90年代洋楽を時系列に振り返るコーナー5回目です。
今回は1990年5月分になります。
この期間の全米ビルボード・チャートTOP40で最も上位にのぼりつめた曲の中から、私の好みの度合いで5つ星評価し、4つ星以上を推しの曲としてピックアップします
4つ星と5つ星のあいだの微妙な加点はで表現しています。
振り返りなので、メジャーなTOP3ヒットは推し以外の曲にもコメントします。
中にはネガティブなコメントもあるかもしれませんが、あくまでも個人的な感想なのでご了承くださいませm(_ _ )m
1位 Vogue - Madonna
マドンナの通算8曲目の全米NO1。3週1位をキープしました。
何と言っても、MVでの「ヴォーギング」と呼ばれるダンスが刺激的でしたね~。すごくカッコ良かった!曲自体も当時流行りのハウス・ミュージックを取り入れたもので、もちろんカッコいい。90年代に入っても時代の変化の波を軽く乗りこなしていくアーティスト・パワーが感じられます
2位 All I Wanna Do Is Make Love To You - Heart
80年代後半に全米NO1含むヒットを連発したハート最後のTOP10ヒット。
元々硬派なロック・バンドだっただけに、ヒット連発の時期は日和った曲で食いつないでるなどと揶揄する旧ファンもいたようですが、この曲もまあ、そういう流れにありますね。ロックというよりはAOR系のミディアム・ナンバー。別にこだわらないで聴けば、普通に良い曲だと思いますけどね。ここでのアン・ウィルソンのボーカルはとても魅力的なもの。余談だけどJ-Walkの「何も言えなくて、夏」にちょっとだけ似てる気がする
9位 What It Takes - Aerosmith
アルバム「PUMP!」からの3rdシングル。
エアロ節のアーシーなバラードで、後の「Crazy」や「Cryin'」に通じる感じがしますね。味わい深いバラードですが、渋すぎず、このバンドらしい粗削りなR&Rスタイルを残しているのがポイント。スティーヴン・タイラーってクセすごいけど、歌上手いんだな~、なんて改めて感じる一曲。
10位 This Old Heart Of Mine (1989 Version) - Rod Stewart (with Ronald Isley)
オリジナルはアイズレー・ブラザーズですが、ロッドはこの前にも一度、「Atlantic Crossing」(1975年)の中でカバーしてます。どういう経緯か、1989年にオリジナル本人のロナルド・アイズレーとのデュエットが実現し、再録バージョンがビッグ・ヒットに。
元々爽やかな曲ですが、このバージョンも実に爽やかで軽いポップな仕上がり。何と言っても聴きどころはボーカルで、二人が楽しんで歌っているムードが伝わってきて、すごく良い雰囲気です。
というわけで、今回はここまで。
エイティーズ・ファンのみなさんの推しは何でしょうか!?