1967年9月 全米ヒット Van Morrison, Donovan他 | The 80's Hit U.S.A.

The 80's Hit U.S.A.

愛して止まない80年代洋楽ヒット(アメリカ・ビルボードTOP40)の名曲を取り上げて行きたいと思います。70年代や90年代もやります。

60年代洋楽を時系列に振り返るコーナー33回目です。

 

今回は1967年9月分になります。

 

この期間の全米ビルボード・チャートTOP40で最も上位にのぼりつめた曲の中から、私の好みの度合いで5つ星評価し、4つ星以上を推しの曲としてピックアップしますニコニコ

 

4つ星と5つ星のあいだの微妙な加点はスターで表現しています。

 

 

  1位 The Letter - The Box Tops 星星星星

アレックス・チルトン率いるボックス・トップスのデビュー曲で最大のヒット。4週1位をキープしました。

ポップな曲ですが、ダミ声でソウルフルな味があります。1970年にはジョー・コッカーの濃厚なカバーがTOP10ヒットになってます。ボーカルのアレックス・チルトンは、ボックス・トップス解散後にビッグ・スターというパワー・ポップ系バンドを結成しますが、全く売れてないけどカルト的な人気がありますよね。私も持ってますが「O My Soul」とか、めっちゃカッコいいな~。

 

 

  4位 Baby I Love You - Aretha Franklin 星星星星

アレサ・フランクリン通算3曲目のTOP10ヒット。

アーシーなソウル・ナンバーで、聴けば聴くほどクセになるスルメ・ナンバーだと思います。渋めの曲ではありますが、アメリカ南部の独特のファンキーな演奏にのせて伸び伸びと歌うパフォーマンスが、これぞソウル!といった感じで類稀なシンガーとしての魅力が詰まっていると思います照れ

 

 

  6位 You're My Everything - The Temptations 星星星星

テンプテーションズ、通算5曲目のTOP10ヒット。

この曲はエディ・ケンドリックスがリード・ボーカルで、透明感のあるハイ・トーンな声が、ゆったりとしたテンポの曲調によく合っていると思います。途中デヴィッド・ラフィンとの掛け合いのところもイイなあ~。

 

 

  6位 Apples, Peaches, Pampkin Pie - Jay & The Techniques 星星星星

アメリカのポップ・バンド、ジェイ&ザ・テクニークスのデビュー曲。邦題「アップル・パイは恋の味」
曲はこの時代っぽいキラキラなサンシャイン・ポップですが、白人黒人混成グループだけに、演奏にR&B的なグルーヴ感があってボーカルもソウルフル。この黒さがこの曲をさらに1段魅力的なものに引き上げてると思います。ポップで楽しい♪

 

 

  10位 Brown Eyed Girl - Van Morrison 星星星星スター

アイルランドのロック・バンド、ゼムのフロント・マン、ヴァン・モリソンのソロ初ヒットで最大のヒット。

渋いイメージのヴァン・モリソンですが、この曲は彼の中でもかなりポップな感じがします。ちょっとアーシーでリラックスした雰囲気は、後のアルバム「ストリート・クワイア」なんかに入っててもおかしくない感じかな。やはり、ソウルフルな歌声が魅力的ですよね。

 

 

  11位 There Is A Mountain - Donovan 星星星星スター

イギリスのフォーク・シンガー、ドノヴァン5曲目のTOP40ヒット。邦題「霧のマウンテン」

ポップでテンポのよい曲ですが、フルートやコンガの音にサイケデリック感がプンプン漂います。ちょっとラテン・ジャズ風でもあるのかな。それにしても、このフルートのリフがクセになるんだよな~。このサウンドは後のT・REXに影響を与えていると思うな。

 

 

  20位 (I Wanna) Testify - The Parliaments 星星星星

ジョージ・クリントン率いるドゥーワップ・グループの唯一のヒット。

ジョージ・クリントンと言えば、そう、あのPファンクの大御所です。後のPファンク、パーラメントやファンカデリックの前身にあたるグループなんです。あの奇想天外なファンク・バンドの前身がドゥーワップ・グループというのが興味深いですね~。

曲の方はファンクっぽいスタイルに移行したテンプテーションズみたいな感じ。ダンサブルだけど、ちょっと重たい感じ。演奏もファンキーでカッコいいです。後にパーラメントとして再演していますが、ネットリした黒さで、また違ったカッコ良さがあります。

 

  30位 Knock On Wood - Otis & Carla 星星星星

オーティス・レディングがカーラ・トーマスと組んで出したデュエット・アルバム『King & Queen』からのヒット。

オリジナルはエディ・フロイドが前年にヒットさせたもので、この2人とはレーベル・メイト。エディ・フロイドのバージョンに比べると、よりアップ・テンポで溌溂とした感じが楽しい。いいコンビですねニコニコ

 

 

というわけで、今回はここまで。

皆さんのお気に入りの曲はありましたでしょうかニコ