1967年7月 全米ヒット The Doors, Frankie Valli他 | The 80's Hit U.S.A.

The 80's Hit U.S.A.

愛して止まない80年代洋楽ヒット(アメリカ・ビルボードTOP40)の名曲を取り上げて行きたいと思います。70年代や90年代もやります。

60年代洋楽を時系列に振り返るコーナー31回目です。

 

今回は1967年7月分になります。

 

この期間の全米ビルボード・チャートTOP40で最も上位にのぼりつめた曲の中から、私の好みの度合いで5つ星評価し、4つ星以上を推しの曲としてピックアップしますニコニコ

 

4つ星と5つ星のあいだの微妙な加点はスターで表現しています。

 

 

  1位 Windy - The Association 星星星星

アメリカ西海岸出身のソフトロック・バンド、アソシエイション2曲目の全米NO1ヒット。4週1位をキープしました。

ポップで爽やかな曲ですね~。ハーモニーが美しいママス&パパス風のサンシャイン・ポップです♪楽しくて開放的な雰囲気が大好きニコニコ

 

 

  1位 Light My Fire - The Doors 星星星星星

ドアーズのデビュー曲で超名曲。邦題「ハートに火をつけて」3週1位をキープしました。

この曲のキモは、ブルージーでテンション高いプログレッシブな演奏でしょう。歌入りのパートこそポップですが、間奏は全体的に張り詰めた緊張感、スリリングでテンション高いプレイに吸い込まれます。最後にまた歌入りのポップなパートに戻るとなんとも言えない解放感があるんだよな~。

 

 

  2位 Can't Take My Eyes Off You - Frankie Valli 星星星星星

フォー・シーズンズのフロント・マン、フランキー・ヴァリのソロ・ヒット。邦題「君の瞳に恋してる」

日本ではボーイズ・タウン・ギャングのバージョンの方が有名かもしれませんが、こちらがオリジナル。トレード・マークのファルセットを使わず、大人っぽく歌い上げてます。それにしても名曲。サビ前のフレーズからサビの「I Love You Baby~!」ここがね~。わかっちゃいるけど、いつもゾクゾクしちゃうんだよな~。

 

 

  2位 I Was Made To Love Her - Stevie Wonder 星星星星スター

スティーヴィー・ワンダー、3曲目のTOP3ヒット。邦題「愛するあの娘に」

ファンキーで歌も結構激しいんですが、それでいてマイルド。スタイリッシュでクールな感じも。いかにもスティーヴィーらしい曲だと思います。カッコいい。イントロのハーモニカーの入り方も実にイイ!

 

 

  5位 A Whiter Shade Of Pale - Procol Harum 星星星星星

イギリスのロック・バンド、プロコル・ハルムのデビュー曲。邦題「青い影」

クラシックは全然無知なのですが、バッハの「G線上のアリア」という曲がモチーフになってるようです。またパーシー・スレッジの「男が女を愛する時」の影響もあるという説もあります。確かに言われてみればという感じ。それにしても名曲。オルガンの荘厳な雰囲気とソウルフルな歌の存在感が圧倒的。ユーミンの「ひこうき雲」も影響を受けてますよね。空耳「空きっ腹、パン、団子」も傑作(笑)

 

 

  7位 Up - Up And Away - The 5th Dimension 星星星星スター

フィフス・ディメンション初のTOP10シングル。邦題「ビートでジャンプ」

実にポップで爽やか。そしてスタイリッシュ。コーラス・ワークの素晴らしさはもちろん、ストリングスやホーンが高揚感を盛り上げます。いかにもサンシャイン・ポップという呼び名が相応しい!

 

 

  8位 Let's Live For Today - The Grass Roots 星星星星

アメリカのロック・バンド、グラス・ルーツの初TOP10シングル。邦題「今日を生きよう」
イントロこそシタールで始まる、ちょっと怪しげな雰囲気ですが、この曲はサビのフックが凄いですね~。一回聴いたら忘れないほどのキャッチーさ。サビちょい手前の1,2,3,4のカウントがまたいい。これやられたら、歌わずにはいられないですニコニコ

 

 

 

  8位 White Rabbit - Jefferson Airplaine 星星星星

ジェファーソン・エアプレイン、2曲目のTOP10ヒット。

先にヒットした「Somebody to Love」と同じアルバム「シュールリアリスティック・ピロー」からのシングルで、これも代表曲のひとつですね。ライター&ボーカルはグレイス・スリック。怪しい雰囲気で、ちょっとフラメンコ的な要素もあるかな?とにかくアク強めのグレイス・スリックの存在感が凄い。曲の内容は『不思議の国のアリス』がモチーフになっているようですが、暗にドラッグのことも込められているようです。まあ西海岸ですし、そういう時代ですよね。

 

 

  9位 C'mon Marianne - The 4 Seasons 星星星星

フォー・シーズンズの60年代では最後のTOP10ヒット。この辺りからロック勢の勢いが凄くて、人気がちょっと下降線に入っていきますが、この曲はカッコいいと思うな~。歌やハーモニーはそのままにロックのビートを取り入れていますが、パワー・ポップみたいな感じがいいなあ。後のホール&オーツなんかが、やってみせたロックン・ソウルな感じがするのよね。

ちなみにドアーズの1968年のヒット「タッチ・ミー」でよく似たリフが使われてます。

 

 

  19位 Ain't No Mountain High Enough - Marvin Gaye & Tammi Terrell 星星星星星

アシュフォード&シンプソンが書いた名曲で、後にダイアナ・ロスがカバーして全米NO1にするけど、断然この2人のバージョンが好きラブ

ダイアナのバージョンはゴージャスなバラードでしたが、こちらは楽しいポップ仕立て。マーヴィンとタミー・テレルの息の合ったコンビネーションが、ほんとに素晴らしい!マーヴィンが良きパートナーを迎え、凄くイキイキしてるのが歌から伝わってきます。ちなみにタミー・テレルは、このコンビでの活動中に病に倒れ、数年後に亡くなってしまいます。切ないショボーン

 

 

  23位 More Love - Smokey Robinson & The Miracles 星星星星スター

1980年のキム・カーンズのヒットでも知られる曲ですが、こちらがオリジナル。

キム・カーンズのバージョンはハスキー・ボイスでロックっぽい感じでしたが、こちらはまるで対極な繊細で滑らかな歌声。どっちが好きかといったら、私としては断然オリジナル!とろけるようなスモーキー・ロビンソンの甘い声にメロメロです。

 

 

というわけで、今回はここまで。

皆さんのお気に入りの曲はありましたでしょうかニコ