60年代洋楽を時系列に振り返るコーナー17回目です。
今回は1966年5月分になります。
この期間の全米ビルボード・チャートTOP40で最も上位にのぼりつめた曲の中から、私の好みの度合いで5つ星評価し、4つ星以上を推しの曲としてピックアップします
4つ星と5つ星のあいだの微妙な加点はで表現しています。
1位 Monday, Monday - The Mamas & The Papas ![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
フォーク・ロック・グループ、ママス&パパス唯一の全米NO1。3週1位をキープしました。
先にヒットした代表曲「夢のカリフォルニア」に比べると、ずっと爽やかでマイルドなイメージ。フワッとした感じに、この時代の西海岸的なヒッピーとかサイケっぽい感じがちょっとありますね。歌詞の内容も訳を見たけど、なんかよく分からんフォークのグループなんで意味深なんでしょうけど。
1位 When A Man Loves A Woman - Percy Sledge ![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
![スター](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/672.png)
R&Bシンガー、パーシー・スレッジのデビュー曲にして代表曲。2週1位をキープしました。邦題「男が女を愛する時」
ソウルの代表的なナンバーですね。フェイム・スタジオ録音でサザン・ソウルのディープな味わい、哀愁漂う歌いっぷりが心にしみます1991年にはマイケル・ボルトンがカバーし、これもまたチャートの首位に。でも、こちらのオリジナルの方がやっぱりいいなあ。
2位 Rainy Day Women #12 & 35 - Bob Dylan ![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
傑作アルバム「ブロンド・オン・ブロンド」からのヒットでチャート・アクションでは「Like A Rolling Stone」に並ぶヒットになりました。邦題「雨の日の女」
ブラス・バンドをメインにしたサウンドが異色で、なんかサーカスでも始まりそうな感じ。でもベースにあるのはブルースですよね、きっと。アメリカ南部っぽいユルくて粘りのあるグルーヴがクセになりますこのディープな感じを、この時代に取り入れてるのは、かなり早いことでは!?
3位 Sloop John B - The Beach Boys ![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
名盤『ペット・サウンズ』からの2曲目のシングル・ヒット。
最初のシングル「Caroline, No」はステキな曲なんですが、ちょっと渋くて32位とチャート・アクションも伸びなかったんですが、この曲で大いに挽回しました。バハマの民謡をアレンジして作った曲とのことで、ブライアン・ウィルソンのプロデュース能力の評価を高めた曲でもあります。とてもポップで爽やかな曲で終始ブライアン・ウィルソン感に溢れているので完全にオリジナルだと疑いもしなかったけど、これはやっぱりコーラスやハーモニーがいかにユニークかってことでしょうね
4位 Kicks - Paul Revere & The Raiders ![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
![スター](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/672.png)
アメリカのロック・バンド、ポール・リヴィア&ザ・レイダース初のTOP10ヒット。
バーズを手掛けたテリー・メルチャー作で、元々はアニマルズ用に書かれた曲ですが断られたため、彼らに回ってきたとのこと。それにしてもカッコいい曲。適度にポップで歌い方もなかなか色っぽい。アニマルズではこうはならなかったでしょう。当時、ブライアン・ウィルソンもお気に入りの曲だったそうな。
11位 Shapes Of Things - The Yardbirds ![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
ヒットとは無縁のようで意外とヒット曲の多いヤードバーズですが、これで4曲目のTOP20ヒット。
ジェフ・ベックのフィードバック奏法もそうだけど、当時はこの轟音のようなサウンドをうるさく感じた人もいたんだろうな。エンディング間際の演奏の激しい展開なんかハード・ロック時代を先取りしていると思います。実にスリリングでカッコいい。
ちなみにベックは後に、ジェフ・ベック・グループの1stアルバムのオープニングでこの曲を再演しています。全然違う曲みたいですが、より一層カッコ良くなってます!
14位 Eight Miles High - The Byrds ![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
![星](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/089.png)
バーズの3作目のアルバム『霧の5次元』からのヒット。邦題「霧の8マイル」
このアルバムからサウンドが大きく変わりますよね。この曲もそのことを象徴するような曲。演奏がすごくスリリングで重厚感があります。特にギターが狂気じみてて、ちょっと不気味な感じにゾクゾクしちゃいます。サイケデリック時代の幕開けを象徴するような曲ですね
というわけで、今回はここまで。
皆さんのお気に入りの曲はありましたでしょうか