1981年5月 全米ヒット① Kim Carnes, Sheena Easton他 | The 80's Hit U.S.A.

The 80's Hit U.S.A.

愛して止まない80年代洋楽ヒット(アメリカ・ビルボードTOP40)の名曲を取り上げて行きたいと思います。70年代や90年代もやります。

80年代洋楽を時系列に振り返るコーナー32回目です。

 

今回は1981年5月1~3週目分になります。

 

この期間の全米ビルボード・チャートTOP40で最も上位にのぼりつめた曲の中から、私の好みの度合いで5つ星評価し、4つ星以上を推しの曲としてピックアップしますニコニコ

 

4つ星と5つ星のあいだの微妙な加点はスターで表現しています。


振り返りなので、メジャーなTOP10ヒットは推し以外の曲にもコメントします。

 

中にはネガティブなコメントもあるかもしれませんが、あくまでも個人的な感想なのでご了承くださいませm(_ _ )m

 

  1位 Morning Train (Nine To Five) - Sheena Easton 星星星星

シーナ・イーストンのアメリカでの初ヒットにして全米NO1。2週1位をキープしました。

イギリスでは「Modern Girl」の方が先にヒットしてるのですが、これは全くタイプの違った曲ですね。アメリカでこっちを先にリリースしたのは戦略的で狙った感じがします。アメリカン・ポップスの王道みたいな感じですからね。ポップで陽気な感じが実に楽しくて、これはやっぱり売れますよね照れ

ちなみに元々は「9 to 5」というタイトルでしたが、ちょっと前にドリー・パートンが同じタイトルの曲を全米NO1ヒットさせていて、混同を避けるためアメリカでは頭に「Morning Train」をつけたとのこと。 

 

 

  1位 Bette Davis Eyes - Kim Carnes 星星星星スター

ハスキーボイスがトレード・マークのカントリー系のシンガー、キム・カーンズが放った超特大ヒット。邦題「ベティ・デイビスの瞳」

5週間1位をキープした後「Stars on 45」に1週だけ首位を奪われますが、翌週には首位奪い返しさらに4週間1位をキープするという凄まじさ。曲の方も長期間首位をキープするだけあって中毒性がありますよね。まだ洋楽に深く入っていないときにこの曲聴いてロッド・ステュワートだと勘違いしてた頃がありましたが、今聴いてもロッドを意識してたんじゃないかと思っちゃう。

 

 

  2位 Just The Two Of Us - Grover Washington, Jr. (with Bill Withers) 星星星星スター

サックス・プレイヤー、グローヴァー・ワシントンJr.最大のヒット。というかポップ・チャートでは、この曲だけの一発屋。邦題「クリスタルの恋人たち」

歌ってる人じゃなくて、実は演奏者がメインというのはジャズ・フュージョン系ではあるあるのフォーマットですが、ここで歌ってるのは、ソロで全米NO1ヒットも放っている大物ビル・ウィザーズで、熱唱するタイプのシンガーではないけど、独特の存在感がありますよね。もちろん主役のサックスもカッコいい!なんとなくクリスタルな実に洗練された曲ですねてへぺろ

 

 

4位 Angel Of The Morning - Juice Newton
カントリー系の女性ミュージシャン、ジュース・ニュートンの初ヒット。邦題「夜明けの天使」

1968年にメリリー・ラッシュという女性シンガーがヒット(7位)させた曲のカバー。美しい系のバラードですが、まあ普通かな。

 

 

  10位 I Can't Stand It - Eric Clapton & His Band 星星星星

アルバム「アナザー・チケット」からのシングル。

この時代にしては、渋カッコいいブルージーなR&Rです!レイドバックしていた70年代後半からすると、ちょっと気合が入ってる感じがしますね~。久しぶりにトム・ダウドをプロデュースに迎えているのも影響していそうです。キーボードにはプロコル・ハルムのゲイリー・ブルッカーが参加しています。いい味出してますね。

 

 

  11位 Her Town Too - James Taylor & J.D.Souther 星星星星

西海岸のビッグなシンガー・ソング・ライター2人の共作・共演で、両名にとってこれが最後のTOP40ヒット。邦題「憶い出の町」
ライト&ソフトタッチの歌声の重なりはとても優しくマイルドですね~。特にJ.D.サウザーの透明感のある歌声のハモりにゾクゾクします。曲はちょっと哀愁なミディアム・バラードで日本人が好みそうな感じがしますね。どことなくイーグルスの「言いだせなくて」を連想したりします。

 

 

  18位 You Better You Bet - The Who 星星星星

ドラマーのキース・ムーンの死後、ケニー・ジョーンズ(元スモール・フェイシズ)を迎えてリリースしたアルバム『フェイス・ダンス』からのシングル・ヒット。

ニューウェーヴっぽい曲でポップだけど、このバンドっぽい力強さがあって好きだな。特にロジャー・ダルトリーのボーカルがパワフル!そのロジャー・ダルトリー本人もお気に入りの曲だったようですニコニコ

 

 

  24位 Love You Like I Never Loved Before - John O'Banion 星星星星

ヒットはこの曲だけの一発屋(日本では映画「里見八犬伝」の曲でも知られています)。邦題「僕のラヴ・ソング」

爽やかでマイルドなナンバーで典型的なAORポップスという感じ。声もいいしソウルフルな歌が魅力的です。

実は昔ミポリンが主演した映画「波の数だけ抱きしめて」が大好きなんですが、雨のときにこの曲を掛けるのが印象的で、雨でも湿っぽくしないのがステキ照れ


 

というわけで、今回はここまで。

エイティーズ・ファンのみなさんの推しは何でしょうか!?ニコ