60年代洋楽を時系列に振り返るコーナー37回目です。
今回は1968年2月分になります。
この期間の全米ビルボード・チャートTOP40で最も上位にのぼりつめた曲の中から、私の好みの度合いで5つ星評価し、4つ星以上を推しの曲としてピックアップします
4つ星と5つ星のあいだの微妙な加点はで表現しています。
3位 Spooky - Classics IV
アメリカのソフト・ロック系グループ、クラシックス・フォーの初ヒット。
元々ジャズのインスト・ナンバーに歌詞をつけたようですが、確かにジャジーな雰囲気がお洒落でカッコいい!ムードがいいなあ~。タイトルの「Spooky」というのは「不気味な」という意味で、自分を翻弄するミステリアスな女性のことを歌ってます。
ちなみにギタリストでこの曲のライターでもあるメンバーのジェイムス・コブという方は、後にアトランタ・リズム・セクションを結成し、この曲をカバーして再ヒットさせています。(1979年17位)
4位 I Wish It Would Rain - The Temptations
テンプテーションズ6曲目のTOP10ヒット。
デヴィッド・ラフィンがリードをとるマイルドなバラード。曲こそマイルドですが歌はパワフルですね~。実にソウルフルなボーカルが堪能できます。曲の内容はフラれた男の悲痛な心情で、涙が出ちゃうから雨が降ればいいのになあ~という内容です
14位 We're A Winner - The Impressions
カーティス・メイフィールド率いるインプレッションズの代表曲のひとつ。R&BチャートではNO1になってます。
タイトルから連想できるように人種差別に対抗するメッセージ・ソングです。メッセージも力強いですが、演奏も力強くグルーヴィーでファンク的。カッコいいです。歌の中に「Move on up」というフレーズが印象的に出てきますが、後にカーティスがソロで発表しためちゃくちゃカッコいい曲「Move on up」の伏線になってますね
19位 Darlin' - The Beach Boys
アルバム『ワイルド・ハニー』からのシングル・ヒット。
大好きだな~、この曲。彼ららしい爽やかでキャッチーな曲なので、もっとヒットしててもおかしくないと思いますが、アメリカではこの頃から人気が下降気味。この時期にも、いい作品を残しているだけに残念です。リードを取るのはカール・ウィルソン。とってもいい声してますね♪山下達郎氏もカバーしております。
というわけで、今回はここまで。
皆さんのお気に入りの曲はありましたでしょうか