お疲れ様です。子育てコーチング協会インストラクターのさとさんです。

はじめに
忙しい現場では、つい「叱る」「注意する」ことが先になりがちです。けれど、その前に子どもの姿をじっくり観ることで、行動の背景や気持ちが見えてきます。
5W1Hの視点を使えば、子どもの行動を事実として整理し、理解につなげることができます。観察力を磨くことは、保育の質を高め、子どもとの信頼関係を育てる第一歩です。
観察力に立ち返る
子どもとの関わりに迷ったとき、私たちは「観る力」に立ち返ることができます。
本記事では、5W1Hの視点を使って、保育の現場で子どもを深く観る技法を紹介します。

子どもの成長は、そばにいる大人のまなざしや関わり方に深く影響されます。
わかっているつもりでも、日々の忙しさの中で見失いそうになること、ありませんか?
プラスに関われば、子どもは伸びる。
マイナスに関われば、子どもはつぶれる。
だけど、実際にプラスに関わるということがどういうことか?を具体的に落とし込んでいる人は、案外少ないように思います。
大人の「子どもを観察する力」を高めると、プラスの関わり方も具体的になってきますよ。
さとさんの子どもを見る方法は5W1Hに落とし込んでいます。経験な部分と学びとを感覚でやってきたことを、図解してみました。

When(いつ)

目の前のことなので、いつは簡単にとらえがちかもしれませんね。
Whenで大切なことは、時間の経過を意識しておくこと。
子どもの行動・感情は時間とともに変化をしています。
そこを逃さないように、「いつ」と結び付けて観察しましょう。
Where(どこ)

これも、簡単なことでしょ?って思われるかもしれません。
でも、実際子どもの様子を聞くと、どこを具体的に話す人は少ないものです。
例えば、階段の一番下にいるのか、階段の上の方にいるのか、踊り場にいるのか、では印象も変わってきます。
さらに、その子の「どこ」だけでなく、その周りの子どもたちの配置も意識してみましょう。
子どもの行動は、周りの子どもに影響を大きく受けているものです。
Who(だれ)

これは2つのパターンに分けることができます。
1人・複数
複数(with)の場合は、さらに3つのパターンになります。
子ども・職員・私
誰と一緒にいたのか?
忘れがちなのは、私自身の存在です。
子どもの言動は、驚くほど「私」の影響を受けていることを、忘れがちになりますよ。
How(どのように)

実際に子どもの様子を捉えることになります。
具体的にいうと、
行動・言葉・表情
中でも、言葉は振り返ると思い出せない場合があります。
慣れないうちは、印象に残っている言葉を書き留め(スマホメモとかね)ておくといいですよ。
言葉にはその子が現れます。
エピソードとして語るときにも、真実味が増しますよね。
What(なに)

Howとおなじように言動を捉えます。
Howと違うのは、どこに観察者の焦点が合っているか?
それがWhatになります。
これは客観的な事実と、私の価値観が微妙に絡み合って、焦点が決まります。
Whatは職員によって、見えているものが違うことはよくあることです。
だから、職員の対話が必要なんですよね。
目に見えるもの
When・Where・Who・How・Whatは実際に目に見えるものです。
※Whatは目に見えない部分も含まれています。
できるだけ、見たままを捉えておくことが大切です。
子どもを観察するうえで、職員同士の対話が重要になってきます。
その際に、主観的なものと客観的なものをしっかりと切り分けて伝えられると、物事はわかりやすくなってきます。
うずくまっている姿を見て、
「悲しそうでした」と伝えられても、それが本当に“悲しみ”なのか、支援者としては迷うことがあります。
だからこそ、事実に基づいた観察が、子どもとの関係づくりの土台になるのです。
お腹が痛かったのかもしれません。となると、そこにいる職員はうずくまっている子どもを見たら、直接確認をするために関わることが必要になります。
そして、客観的な事実を積み重ねることは、観察するうえでとても大切です。
Why(なぜ)

子どもの言動に対する「私」の考察な部分です。
事実ではないかもしれませんが経験・学びを通して、子どもの立場になったとき、子どもは何を考え、感じているのか…に思いを馳せます。
そして、周りの子どもとの関係の中で、それぞれの思惑もあります。
さらに、その子どもの過去からの因果関係もあるでしょう。
成長した場面でも、問題に感じられる場面でも同様にWhyと思いを馳せることはとても大切です。
そのWhyを職員同士確かめ合い、さらに深く子どものことを理解しようとすることがより深いWhyにたどり着きます。
成長した部分・改善してほしい部分をどのように子どもに返していくか(フィードバック)も、その時に話し合うことができますよね。
変化に気づくこと
こうやってあらためて観察することを見てみると、様々なことをしていることが分かったよね。
さとさん自身、気づきでした。
観察をすることで、最終的にしていること。
漫然と子どもたちを見ていると、何も変化に気づきません。
最悪の場合、問題行動ばかりに目が行ってしまいます。
これは、実に多くの職員がやってしまっています。
さとさんの見ている変化とは…
子どもの気持ちの揺れ
問題に見える行動の背景には、子どもなりの言い分があるものです。
成長した場面では、子どもは認めてほしいものです。
その気持ちの些細な揺れを感じ取れると、子どもを観察するのも面白くなります。
そして、子どもはそんな職員を受け入れてくれますよ。
すぐにすべてのスキルをこなすのは難しいかもしれません。
まずはWhen・Who・Whatから始めるといいと思います。

職員の対話
そして、観察したものを職員に話すことがとても大切です。
1人の価値観で見るだけではやっぱりダメで、職員と見たものを出し合い、よりその子どもを理解しようと試みることが非常に重要です。
その対話の中で、違う価値観に出会います。自分自身の価値観との違いに気づくことで、あらためて自分の見方の偏りに気づきます。そして、引き出しも増える。
チームとしての捉え方を確認したら、子どもたちに返していく方法も話しやすくなります。
どのように伝えるか?
どのような環境を作っていくか?
どんな遊びを仕掛けるか?

子どもを観察し、職員の対話を通して価値観の引き出しを増やし、子どもの捉え方の幅を持ち、子どもの成長につながるように子どもに返していく。
ほんの少しの観察と対話の積み重ねが、子どもたちの安心と成長につながります。
支援者自身も、「見えること」が増えていく喜びを感じられるはずです。
振り返りシートを作ってみましたよ。職員同士で振り返るときに、このシートを活用してみてくださいね。
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