肌のためにはビタミンCだけでなく、鉄分・たんぱく質・ビタミンBが必要で、
(記事の中にもリンクを貼っていますので、長いですがいろいろご覧になってみてくださいね)
赤みのお肉、特に牛肉となれば、ステーキとして食べることが多いと思います。
今日は、美味しいステーキと肌の黄ぐすみにまつわるお話です。
ステーキの焼き方、いろいろありますが、
フライパンを熱してからお肉を入れてジューっと焼くと焦げ目がついて美味しいですよね。
お肉の表面の細胞が壊され、糖とアミノ酸が結びついて茶色く色づきます。
これが、メイラード反応です。
実は、この反応、生体内でも起こっているんですね。
代表的なのがコラーゲン線維の糖化(糖と結びつく)です。
コラーゲンは真皮にあって、皮膚の弾力を保ちます↓
コラーゲンには、グリシンというアミノ酸が豊富(構造の3分の1を占める)で、
このグリシンが糖と結びつきやすいのです。
そして、糖化したコラーゲン線維は変色します。
これが、肌が黄色くくすんでみえる(黄ぐすみ)の原因の1つと言われています。
あ、「くすみ」って、メラニンの茶色だけが原因ではないんですよ。
焦げ目のついたステーキは美味しいですが、コラーゲンが糖化するのは避けたいですよね。
糖化を防ぐためには、急激な血糖上昇を抑えなければなりません。
それには、食べる順番が大切です。
ダイエットに詳しい方なら、ご存じですよね。
糖質の多いもの(ご飯など)は最後に少なめに食べるといい、と言われています。
「ベジファースト」って言葉もありますよね。
野菜→お味噌汁などの汁物→お肉やお魚のメインのおかず→ご飯
という食事法です。
お肉やお魚を先に食べましょう!というドクターもいらっしゃるので、
この辺りは分かれるところなのですが、1つ注意点を。
「ベジファースト」の落とし穴。
それは、煮物から食べてしまうことです。
煮物は砂糖やみりんがたくさんで、糖質が多いおかずです。
特に肉じゃがは、じゃがいもの糖質も入りますよね。
いろいろな意見がありますが、ざっくり捉えると、
「ベジファースト」のベジは、生野菜や塩コショウの味付けのものがベターです。
「ばっかり食い」も飽きるので、
肉魚(卵)と野菜を交互に食べるのもおススメです。
肉じゃがは糖質の多い根菜類がメインなのと味付けの面から、
最後の方に持ってきた方がいいですね。
ここからは余談なのですが…肉じゃがって主菜?副菜?どっちなのでしょう?
夫によると、肉じゃがはメインのおかずではないそうなんです。
え?メインじゃない?
私は、牛肉をたくさん入れて、主菜にするものだと思っていたんですが…
料理教室でも、最初のレッスンは肉じゃがでしたし
でも、食べる順番を意識するようになった今、
肉じゃがを主菜にすると、お肉だけ選んで食べるという
子どもみたいな食べ方をしなければなりませんね
肉じゃがはアメリカに来てからほとんど作っていなかったのですが、
やっぱり、副菜に一票か…
ちなみに、Yahoo!知恵袋でも副菜派の方が多かったです。
主菜派がゼロでなかったのが救いです(笑)