解決するためには、あまりに非力

 

■全体俯瞰的な問題解決

 

世界全体を公平に見渡して、全員で、あるときは痛みを共有し、あるときは自己犠牲を発揮して、全員の平和と幸福を願う

 

日本こそが買って出るべき

 

あらゆる人間活動が、世界全体の調和と規範に営まれるような世界が実現してほしい

 

■平和について

 

理想的平和主義の一つの典型例

 

アインシュタインや湯川秀樹が戦後に始めた世界連邦運動

 

「各国が軍隊を持つのは、無政府状態と同じだ。各国軍は廃止して、世界連邦軍だけしかない世界をめざそうではないか」

 

現実的課題は山積しているかもしれない

 

でも、みんなで共に理想を目指すということだけでも、合意しましょう

 

一番理想的なところは、みんな同じだ、と。想いを共有できる

 

■平和憲法

 

他国に先んじてあえて世界の未来の理想のシンボルとして、涼しい顔をして憲法に書いたままにしておく日本

 

世界の歴史的相互作用の偶然によりできた

 

そこがまたいい

 

こんな矛盾超越的・理想主義的国家理念が、様々な因果の結果として、たまたま日本にできてしまった

 

無の国日本の使命

 

■『北風と太陽』

 

大人たちは、何千年も、北風競争をしている

 

馬鹿げた世界

 

隣国との関係にも

 

いくら文句を言われても「仲良くしようよ」と相手を暖かく照らすのがいい

 

隣国は、何千年も、先生とお兄さんみたいなもの

 

■宗教は統一できるか

 

中心に無がある普遍的価値観

 

世界を日本化できれば、世界の思想・宗教の統合がはかれるのではないか

 

一神教の神も、比喩と捉えればいい

 

「自然=神=キリスト=精霊」

 

どの宗教も正しい

 

こう考えることが、宗教観の争いをなくし、平和な世界を構築するための一歩につながる可能性がある

 

人類の悲願であった宗教対立の超越が達成できる

 

すべては幻想と言っても、すべては無であると言ってもいい

 

■社会経済モデル

 

限界が見えてきた

 

■幸福学

 

「お金を自分のために使うよりも、他人のために使う人のほうが幸せ」

 

「社会的課題解決のためのアクションを起こしている利他的な人は幸せ」

 

■簡単な施策

 

世界連邦政府をつくり、世界統一型の累進課税を実施すればいい

 

本質的問題解決を目指すなら、フローよりもストック(資産)への課税の方が有効

 

世界中の大金持ちに課税して、所得再分配をすればいい

 

■困難

 

まだ世界は共通の制度をつくることに合意するほど信頼し合っていないし、議論も進んでいません

 

■環境問題も同様

 

みんなで環境のために痛みを分かち合いましょうよ、と世界共通の環境税を導入できれば、環境破壊撲滅への動きは一気に加速

 

■世の常

 

共同原理のないところに、無駄や倫理問題が生じるのは世の常

 

世界連邦政府が腐敗して独裁化した場合には、世界は平和で幸せどころか、強圧的で不幸な暗黒世界に

 

■しかし

 

世界は、理想を共有すべき

 

疑心暗鬼の人間関係からは、いつまで経っても信頼は生まれません

 

■二三一五年春

 

東京は森の真ん中にある広大な街

 

家は森の中にひっそりと隠れるように建てられている

 

日本中が森であることを第一に、街が設計されている

 

遠隔会議システムは高精細

 

リアル以上にリアル

 

どこに棲んでいても、世界中の人と瞬時に会える。友達になれるし、ビジネスもできる。

 

平和で、楽しく、幸せな世界

 

人はそれぞれに創造性を発揮し、それぞれの最もやりたい仕事をする

 

クラウドが管理しているのはどこにどんな人がいて、どこにどんな情報があるか、ということだけ

 

創造性は人間に任されている

 

世界の五十億人が、創造的に生き、自由に自分らしい未来をつくっていける世界

 

みんながつながっているから、自分の一つひとつのチャレンジが、より良い世界のために貢献できていることを、地球人一人ひとりが実感できている世界

 

家を出ると、東京の都心は見渡す限りの森

 

人々は、土の柔らかさを楽しみながらゆっくりと歩き、出会い、会話を楽しむ

 

抜書きまとめ以上です。

 

■本日の紹介本

 

■リファー本

三代、100年潰れない会社のルール

■関連エントリー

 

「神話と日本人の心」(河合隼雄)

http://ameblo.jp/satokumi1718/entry-10083850018.html

 

「身体の言い分」(内田樹・池上六朗著)

http://ameblo.jp/satokumi1718/entry-10426372113.html

 

「自我の終焉」クリシュナムルティ

http://ameblo.jp/satokumi1718/entry-10410842000.html

 

■編集後記

 

実は自身の右脳あたりの開発やその他の目的があって、楽読なる速読スクールに通いだしたのが、本ブログ再開(?)のちょっとしたきっかけだったりもするのですが、また今後も、世の中の役に立てる情報発信をしていけたらいいなと思っています。

ヴィジョナリー・カンパニーの大塚さんより、バガヴァッドギーターカードという本をご縁で献本頂きました。

  

「バガヴァッドギーターカード」向井田みお著 ヴィジョナリー・カンパニー株式会社 発行

■口伝で伝えられる
 
バガヴァッドギーターは、あのガンジーさんも日々持ち歩いていたというインド哲学の叡智を700の詩にしたためたというもので、インドではその解釈は、師匠から口伝で伝えられていくものと言われています。
 
このブログでも、今回の著者の向井田みおさんが書いた『バガヴァッドギーター』の抜き書き書評記事や、講演レポートを書いたことがありました。

■インドで修行中に執筆
 
ちょうどその頃はこれから向井田みおさんが、これからまた数年間修行に旅立ちますというタイミングだったのですが、今回カードの解説文は、その修行の最中にインドで書かれたものらしいです。
 
バガヴァッドギーターは、結構難解な本ですが、この本の解説は、一項目ごとに完結していて、よく読むとどれも言っていることの本質は同じなので、この世界観を自分に刷り込みたいという人には、このカードという仕組みはオススメです。
 
■カードとは
 
カードってなんだ?という人もいると思います。
 
少しヴィジョナリー・カンパニー社の創っているカードは、書籍として大手書店やヨガスクールや楽天にも置いてあるようなのですが、絵の描いてあるカードと、各カードの解説がのった冊子がついています。
 
■本から文字をなくしたい!!

このカードのプロデュースをしているヴィジョナリー・カンパニー代表の大塚さんは、出版社の社長をしながら本から文字をなくしたいと本気で思っている人です。
 
文字は便利ですが、文字にすることで文字にのらないものが消えてしまうということだったり、大塚さん自身、文字に宿った著者の思いやノイズが重くて本を読むのが辛く感じるときがあるとのこと。
 
■カードにはタイトルとイラストだけ

ヴァガバットギーターのカードにはそれぞれ『詩』がついているのですが、カード自体には、『文字としての詩』は書いてありません。
 
ただ絵が描いてあるだけです。
 
最初にこのカードを手にとったときは、詩の言葉位カードに載せてくれれば、解説書を読まなくてもインスピレーションが起きるかもと思いました。
 
■イラストの雄弁さ

但し、このカードにはあえて絵しか描かれていません。

そして、この事実は実際大塚さんから直接絵に対する思い入れを聞いて初めて認識したのですが、このカードに描かれた絵は正直なところ、文章の百倍雄弁です!!
 
■絵から受けるインスピレーション

恐らくビジョナリーカンパニ社の出版している本を持っていて、この絵から受けるインスピレーションを活用していないとしたら、物凄く勿体無いです。
 
話を聞く限り、絵のイラストレーターについては、かなりの確率で毎回新しい人を探して、絵のインスピレーションを著者と文章と大塚さんの感性で担当するイラストレーターさんに伝えて、一つ一つの絵が完成していくそうです。

50枚近い枚数の絵を一人のイラストレーターの人に創ってもらうということは、かなり大変なことのようで、この絵を創っていく過程で、文章の行間だったり、大塚さんの言う文章に出来ないものを形にしていくサポートをすることが、大塚さんのカードプロデュースの真骨頂です。
 
今回のバガヴァッドギーターの本は、インド哲学なのですが、大塚さんの直感でアフリカンな色調でのアレンジになっているとのこと。

向井田みおさんの解説は、アマゾンのレビューでも高評価な通り、難解なヴァガバッドギーターのコアエッセンスを言葉でわかりやすく解説してあることはいうに及ばず、この絵から受けられるインスピレーションがすごいという事実を知らずにヴィジョナリー・カンパニー社のカードを持っている人がいたら、重ねての記述になりますが、非常にもったいないです。


久しぶりのブログ投稿ですが、出版社の経営をしながら、文字がなくなれば良いのになんてことを本気で思っている人に初めて会って、こんなに絵で感動した書籍というのに初めて会ったので、ここに久しぶりにオススメの本として紹介させて頂きます。

(今記事の紹介書籍) 
 
「バガヴァッドギーターカード」向井田みお著 ヴィジョナリー・カンパニー株式会社 発行

(参考リンク)
■書評■インド聖典の極意「バガヴァッドギーター」向井田みお
http://ameblo.jp/satokumi1718/entry-10512189391.html

■セミナーレポート■クエストカフェ特別セミナー「バガヴァッドギーターに学ぶ生き方のエッセンス」向井田みお
http://ameblo.jp/satokumi1718/entry-10506499090.html

【編集後記】
ちなみに大塚さんから聞いたのですが、ヴィジョナリー・カンパニー社で一番売れている商品は、「日本の神様カード」という古事記に出てくる神様を題材にしたオラクルカードとのことです。

大手取次ぎを通さない書店流通と、ヨガや占い関係のSHOPかネット販売だけで6万部を超える部数が出ているとのことで、驚きです。

「日本の神様カード」ヴィジョナリーカンパニー 
「日本の神様カード」大野 百合子 (著)  Denali (イラスト), 三橋 健 (監修) ヴィジョナリー・カンパニー株式会社