たとえばヒアルロン酸注射、と聞いてあなたは何を思い浮かべますか?
「膝が悪い人が打ってもらう、あれでしょ?」
これももちろん正解なのですが、整形外科で使うヒアルロン酸と美容皮膚科で使うヒアルロン酸は種類が違います。
整形外科では1-2週間に1回という頻度で打ちますが、主にたるみに使う美容皮膚科のヒアルロン酸は一度注射したら半年から一年もつのが一般的です。
(柔らかさなど種類によって差があります。)
整形外科のイメージが強く、顔にしょっちゅう注射をするのを怖がる方もいらっしゃいますが、大丈夫です。
ヒアルロン酸についてよくある誤解その2として、ヒアルロン酸は皮膚表面から真皮に入っていくわけではありません。
化粧品として塗ると真皮の成分にそのままなってくれると思っている方も多いですが、皮膚の構造上難しいです。
表皮と真皮の間にはバリアがありますからね。
【コラーゲン、ヒアルロン酸は真皮の成分です】
では何のために入っているかというと、角質層の保湿目的です。
(上の図でいくと表皮の一番上、黄色の長方形が集まっているところが角質層です。)
ヒアルロン酸は水を集める働きがあるんですね。
化粧品は角質層の保湿を目的として作られますが、製品パンフレットの図や言い回しが紛らわしく誤解を生む原因になっています。
ちなみにヒアルロン酸配合ドリンクも肌のヒアルロン酸に直結するわけではないので、あくまでもタンパク質を摂取しているに過ぎないとご理解下さいねー。
(腸でアミノ酸に分解されます。)
今日は、今まで患者様やお友達に聞かれた疑問にお答えしてみましたが、あなたの誤解は解けましたか?^^
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敏感肌で化粧品選びに悩んだ皮膚科専門医である私が、
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