叱ってるつもりが、自分の気持ちをすっきりさせるためだけになってる? | 低学年との信頼関係の作り方:学童保育支援員さとさん

低学年との信頼関係の作り方:学童保育支援員さとさん

学童保育18年ベテラン指導員さとさんが学童保育生活向上のためのスキル・テクニックを実践する中で確信している小学低学年の子どもとの信頼関係の作り方をお伝えします。

● 叱ってるつもりが、自分の気持ちをすっきりさせるためだけになってる?

こんにちは、高島です。

私は児童クラブ勤続15年。

ある職員花子さんから、こんな相談をされました

『太郎くんが、(あるルールを)守ってくれない』

花子・太郎は仮名です。

児童クラブには30人の子どもが生活をしています。なので、こんなこともよくあること。


ここで、ちょっと、視点を変えて私から話を切り出したんです。

それは、花子さんと太郎くんの問題かもしれませんね。

2人の間で、話を聞いてくれる関係になっているか…難しいことだけど。


職員花子さんは、太郎くんに叱った。

『○○したら、いけんでしょ!』

その後、理由も説明している。



このとき、叱る側として気をつけたいこと。

伝えたいことを、子供自身は理解しているのか?

一番まずいパターン

「やっちゃいけないこと、そして、その理由」を、先に大人が全部言ってしまうこと。そして、大人だけがすっきりしちゃうこと。


このパターンに入ると、何度も子供は同じことをしてしまいます。

ルールを破る → ワーッと叱って、大人がすっきり → 子供は、聞き流して、何も理解しない → ルールを破る → この前も言ったでしょ!! → 子供は、聞き流して、(うるせーなー)だけ残る → ルールを破る

負のスパイラル…延々と続く。


どうしたら、いいのか?

子供自身が、「なぜ叱られているのか?」を考えて、その答えを出す。大人は、その答えをじっと待つ。時々、引き出す。

文章にすると簡単だけど、実はこれが難しいんです。

でも、これは、ピンチをチャンスととらえると、すこし楽になります。

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