昨日の毛穴の黒ずみに続いて、毛穴が目立つというお話です。
毛穴が目立つから引き締めたい、という方は多いですよね。
毛穴が目立つのは、黒ずみ以外にもいろいろあって、
たるみによって毛穴が楕円形に見える、というのもあります。
これは、たるみの治療の範疇に入ってくるので今日は割愛します。
毛穴の引き締めのためのスキンケア習慣で、気を付けたいことについて書きますね。
収れん化粧水、聞いたことがありますか?
収れんとは、引き締めるという意味ですね。
毛穴を引き締めるといわれる化粧品、いろいろな成分が入っていることがありますが、
代表的なのはアルコール(エタノール)でしょうか。
さっぱり感が得られて、脂肌の方には好まれたりします。
しかし、アルコール綿=脱脂綿と言われているように、
皮脂を取り去る力が強いので、皮膚の乾燥を招いたり、刺激が強かったり。
病院で注射をする時の消毒に使われることからもわかるように、
アルコールには殺菌作用もあるので、
皮膚の善玉菌が死んでしまって菌のバランスが崩れることも。
皮膚にも腸と同じように、善玉菌と悪玉菌がいるんですね。
菌のバランスが崩れることから、赤ら顔に繋がることもあります。
そして、こういった化粧水を毛穴に入れようとコットンでパタパタ叩く方が多いので、
毛穴も皮膚の一部なので、皮脂が取られ過ぎると余計に皮脂を出そうとして、
更に毛穴が広がって目立つことにも繋がります。
また、アルコールには、化粧品の成分を浸透させる役割もありますが、
美意識の高い方の洗顔法というテーマで取材を受けていた方が、
冷水で顔を洗い、その後氷水に長時間顔をつけているシーンがありました。
これも、赤ら顔を招くので、おススメしません。
寒さから毛穴が引き締まるのは、一時的です。
室温に戻ったら、また毛穴は元に戻ります。
冬の寒い日に、ほっぺが真っ赤になった子どもたちを見かけますが、
寒いと、血管が拡張するからなんですね。
あの赤ら顔は一時的ですが、
毎日氷水に長時間顔をつけていたら…
普通にぬるま湯で顔を洗えば十分です。
美容法には様々なものがありますが、
残念ながら医学的にはおススメできないものも多々ありますので、
ご注意くださいね。