● 叱ってるつもりが、自分の気持ちをすっきりさせるためだけになってる?
こんにちは、高島です。
私は児童クラブ勤続15年。
ある職員花子さんから、こんな相談をされました
『太郎くんが、(あるルールを)守ってくれない』
花子・太郎は仮名です。
児童クラブには30人の子どもが生活をしています。なので、こんなこともよくあること。
ここで、ちょっと、視点を変えて私から話を切り出したんです。
それは、花子さんと太郎くんの問題かもしれませんね。
2人の間で、話を聞いてくれる関係になっているか…難しいことだけど。
職員花子さんは、太郎くんに叱った。
『○○したら、いけんでしょ!』
その後、理由も説明している。
このとき、叱る側として気をつけたいこと。
伝えたいことを、子供自身は理解しているのか?
一番まずいパターン
「やっちゃいけないこと、そして、その理由」を、先に大人が全部言ってしまうこと。そして、大人だけがすっきりしちゃうこと。
このパターンに入ると、何度も子供は同じことをしてしまいます。
ルールを破る → ワーッと叱って、大人がすっきり → 子供は、聞き流して、何も理解しない → ルールを破る → この前も言ったでしょ!! → 子供は、聞き流して、(うるせーなー)だけ残る → ルールを破る
負のスパイラル…延々と続く。
どうしたら、いいのか?
子供自身が、「なぜ叱られているのか?」を考えて、その答えを出す。大人は、その答えをじっと待つ。時々、引き出す。
文章にすると簡単だけど、実はこれが難しいんです。
でも、これは、ピンチをチャンスととらえると、すこし楽になります。