手術の次の日、面会時間になる前からそそくさと会いに行きました。
なんということでしょう。
頼みの綱の【ピンポン】、看護師さんのセッティングミスで鳴らせれなかったとのこと。
それでも夜遅くに帰って朝一番で私が来たので、お母さん、なんだかピンポンを鳴らすことが出来なくて・・・ということでしたが、
こーこーこーゆー状態だと鳴らせれないのでこーしてあーして、体の位置がこーじゃないと・・・・
鳴らせないことに気が付いたらせめて手に装着するスイッチもあったのに、そもそも鳴らせれないことに気が付かなかった様子。
大事なことだから何度も何度も色んな看護師さんに話して、伝わっているはずだけど、・・・実際やってみないとわからないのも分かるんだけど!!
本人がウンウンって言ったこと分かるんだから、こーかい?あーかい?って聞いてくれたら分かるのに!!
でも、1日目で「体の位置をもっと奥にずらしてほしい」と言いたかったはるの言葉を50音で聞いてくれようとした看護師さんも、理解してもらえる看護師さんもいませんでした。
はぁ。。。
と思っていたら、はるが
「一人で泊まった」
「手術がんばった オレ強くなった」
「ゴレンジャーと仮面ライダー1号のシール欲しい」
ちょっと和みました
(レンジャーと仮面ライダーは卒業してだいぶ経っていたのですが、
「懐かしいから観たい」と言い出して最近また見始めています)
とりあえず、分からないことは はるとに聞いてくれたら答えれますから、っていうのは再度伝えました。
(この部品何のだろう?とか、コレ誰の?とか、はるの周りにあるもののことは大抵わかっていて教えてくれるんです)
次の日。
私の顔を見るなり、
「母さんあのさ、看護師さん慣れてない(オレの事)」
「あいうえおやりたかった」
「みんなに伝えて 絶対」
「母さんやっぱり(一緒に)泊まりたい」
と言って泣くはるくん
とにかく伝えたいのにみんな向こうの思いつくまま聞いてはくれるけどこっちの話を聞いてくれないとのこと。
たしかにね。はるくんの話を聞くの、慣れてないと難しいし、看護師さん忙しいから一文字一文字聞いてくれる暇無いのかな。。。
でも、入院した当初から思っていましたが、
声掛けも優しくて、はるにいっぱい話しかけてくれる看護師さんたちがすごく多いんですよね
はるが私に一生懸命何度も訴えている姿を見て、
横にいた当日担当の看護師さんが
「そうだよね、そうだよね、ごめんね。話し聞いて欲しいよね。みんなにしっかり伝えるから!」と 申し訳なさそうに声をかけてくれました。
そうやって言ってもらえるだけで私もホッ
看護師さんがはるに慣れるのも時間が必要だし、はるくんも看護師さんに慣れないといけないし、ちゃんとウンウンって分かってもらえるようんに大きくうなずくんだよ!とかはるにアドバイスして。
その後、いつも通りドラマや映画やお出かけの話をいっぱいおしゃべりをしているうちに
はるもまた前向きになれてきたようで、ホッ
両親と祖父母しか基本的に面会できない病院ですが、
はるがしゃべれなくて少しでもストレスが減るなら、と
養護学校の先生と施設の看護師さんが面会OKもらえたんですが、
本当にいつもいつもはるを可愛がってくれている先生は
なんと はるが慣れるまで毎日会いに来てくれたんです
いっぱいおしゃべりして帰ってくれていて、
本当に本当に私も安心で助かりました
ところで、院内にあるDVDはお部屋で見ていいよ~と言われたので、
こんなのあるよーと写真撮って行ってはるに見せると、
その中でチョイスしたのは【おかあさんといっしょ】。
えーーーーお母さんといっしょって、めっちゃ幼児に戻って行ってない????と思ってちょっと不安になっていたら、
「部屋にちいさい子どもいる。聞かせる」
えーーーー!!? やーーさーーしーーー
お向かいに小さい子がいて、気になっていたようです。
看護師さんにもはるちゃん優しいねーーーと声をかけてもらっていました
なんだか、そんな思いやりまであるんだなーーって
とっても嬉しくなりました
さらにまだ⑤へつづく