60年代洋楽を時系列に振り返るコーナー34回目です。
今回は1967年10月分になります。
この期間の全米ビルボード・チャートTOP40で最も上位にのぼりつめた曲の中から、私の好みの度合いで5つ星評価し、4つ星以上を推しの曲としてピックアップします
4つ星と5つ星のあいだの微妙な加点はで表現しています。
2位 Never My Love - The Association
西海岸出身のソフト・ロック・グループ、アソシエイションの4曲目のTOP10ヒット。
3曲目のNO1に一歩届かずでしたが、充分に大ヒットですね。当時の人気ぶりが伺えます。このグループらしいソフトでマイルドなミディアム・バラード。ハーモニーがとても美しくて癒されます。ソフト・ロックの名曲だと思います
4位 How Can I Be Sure - The Young Rascals
先に全米NO1となった「Groovin'」が入ったアルバムから3曲目のTOP10ヒット。当時としては凄いことじゃないかな。邦題「高鳴る心」
ワルツのようなリズムとトラッドな楽器を使っていて、すごくセンスを感じる曲。実に洒落てます。フロントマンのフェリックス・キャバリエが、この曲を作るにあたってビートルズを意識したと語ってますが、そのことがよく分かります。
6位 (Your Love Keeps Lifting Me) Higher And Higher - Jackie Wilson
50年代から活躍するR&Bシンガー、ジャッキー・ウィルソンの代表曲。
アップテンポのノリノリのダンス・ナンバーで、ハードな歌いっぷりもイイですね~。60年代ノーザン・ソウルの魅力がたっぷり詰まった曲だと思います!1977年にはリタ・クーリッジがカバーして全米2位になってますが、雰囲気は、もはや別の曲ですね。やっぱオリジナルでしょう!
9位 Gimme Little Sign - Brenton Wood
アメリカのR&Bシンガー、ブレントン・ウッドのほぼ一発ヒット。(もう1曲34位のヒットあり)
コテコテのソウルとはちょっと肌触りが異なる、ポップで洗練されたR&Bナンバーといった感じ。ファルセットを織り交ぜながら軽やかに歌うスタイルが魅力ですね。結構クセになります。途中の電子オルガンも味があっていい
12位 People Are Strange - The Doors
2ndアルバム「まぼろしの世界」からのシングル・ヒット。
日本ではこの曲がアルバムのタイトル・ソングになってます。ロビー・クリーガーのギターは泥臭くブルージー、レイ・マンザレクのキーボードはジャジーな雰囲気を醸し出してますね。そしてやるせない哀愁ただようジム・モリソンのボーカル。このバンドにしか出せない唯一無二な雰囲気があります。気だるいんだけど、とても気品に満ちた曲だと思います。
23位 Let Love Come Between Us - James & Bobby Purify
前年にデビュー曲「I'm Your Puppet」が全米6位と大ヒットしたジェイムス&ボビー・ピューリファイの2番目にヒットした曲。甘いミディアムな「I'm Your Puppet」に比べると、こちらはアップ・テンポでポップな楽しいナンバー。ちょっとモータウン風かも。
33位 Memphis Soul Stew - King Curtis
サックス・プレイヤー、キング・カーティスのファンキーでダンサブルなナンバー。
カッコいいですね~、この曲。アーチー・ベル&ザ・ドレルズの「Tighten Up」はこれにインスパイアされたんじゃないか!?なんて思ったりして。有名な1971年のFillmore Westのライヴ・バージョンもめっちゃクールです!!
というわけで、今回はここまで。
皆さんのお気に入りの曲はありましたでしょうか