その人はいつも割烹着にバケツを持っていた。

 

空家に現れては、自分の家を掃除するように

 

淡々と水を汲んだり、ぞうきんを絞ったり。。。

 

その人と話すと何か落ち着いた。

 

「八百屋さんがリンゴ拭くのは、キレイに見せるため」

「売れの残った商品をおまけするのは、また来てもらうため」

「支払を袋で分けておくのは、自分の使い道を知るため」

 

彼女から、いろんなことを学んだ。

 

当たり前をおごらずに当たり前にやる。

どんな取引も、高額であれ、強権であれ、態度は同じだ。

釣り竿のように、先にしかぶれない強さを感じる。

 

ちなみに、彼女はいわゆる「資産家」だが、

見た目には、「レレレのおばさん」だ。

 

今日もどこかの空家で掃除でもしているらしい。

 

娘さんが「もうすぐ戻ってくる」って言ってたけど、

会わずに返ります。僕も真っ直ぐに自分の商売道へ。

前回の仲介料で揉めた物件。

 

内見の時に、息子を連れてった。

 

息子は、最初は古くて乗り気ではなかったが、

まだまだ使えそうだから買っとけば・・・って

 

まぁ、取引を止めて、一番残念だったのは、

息子が気に入った物件を買ってやれなかったこと。

 

今度から、変な主観が入らないように

息子は同行せん方がいいなぁ。。。とか考えてた。

 

今回の経緯を、息子に言って建前で、

「また、見に行こうな!」と言うと。。。。

 

「ええよ、別に。

だって、お父さんが違うって思ったんだろ?

そんなん買わなくていい。お金払わんでエエやん。

次、どんな物件?」って。。。

 

俺以上にキレがあるかもしれない。。。(笑)

お盆明けで買取を目指していた物件。

 

借地で借地料もちょっと高いけど、

家がまだ使えそうだったので、買うことにした。

契約決済同時履行の一発決済。

馴染みの業者さんだったので安心していた。

 

しかし、決済3日前に、手数料を上げて欲しいと。。。

僕としては、大体の額を言ったつもりだったけど、

合意したわけではなかったらしく。。。

 

今回は3日前だし、そのまま行ってくれないかなぁ?

と淡い期待をしていると、(それか、少し上げる程度)

今までの手数料も微々たるもんで、バカにされている

気がしていた!ちょっとお怒りモード。

 

バカにしたつもりは全くないし、

安いに越したことはないが、仲介もプロだから、

はっきりと言ってもらえば検討するつもりだ。

 

ただ、今までバカにされた金額でやってきたって

のは聞き捨てならぬ。

 

優しくやりたいし。怒らせたくないし。

ただ、下手な言い訳もしたくない。臆病者ですね。

 

取り急ぎ、流れの悪い契約は、お断りしました。

金額の多い少ないは、風呂の温度と一緒で、

入る前に言っておいてほしいです。