す80年代洋楽を時系列に振り返るコーナー39回目です。
今回は1981年9月1週目分になります。
この期間の全米ビルボード・チャートTOP40で最も上位にのぼりつめた曲の中から、私の好みの度合いで5つ星評価し、4つ星以上を推しの曲としてピックアップします
4つ星と5つ星のあいだの微妙な加点はで表現しています。
振り返りなので、メジャーなTOP10ヒットは推し以外の曲にもコメントします。
中にはネガティブなコメントもあるかもしれませんが、あくまでも個人的な感想なのでご了承くださいませm(_ _ )m
3位 Stop Draggin' My Heart Around - Stevie Nicks with Tom Petty & The Heartbreakers
スティーヴィー・ニックスのソロ・アルバム「Bella Donna」からの1stシングル。邦題「嘆きの天使」
元々はトム・ペティとマイク・キャンベルが自分たち用に作った曲ということで、雰囲気は完全にトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズですね。ヘヴィなロック・ナンバーでカッコいいですね~。ストーンズの「悪魔を憐れむ歌」じゃないけど、フーフーいうコーラスがポイントで、この曲の存在感を際立たせていると思います。デュエットしている2人の息も合ってますね♪
4位 Urgent - Foreigner
アルバム「4」からのファースト・シングル。
ハードで押す感じではなく、ちょっとニュー・ウェーヴっぽいグルーヴィーなR&Rですね。シンセにトーマス・ドルビーが参加しています。ルー・グラムの歌も実にソウルフルで良いんですが、もうひとつの主役と言えそうなほど印象的な間奏のサックスは、なんとジュニア・ウォーカーがやってます!カッコいいなあ~。
5位 (There's) No Gettin' Over Me - Ronnie Milsap
アメリカのカントリー系シンガー、ロニー・ミルサップのポップ・チャート最大のヒット。
ポップな曲で親しみやすい感じ。時代柄AOR的な雰囲気もあって、ちょっとイーグルス風かも。悪くないけど、まあ普通かな。
8位 Lady (You Bring Me Up) - Commodores
ライオネル・リッチー在籍最後のアルバムとなる『In the Pocket』からのシングル・ヒット。
バラード系のヒットが続いたので、久々のダンス・ナンバーでのヒットになりました。この時期では、Kool & The Gangの「Get Down On It」にも匹敵するキャッチーなディスコ・ナンバーですね♪
13位 Cool Love - Pablo Cruise
1976年のヒット「Whatcha Gonna Do?」で知られるアメリカ西海岸のロック・バンド、パブロ・クルーズ最後のTOP40ヒット。
爽やかでスタイリッシュな曲が多くAORファンにも人気のバンドですが、この曲も洗練されたミディアムなバラードでAORファンにウケが良さそう。これもちょっとイーグルスっぽい感じがあるかな。スライド・ギターなんか特に。海岸でサンセットを見ながら聴いたら気分が良さそう
15位 The Breakup Song (They Don't Write 'Em) - Greg Kihn Band
アメリカのロック・バンド、グレッグ・キーン・バンドの初ヒット。
ちょっとロカビリーっぽい雰囲気もあるポップなロック・ナンバー。曲自体はカッコいいのに、ア~アアアアア~ンの歌い方が妙にB級感を醸し出しています。まあ、そんなところも含めて愛すべき曲
16位 Really Wanna Know You - Gary Wright
1976年に「Dream Weaver」と「Love Is Alive」を共に全米2位と大ヒットさせたゲイリー・ライトですが、その後ヒットに恵まれず、この曲で久しぶりにチャートに帰ってきました。ポップな曲でAOR的でもあるかな。キーボディストだけあって、キーボードのふんわりとした幻想的な雰囲気がステキで、とても奥行のある曲になっていると思います。
21位 That Old Song - Ray Parker Jr.
大ヒットした「Woman Needs Love」と同アルバムからの2ndシングル・ヒット。
こんなの他にもなかったっけ?と思うくらいレイ・パーカーJr.節のお得意ミディアム・バラード。やっぱり、マイルドでちょっぴり切ないミディアムをやらせたら、この人は無敵ですな。安定感のある好ナンバーです。最後の方に出てくるコーラスがキラキラしててステキ♪
39位 Nicole - Point Blank
アメリカのロック・バンド、ポイント・ブランクの一発ヒット。
デビューは1976年で元々はサザン・ロック系のバンドだったようです。この曲もサザン・ロックっぽいヘヴィーでアーシーな雰囲気が漂ってますよね。サビなんかはポップだけど、全体的に演奏が引き締まっていてカッコいい!
というわけで、今回はここまで。
エイティーズ・ファンのみなさんの推しは何でしょうか!?